魔法少女はキスして変身る～相手が彼以外の人だなんて……～

彼氏のため他人に抱かれながら戦う魔法少女の運命とは？

©ルネ Team Bitters

主人公・霧谷健斗は、恋人で幼なじみの水上伊織とデート中、突然現れた怪物の触手に襲われ、腹部に致命傷を負ってしまう。大量の出血に伴い徐々に意識が薄れ、健斗が死を覚悟したとき 「今ならまだ間に合う」 という言葉と共にひとりの男が現れた。異世界から魔物を追いかけやって来た彼は、「伊織が魔法少女として怪物と戦ってくれるなら、彼の命も救える」 と共闘を提案している模様…。そして、伊織が承諾し男とキスすると、伊織は光に包まれ魔法少女に変身したのだ！　魔法少女の力を得た伊織は、その力で恋人健斗を救うこともできたが、同時にアイグルという化け物たちとの戦いに身を投じることになってしまう。しかも、彼女が変身するには、ラグジュリアスとのキスが必要不可欠で、消費したパワーを補充するにはラグジュリアスとセックスする必要まであったのだ。はたして、伊織は、正義のために恋人を裏切り続けることができるのだろうか？

本作は、変身ヒロインものではあるが、どちらかというと“寝取られ”の方に比重がある感じかな。敵に敗北したときの凌辱Ｈも描かれているが、イベントの比率としては変身するためのエネルギーを補充するプライベートＨの方が多め。で、寝取られゲーとしての評価なんだけど、やや中途半端な印象が残ったッス。というのも、伊織が変身するために必要なエネルギーは、主人公以外の男とＨするときのみ補充される設定で、伊織が魔力を使って命を与えた主人公とＨすると、逆に伊織のパワーが主人公に流れて逆効果という制約があるのねん。この「恋人同士なのにＨが出来ない」という設定は、寝取られゲーとしてはベスト！　ヒロインに指一本触れられないのに、彼女はズッコンバッコン犯されまくり。この屈辱感こそ寝取られゲーの神髄なのだが…。

©ルネ Team Bitters

じつは本作、主人公も伊織とＨしまくるのねん。伊織は主人公にベタ惚れで、弱体化すると分かっていても愛あるセックスに応じちゃうのねん。結果的に、主人公とＨしたため、オタクや不良たちの言いなりＨでパワー補充をさせられることになるので、シナリオ展開としては整合性がとれてて面白いのだが…。ヒロインと主人公がセックスする回数が多いと、彼女が寝取られるのを指をくわえてただ見ているだけの“無力感”が薄れちゃうんだよね。他人に恋人を抱かれた悔しさを、彼女を情熱的に抱くことである程度紛らわせられるからね。ただ、指一本触れられない彼女を寝取られるより、より関係性が深くなった彼女を抱かれる方が悔しいと感じる人もいると思うので、ここら辺は好みの問題かな？

好みの問題といえば、怪物に犯される凌辱Ｈが控えめなのもチョイ残念。モブキャラが怪物に犯されるイベントがちょくちょく描かれていたけど、そのCGを全部ヒロインに集中し、もう少しハードで濃密な凌辱Ｈを描いても良いのでは？　ストーリー的には寝取られメインの構成だけど、やっぱり変身ヒロインものは超エグイ敗北Ｈを見たいのが本音。怪物の種付け交尾＆出産という、ド定番のお約束Ｈをもっと増やしてくれたら最高だったんだけどね。というワケで、多少Ｈイベントのシチュエーションで好みが分かれる部分はあるけど、全体的には手堅くまとまってる良作。さすが、寝取られゲーを得意とするルネTeam bittersの作品だけありやす。恋人が他人に抱かれる姿を見て「ギギギギ…」と歯ぎしりしたい寝取られフェチに是非！

攻略

   使い方

分岐ポイントは割りと分かりやすいので、難易度は平均的だね。CG差分は回想モードから回収してもOKだ。

（by イ・ヤン提督）