GEARS of DRAGOON~迷宮のウロボロス~
ninetail | WindowsXP/Vista/7 | 960x720 |
9240円(税込) | 1Play15時間 | 属性:RPG、ファンタジー、戦うヒロイン |
難易度:7 | 2013/1/25発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
妹を救う為、竜秘玉を探し出せ!
強力な魔物が数多く徘徊する新大陸『エリシュオン』。危険極まりない場所にもかかわらず、資源が豊富なことからそれを求める人々が絶えず訪れている。中でも竜の力を制御し無尽蔵のエネルギーを生むという秘宝 “竜秘玉(カーバンクル)” が冒険者たちの間で最大の関心を集めていた。仲間たちと冒険者チーム・サクシードを組む主人公もまた竜秘玉を狙う一人。チームメンバーでもある妹のステラが難病を治すため、の秘宝を手に入れようというのである。しかし、この地では単にお宝が眠っているだけではなく、様々な陰謀の影が……。果たして彼らの冒険の先にはどんな結末が待っているのだろうか?
©ninetail
3Dダンジョン探索をしながらクエスト目的を果たしていくというオーソドックスなRPGスタイル。ダンジョン内には罠や隠し通路などがあるものの、地図にしっかりと記録されていく(隠し通路もうっすら見える)ので、探索で迷う心配はないので安心できます。ただ、その反面で戦闘の難易度が高め。曜日によって敵の強さが変わったり、ゲーム時間が経過することで汚染度が高くなり、敵のレベルが跳ね上がっていくシステムが取られているからです。属性関係なども大事で、単に通常攻撃を繰り返すだけでは到底勝ち進むことはできません。ちゃんとスキルを習得し、必殺スキルなどを駆使しながらでなければ雑魚敵に全滅することも珍しくないほどです。また、後半のボスなどは問答無用の即死攻撃などを繰り出してくるため、装備品に耐性をつけるといった対策も十分に講じる必要があります。クエストをポンポン進めてゲームクリアまで突っ走るのではなく、フリークエストなどでしっかりとレベル上げ、アイテム集めなどをしながらじっくり進めるタイプのRPGといえますね。時間をかけて迷宮探索に挑んでいくという前提で遊ぶのに適したゲームです。一応イージーモードで戦闘スキップもあるようでしたが、それではちょっと味気ない気がしますので、個人的にはオススメできません。
ストーリーは全7章構成で、4章でロウルートとカオスルートに分岐します。それぞれのルートで主人公の立ち位置が180度変わるため、まったく違ったストーリーが楽しめます。仲間になるヒロインもロウとカオスでは別々となり、ヒロインエンドも当然ルートごとに変化。両ルート合計ではかなりの数になっていました。冒険重視のRPGですのでHイベントについては少なめに感じましたが、メインヒロインには複数回Hが用意されており、極端に少ないわけではありません。フィリアやカウラのように1章からHが楽しめるキャラもいますので。内容についてはカオスルートの方が濃い目ではありますが、ロウルートでもメインヒロインがレイプされるHがあるなど、ハードなHを好む人にはなかなか美味しい展開が待っていると思いますよ。
©ninetail
RPGを純粋に好きな人に最適なゲームに感じます。特に楽しいのはアイテム、もとい装備品集め。同じ装備でも付与されている魔石の種類、強化値(+値)、さらにはスロット数でまったく価値の違うものとして評価されていきます。より+が多く、スロットの多い装備を求め、何度もフリーダンジョンに潜っていく……これはオンラインゲームでお宝探しに挑戦するような感覚で遊べました。こういったことが好きな人にはもってこいのRPGだと思いますね。ただ、ひとつ面倒だったのが、エンディング分岐選択肢の位置設定。最終クエストが始まる前にエンドヒロインを選ぶわけですが、そこから最後のクエストをクリアしないといけない点がちょっと手間に感じました。SLGならラスト戦闘だけで済みますが、本作の場合はダンジョン探索を行なう必要がありますので、エンディングにいくまで少し時間がかかります。エンド分岐した時点で最後のHシーンがあり、あとはクリアCGだけ、というならHだけみて満足ってこともできるんですが、クリア後のタイミングで最後のHイベントが来るヒロインも多かったもので…。ヒロイン数が多いだけにそこだけもうちょっと楽にサービスしてほしかったです。
(by RYO)