令嬢の秘蜜

媚薬効果のあるお茶でセレブたちを発情させちゃおう

主人公・前島幸雄の両親は、仕事の都合で海外へ長期出張することになった。本来なら幸雄も両親と一緒に日本を離れなければならなかったが、恋人の香柴美柚が一肌脱いでくれたおかげで、日本に留まることが出来たのだった。じつは彼女の母親・貴美枝は資産家のセレブで、聖稜学園の理事長を務めている。美柚が母親に頼み込み、一緒に暮らせるよう手配してくれたのだ。理事長の自宅に下宿させてもらえるなら、学業が疎かになることもないだろう、と両親も納得してくれたワケだ。こうして香柴家の大豪邸に居候することになった主人公だが、部屋に運ばれてきたお茶を飲んだせいで、エロエロな毎日を送るハメに！　貴美枝が用意したお茶は催淫効果があり、お茶をのだら最後、SEXを我慢できなくなってしまうのだ。魅力的な女性5人が住むお屋敷で発情してしまった主人公は、誰に下半身を鎮めてもらうのだろうか？

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最初に結論を言っちゃうと、本作はフルプライスソフトとしては今一歩の出来映えだ。まず、今どきのゲームとしては珍しいパートボイスを採用しており、女性の声が聞けるのはＨシーンのみ。通常会話は音声非対応という、ガッカリ仕様なのねん。低価格ソフトでも“女性のみフルボイス”には対応してるのが一般的な昨今、フルプライスソフトでパートボイスなのは商品価値を下げてしまう要因となる。また、公式ホームページのスペック欄に、【女性のみフルボイス】て書かれたまま（2011/2/11日現在）放置してるのもいただけない。パートボイス仕様にした段階で、早急に告知するべきだろう。

次にフルプライスソフトらしからぬマイナスポイントは、CG差分の圧倒的少なさだ。例えば、まだテキストでは挿入すらしてないのに、画面のCGはアソコから精液が溢れ出たフィニッシュ絵が表示されちゃうのねん。絶頂時に顔を赤らめたり、表情が変わるような演出もなし……。最低限、挿入前、挿入中、フィニッシュ時の3段階ぐらいは、CG差分で変化を与えるべきだと思う。フィニッシュ時に「ドピュ」って効果音もないのでヌキ所を見切りにくく、おかずゲーとしてはかなり使いにくい仕様だ。

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そして、さらなるマイナスポイントがストーリー構成ッス。お茶を飲ませる相手を指名すると即Ｈシーンが始まるのはいいけど、Ｈ前の会話やＨ後のピロートークが少ないため、物語性が皆無に近いのねん。エンディングも取って付けたような一文が表示されるだけで、「これバッドエンド？」って思うような味気なさ。これじゃゲームクリア後、本編の余韻に浸ることなんて出来もはん。本格的な館ゲーと思ってプレイすると失望すると思う。数々の演出をカットしたあげく、テキストの読みごたえもあまりない。ぶっちゃけ、基本CGは80枚でフルプライス級のボリュームだけど、品質は低価格ソフト的な粗挽きクオリティって感じ。ミドルプライスで販売してるならギリ合格の★3個だったけど、フルプライスだと★2個評価にせざるを得ない。

とまぁ、クソミソに評価してしまったが、個人的にはパートボイスは減点対象ではあるけど、通常会話をスキップ気味に速読する人には気にならないポイントかもしれない。肝心なＨシーンではちゃんとあえいでくれるしね。また、CG差分が少ないのも拙者はNGだけど、細かい演出なんか気にしないって人なら普通に楽しめるだろう。原画そのものは大変魅力的なので、絵さえ良ければ多少の欠点は許せるって人にオススメだ。

攻略

   使い方

このチャートで回想シーンはすべて埋まるが、なぜかCGモードは1枚登録されない。98％で止まってしまう。中出し・外出しコマンドなどがないだけに、どうやって回収していいか分かりませぬ。一応回想だけ100％攻略ってことで。

（by イ・ヤン提督）

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