Magical Charming!
Lump of Sugar | WindowsXP/Vista/7/8 | 1280x720 |
9975円(税込) | 1Play7時間 | 属性:魔法、学園 |
難易度:8 | 2013/5/31発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
女のコ限定の魔法学園に男子が転入!?
©Lump of Sugar
限られた女性のみが扱える特殊な力・魔法。その力が悪用されぬよう、魔力を持つものは『ウィズレー魔法学院』にて厳正な教育を受けてきた。しかし、ここに例外が発生する。ごく普通の男子学生だったはずの主人公が魔力に目覚めてしまったのである。イレギュラーを制御するため、強制的に魔法学園へと転入させられた主人公。そこには監視役であるオリエッタ、幼い頃に別れた妹の諷歌などが待っていた。なぜ自分に魔法が使えるのか、その原因を探りつつ、新たな学園ライフに心躍らせる主人公。なんといってもこの学園での男子は自分一人なのである。ドキドキハーレム状態の中、彼の新生活が幕を開ける。
魔法使いを育成する学園を舞台に、笑いあり、バトルあり、恋愛ありの学園生活を描いた作品。カード選択式のヒロインたちとの掛け合いイベントが大きな見所となっています。日常の基本的な行動、学園マップの地名、魔法の種類といったものが300種を越える数のカードとして用意されており、それを自由に選ぶことでヒロインとのイベントが進展していくのです。このシステムはかなりユニークで、突拍子もないカードを選ぶといきなりゲームが終わってしまう(おまけEND的な)なんて展開も待っています。例えばヒロインイベントの序盤で「セックスする」を選ぶと「子作りEND」で終わってしまうといった具合で、面白かったですね。魔法を題材にした学園モノはわりとよく見るネタだと思いますが、本作は特にユニークな作品という印象を受けました。
©Lump of Sugar
カードを重視した内容であることから、これを集めることが一種の目的ともなっています。イベント中の選択分岐はもちろんのこと、様々なエンディングを達成することでカードは増えていく仕組み。カードデータはシステムデータとして登録され、最新のものが全データに適用されます。先にバッドエンドで関連カードを入手してから、分岐イベントで新たな展開を楽しむといった攻略も必要となってきます。特に最後に辿り着くことができる真ルートでは、精霊4種のカードなど各ヒロインルートで入手可能な様々なカードが必要となり、ゲーム全体をやり込まないと攻略できません。好感度で分岐していく従来のAVGとは違ったシステムですので、この辺りで少し難しく感じる人もいるかもしれないですね。特に真ルートの最後のカードバトルなどは難易度が高いです。
本作のHシーンはゲーム本編とは別モードとして用意されています。各ヒロイン攻略後にステディモードなるモードを遊ぶことが可能となり、それをプレイすることでヒロインたちとのエッチ満載の日々が楽しめる仕組みです。後日談的なシナリオを存分に堪能できるので、こちらも大きな見所でしょう。また、こちらのモードでもカード入手の場面がいくつもあり、その関連カードを使わなければ最後の真ルートが攻略できません。本編→ステディ→真ルートという流れで攻略するのが本作の手順となっています。
(by RYO)