武想少女隊ぶれいど☆ブライダーズ
ALICESOFT | WindowsXP/Vista/7/8 | 1024x768 |
8800円(税別) | 1Play15時間 | 属性:SRPG、ハーレム |
難易度:6 | 2014/10/24発売 | オススメ:☆☆☆ |
5人の俺嫁が異星人の脅威に立ち向かう!!
※記事初出時、ファイル指定が間違っており、別作品の画像が表示されていました。お詫びして訂正いたします。ご指摘していただいた方、ありがとうございます。
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突如現れた異星人の侵略攻撃に、存亡の危機に立たされた人類。しかし、日本の地中深くに戦時中より眠っていた火乃流星の覚醒により、からくも敵を撃退することに成功する。彼は空想の力を実体化できる究極の兵器・空想具現化装置のマスター(適合者)であり、想いの力を具現化して人智を超える力を手にすることができたのだ。奇跡的な勝利から1年後。異星人の再侵攻に備えて地球防衛軍が結成され、流星はその指揮官に任命される。更に組織は流星とともに戦う仲間として、具現化装置に適合資質を持つ5人の少女に召集令状を送りつける。わけもわからず呼び出された少女たちだったが、人々を守りたい。地球を守りたい一心で共に戦うことを決意。こうして地球防衛軍 特別部隊 “武想少女隊ぶれいど☆ブライダーズ” による地球防衛作戦が開始された!!
アリスソフトが手掛けるSRPG形式の新作戦略ゲーム。1話ごとに2ステージずつSLGステージが用意され、戦闘の合間にはヒロインイベントやキャラの強化、施設建設などのコマンドが実行できる。SLGとしての難易度は難し過ぎず、楽過ぎずといったほどよいバランスのもの。簡単に倒せる雑魚敵と膨大なHPを持つ異星人ボスが混在し、味方をうまく使いながら戦っていくことが求められる。全体的にサクサクと進められるので、テンポの良さによる好印象は感じられた。SRPG系のゲームというと難しくてとっつきにくいイメージもあるが、本作の場合は誰でも気軽に遊べることだろう。ゲームグラフィックも明るく見やすく、次々に出てくる異星人ボスの姿がユニークだったりする点も面白いた思えた一面。攻撃手段、武装システムが少し変わっており、必殺技以外はすべて回数のある使い捨て。1戦ごとに武装の補充やカスタイマズを行う必要がある点には注意しよう。強力な武器は雑魚には使わず温存するなど、バランスを考えながら戦っていくことが大事なのだ。
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ゲームシナリオは王道ハーレム展開まっしぐらといった感じ。真面目な堅物主人公がヒロインたちと次々に関係を持ってしまい、全員の責任を取る形で嫁宣言を出す。ゲーム開始から早々に結ばれ、ラブラブとなっていくので、戦闘間イベントでも数多くのHイベントが用意されていた。ゲームとして遊べるSRPG要素だけでなく、ヒロインとのラブラブH三昧のAVGパートも本作の大きな見所だろう。また、基本的には純愛系の内容なのだが、一部には凌辱色の強めなイベントも用意されていた。異星人による精神攻撃による淫夢や攫われたヒロインが洗脳を受けるといったような感じ。ちょっとしたヒロインピンチに近いものではあるが、純愛ハーレム作品でこういった展開がこっそり用意されていると、美味しいと感じる人もいることだろう。
一つ残念に感じたのが街の建設パート。ゲーム発売前の情報を読みながら、街を建設して防衛に役立てるという要素には個人的に大きな期待を持っていた。ベースとなる基地に防衛施設を建てたり、研究施設を建てて武装の開発・強化を進めたり…といったものを予想していた。だが、実際は1話ごとに決められた配置スペースに防衛施設、修理施設、収入施設などを建てるといったもの。しかも1話限定の建築で、毎回同じように施設を建てる必要がある。使い捨てともいえるこの仕様には、もう少し改良できなかったのかと思ってしまった。建築スペースも限られていたし、建築物の種類も少ない。もっといろいろカスタマイズできる、いじれる要素であれば、ゲーム全体の印象も良くなっていたと思う。
(by RYO)