キッキングホース★ラプソディ
ALcotハニカム | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
6090円(税込) | 1Play5時間 | 属性:純愛 |
難易度:4 | 2010/11/26発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
恋の蹴り馬たちのラブイチャな恋
キッキングホース・ラプソディは、恋の障害物を排除する、蹴り馬集団。けれど、キッキングホース・ラプソディでバイトをする主人公もお年頃。同僚である2人女のコたちが気にならない訳じゃない。さらに、いつの間にやら仲良くなったライバル組織であるお邪魔団のドンも可愛い女のコ。しかし、誰かと恋人同士になれば、残りの2人はあぶれてしまうわけで……。一筋縄ではいかない恋の行方は?
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親友同士である織奈のばら、辻志乃がアルバイトをするキッキングホース・ラプソディで主人公もアルバイトをするようになり、やがて仲良くなって恋人同士に……というのが本作のメインのストーリー。特に捻りがあるわけではなく、予想外の大事件が起こるわけでもない。主人公に選ばれなかったヒロインが嫉妬をしたり、疎外感を感じたり、主人公たちがひたすらイチャイチャしたりという感じで物語は進んでいく。選ばれなかったヒロインが嫉妬をしたり疎外感を感じると言っても、それほどドロドロしたものではないし、物語自体は平坦と言うか、起伏に乏しいと言って良いんじゃないかと思う。
でも、本作にはそんなことを問題としないくらいの魅力があるんだよね。それは、主人公とヒロインのバカップルぶりだったり、ひたすら甘いイチャイチャぶりだったりするわけだ。特別な事件と言えるような事件が起こるわけでもなく、ごく普通の日常で嫌みにならずに主人公たちのイチャイチャぶりを描くのって意外と難しいものだけど、この作品はそのあたりが非常に上手い。特に上手いなぁと思ったのが、のばらルートでの初Hまでの流れ。初Hに備えて2人でコンドームを買いに行くと、初めてのHがゴム越しなんてイヤだとのばらが言い出し、安全日まで待つことになるんだけど、この一連のイベント中でののばらがとっても可愛らしく描かれていて、これだけでも本作をプレイした甲斐があったなぁ、と。もちろん、のばらだけじゃなく、志乃やお邪魔団のドンの芹摘聖も文句ナシの可愛らしさだし、イチャイチャぶりも手抜きナシで、バカップル万歳というプレイヤーなら、かなり満足できるんじゃないかな。
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主人公も周囲への気配りのできる好感の持てる性格だったりするところや、個別ルートに入ってからもルートヒロイン以外のキャラがしっかりと物語に絡んできたりするところも高評価すべきポイントだろう。ただ、ちょっと残念だったのがキッキングホース・ラプソディの隊長である槇之園出穂のルートがなかったこと。公式サイトでは「隊長だって妙齢の女性」と語られているんだから、出穂シナリオがあっても良かったと思うんだけどね。さらに言えば、本作では出穂がなぜキッキングホース・ラプソディなんていう利益の出ない組織を設立したのかとか、そもそも出穂の正体は何者なのかという部分は一切語られないまま終わってしまう。出穂シナリオがあれば、このあたりもはっきりして、物語により説得力が出たんじゃないだろうか。本作はミドルプライス作品なので、ヒロインは3人が限界ということなのかもしれないけど、ちょっともったいなかったね。
ゲーム全体のボリュームに関しては、イベント数ではのばらが4、志乃、聖は3となっていて、CGは差分抜きで55枚。これは価格相応といったところだろう。Hシーンの実用度では、純愛ゲームということもあって、まあそれなりといった感じかな。純粋に実用性を求める人にはオススメしにくいけど、お手軽にニヤニヤしたい、プレイ後に爽やかな気持ちになりたいという人には文句ナシにオススメできる良作かと。オススメ度は☆4つだ。
攻略
選択肢そのものは分かりやすいものばかりなので、攻略に関しては問題はないだろう。あえていえば、登場の遅い聖の分岐ということになるだろうけど、これは志乃ルートから分岐させるのが簡単。そして、これは攻略とは関係ないけど、攻略順は公式サイトでも触れられている通り、志乃→聖→のばらの順がオススメ。まあ、どのキャラからクリアしても、問題ないといえば問題ないんだけどね。
6月19日 | 辻の私服姿、いいよなぁ |
6月24日 | 辻のことを引き合いに出す |
7月4日 | ☆セーブ |
辻はもうそこまでおれに…… | |
【志乃エンド】 |
7月4日 | ☆セーブから |
おれはやっぱり織奈も気にかかる | |
7月14日 | まあ、やりすぎないように気をつけるよ |
7月16日 | 芹摘って可愛いよな? |
7月21日 | だから言うけど、おれもうらやましい |
【聖エンド】 |
6月19日 | 特に織奈に目が惹かれる |
6月24日 | 自分と織奈の例を挙げる |
7月4日 | おれはやっぱり織奈も気にかかる |
7月14日 | まあ、やりすぎないように気をつけるよ |
7月16日 | 織奈は自分が好きか |
7月21日 | 織奈のことを思い出していた |
【のばらエンド】 |
(by Suno)