まかぱらっ！～あの世でめちゃモテ～

死後の世界・魔界はハーレムだった!?

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妹を助けるために事故に遭ってしまった主人公は、気がつくと見知らぬ学園にいた。そこはなんと魔界。主人公は伝説の魔神・淫魔王の魂を受け継いでいて、事故で死んだ後に魔界に転生してしまったのだ。しかも、魔界に無用の混乱を起こさないために、主人公はしばらくの間、女子校で生活することになり、生前は全く女のコに縁の無かった主人公は、ハーレム状態になってしまうが!?

主人公は淫魔王の生まれ変わりで、定期的に性欲を発散させないと本物の淫魔王になってしまい、魔界が大変なことになってしまう。そこで、女のコたちが主人公のＨのお相手をしてくれることに……というのが本作の基本的な物語の流れ。まあ、本作は基本的にヌキゲーだし、ヒロインたちが入れ替わり立ち替わりＨの相手をしてくれるという展開自体にに不満はない。だけど、全ヒロインのストーリーが全く同じというのはどうなんだろう？　本作には個別エンドが用意されているヒロインが5人いるわけだけど、この5人の個別ルートのストーリー、エンディングは全く同じ。しかも、そのストーリーは意外性の全く無い、至って平坦なものとなっている。ヌキゲーだからストーリーにはそれほど拘らないというのも1つの考え方だろうけど、拘らなさすぎにもほどがあるんじゃなかろうか。いくらヌキゲーと言っても、ヒロインごとにストーリーに変化をつけるとかして欲しかったね。

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Ｈシーンは基本的にイチャラブ全開の純愛系。物語後半に陵辱的なＨが1回だけ入るけど、それ以外は全て和姦で、舞台が女子校ということもあって、主人公以外とのＨも一切ナシ。主人公が淫魔王という設定だけを見て陵辱系のＨを期待するとガッカリしてしまうかもしれないけど、純愛系Ｈが好きな人なら、満足できる内容じゃないかと思う。ボリューム的にはCG枚数が差分抜きで61枚、イベント数が61となっている。はっきり言ってCG枚数はちょっと物足りない。とは言え、ゲーム全体のボリュームがそれほど大きくないこと、1つ1つのイベントの尺がそれなりに長いこともあって、プレイ中は物足りなさは感じにくいかと。また、サブキャラである学園長、保険医、ルームメイートの男の娘にもしっかりとＨイベントが用意されているのは嬉しいところだ。反対に残念だったのは、キャラの個性を活かしたＨシーンがなかったこと。本作のヒロインは魔界の住人だけあって鬼だったり吸血鬼だったりするわけだけど、そうした属性を活かしたＨシーンは皆無。せっかくの人外ヒロインなのだから、それを活かしたグラフィックやイベントを用意してあればもっと楽しめたと思うんだけどね。

明るく元気な珠やボーイッシュなんだけど根は女のコな伊吹、小生意気なリーザ、巨乳でちょっとＭな亜麻音、デレた後が可愛い瑞穂とキャラクターは粒揃いだし、CGのクオリティも高めと、各要素だけを見ていけばなかなかにハイレベルではあるんだけど、それを活かしきれなかったもったいない作品というのが正直な感想かな。もっと物語的にボリュームを持たせるか、ミドルプライスで発売していたならオススメ度☆1つプラスできたんだけどなぁ。残念ながらコストパフォーマンス的にやや物足りなかったということで、オススメ度は☆3つ。キャラクターデザインが気に入って、Ｈシーンを見ることができればOKという人に。

攻略

   使い方

個別エンドは目的のキャラを追いかけていけばOK。最後の選択肢で魔界と現世、どちらを選ぶかによってエンディングが分岐するシステムだ。そして、誰にも会わない選択を続けるとここなエンド、中途半端にヒロインに会っておけば冴子＆奈美エンドとなる。もっとも、ここなエンドと冴子＆奈美エンドはバッドエンドと考えた方が良いかもしれないけどね。

（by Suno）

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