やらせてっ！てぃーちゃー～学園旅行～

修学旅行で理子先生にプロポーズ!?

©TRYSET

学生生活最後の修学旅行に行くことになった主人公・石橋勇太は、1つの目標があった。それは、この旅行中に担任の岡本理子先生にプロポーズして、修学旅行を新婚旅行に変えてしまうということ。しかし、根っからのスケベな勇太は、周囲の女の子たちに手当たり次第に手を出していく始末。果たして、勇太は理子のハートを射止めることができるのか!?

2003年に初代作品が発売された『やらせてっ！てぃーちゃー』シリーズもこれで3作目。時系列でいえば『やらせてっ！てぃーちゃー』→『やらせてっ！てぃーちゃー ～学園旅行～』→『新やらせてっ！てぃーちゃー』という順番になるのかな。『新やらせてっ！てぃーちゃー』ではキャラクターが一新され、前作をプレイしていなくも問題はあまりなかったけど、今作は完全に初代作品の続編という位置づけ。前作をプレイしていないと内容が理解しにくくなっているので、注意したほうがいいだろう。

内容は相変わらずというか、スケベな主人公が女教師や同級生の女の子たちにセクハラまがいのイタズラをしていくというもの。ぶっちゃけてしまえば、たいしたストーリーがあるわけじゃないし、プレイヤーの意表を突くようなどんでん返しがあるわけでもない。主人公が学生でヒロインが女教師ということになっているわけだけど、インモラルなドロドロもない。とにかく、ナイナイ尽くしのゆる～い感じで物語は進んでいく。こう書いてしまうととんでもなくつまらないゲームみたいに見えてしまうけど、本作に関していえばこのゆる～い雰囲気がイイんだよね。なにも考えずに頭を空っぽにしてエロを楽しむのが、この作品の楽しみ方なんじゃないかと思う。それができる人にとっては面白いゲームだろうし、逆にストーリー性とかを求める人にとってはくだらない駄作ということになるんだろう。かなり好みがはっきり分かれてしまうタイプのゲームなんじゃないかな。

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エッチシーンについてはCGが差分抜きで75枚、イベント数が33用意されているので、まあ価格相応といったところか。ただし、内容的にはパンチラを見たり、風呂を覗いたりといった軽めのものが多め。もちろん本番シーンもあるんだけど、主人公が強引に迫り、理子がアワアワしているうちになし崩し的に……というパターンがほとんど。ここでもやっぱりゆる～いノリは健在。なので、ガッツリ濃厚なエロを見たいという人は、やや物足りなく感じるんじゃないかと思う。それから、友人を巻き込んでの3Pが多いのも特徴といえるかも。主人公は理子が好きだという割には、友人にもあっさりと理子とＨをさせてしまう。ここも好みが分かれてしまう点かも知れない。あまり深く考えず、「1対1のＨより、バックで突きながらフェラをさせるとかの方がエロいじゃん」くらいのノリで楽しむべきなんだろう。

旅館では浴衣を着ているはずなのにどう見てもバスローブにしか見えないとか、そのバスローブを着ているシーンなのに立ち絵は下着姿になっているとか、システムが古くさすぎるとか気になる点はいくつかあるけど、まずまず楽しめた作品かな。繰り返しになってしまうけど、頭を空っぽにしてなにも考えずにプレイするにはお手頃な作品かと。オススメ度は☆3つ。

（by Suno）