薬と魔法のミーリエル
パルティア教団 | WindowsXP/Vista/7 | 640x480 |
1575円(税込) | 1Play1週間 | 属性:同人、RPG、エルフ、凌辱、売春 |
難易度:7 | 2013/5/24発売 | オススメ:☆☆☆ |
魔法使い見習いのエルフが人間界で卒業試験に挑むRPG
©パルティア教団
人間とエルフの対立が深刻化し、戦争直前の緊張状態のさなか、エルフ族の魔法使い見習いミーリエルは、多くの人間たちで賑わう交易都市エリアドールを訪れていた。ミーリエルは卒業試験の課題"5つの秘薬探し"をクリアするため、お金で買える物なら何でも揃うと言われている、交易都市エリアドールを活動拠点にしたのだが…。お目当ての秘薬をお店で発見したものの、手持ちのお金では全然足りない。このままモンスター退治をコツコツ続けるもよし、身体を売って効率よく稼ぐもよし。Hすると仲間になってくれる傭兵もいるので、ときには大胆な行動も必要になるかもしれない。これら試練を乗り越え、ミーリエルは一人前の魔法使いになれるだろうか?
本作は、RPGツクールで製作された作品だが、随所にこのゲームならではの工夫が施されており、かなり面白い作品に仕上がってるね! まず、特徴的なのが「衣装破れ」システム。ダメージを食らうと服が破けていき、全裸に近づくほど防御力が低下しそれに伴い回避率が上昇する。あえてノーガードで戦うのも有効で、なかなか面白いシステムだと思う。体感的に防御ガチガチの方が安定して戦える気がするけど、戦闘バランスをイージーにすると被ダメが半減するので、こっちのさくさくモードで遊ぶなら基本全裸の方がいいかもしれないね。ただ、ちょっと注文をつけるのなら、洞窟から全裸で街に帰ることができないため、逐一メニューから衣装修復魔法を唱えるのはちと面倒。オートで修理してくれても良いのでは?
©パルティア教団
あと、面倒といえば、パーティーを強制解散させられるシーンが頻繁にあり、その度に宿屋に戻って仲間集めするのは微妙な感じ。たしかに、ミーリエルが売春でお金を稼ぎにいくとき、後ろから仲間がゾロゾロついてくるのはシチュエーション的におかしいので強制解散する理由も分かる。でも、そこら辺のリアリティを追求しなくても、RPGなら許されると思うんだよね。RPGの世界では、勇者が他人の家に無断で入り込み、タンスの中身を勝手にもらっても罪に問われないんだし。
ちょっと話が逸れたけど、個人的に気になったのは衣装を手動で直すのと、パーティーの強制解散が頻繁にあり若干面倒ってことぐらい。その他の部分には大きな不満はないッス。時間や天候、地形効果を反映した戦闘はシンプルながらも面白いし、レベルアップ時に習得するスキルも多く、キャラを育てるのが楽しいのもイイ! 武器を合成するための素材集めも、個人的には大好きな要素。戦闘バランスもいいし、Hシーンのクオリティも高いと思う。これだけ完成度の高いRPGを1500円で遊べるなら、十分もとは取れるんじゃないかな? ただし、ヒロインの貞操を守りたい派の人は、ちょっと売春システムが許せないかもしれないのでご注意を。
(by イ・ヤン提督)