Knight Carnival!

アーサー王とともに世界の平和を目指せ

天界最強の戦士だったカレドヴルフは、我が侭が過ぎて剣として封印されてしまう。それから長い年月が過ぎて、神はこの世を去り、世界は人間のものとなっていた。そんな中でアーサー王がカレドヴルフの剣を引き抜くことに成功。カレドヴルフは世界を混乱に陥れている魔術師・モルガンを倒すため、アーサー王に協力することに。しかし、封印されていたカレドヴルフは神力を取り戻すため、女のコとＨをする必要があり……。

©Nomad

本作は『アーサー王物語』の女体化ということになるのだけど、はっきり言って、オリジナルの『アーサー王物語』とは別物と思った方が良いね。オリジナルと共通なのは名前くらいで、アーサー王のファンが楽しめるようなイベントなどはほとんど無いと言って良いだろう。三国志や戦国武将など、歴史上の人物を女体化した作品というのは過去にもあったけど、そうしたものと比べて『アーサー王物語』自体が日本ではマイナーということもあるんだろうけどね。というわけで、『アーサー王物語』のファンにとっては物足りない、けれどオリジナルをよく知らない人にとっては取っつきやすい作品と言えるんじゃないかな。

物語の方はと言うと、正直なところ、盛り上がりがイマイチだったりする。メインストーリーはいくつかの国の協力を取り付けるとすぐにラスボスとの戦いになってしまうし、その戦いもカレドヴルフ無双だったりマーリンが無敵すぎて、盛り上がりに欠ける。また公式サイトではジャンルが「格好良く戦う女の子達と、戦闘とＨを通じて心通わせるADV」となっているけど、ヒロインたちのバトルもほとんど無い。これでは、盛り上がりたくても盛り上がれないというものだろう。ただし、本作の見所はバトルシーンなどではなく、たくさんの女のコたちとのドタバタな日常にあるんじゃないかと思う。そうした視点で見れば、本作は十分に良作と言えるんじゃないかな。この作品のヒロインの多くはツンデレな性格だったりするのだけど、そんなヒロインたちを軽佻浮薄を絵に描いたような主人公・カレドヴルフがからかったり、からかったあげくにヒロインにぶっ飛ばされたりといった、ドタバタが楽しいんだよね。それから、ツンデレなヒロインがしだいにデレていくのも、この作品の魅力の1つかな。ランスロットがアナルでＨをして良いものか真剣に悩んだり、ガウェインがネコ耳メイド姿でカレドヴルフの気を引こうとしたりするところなんかは、良い意味でバカっぽくて、思わず萌えてしまいましたよ。

©Nomad

Ｈシーンはキャラによってボリュームにばらつきがあり、各キャラ2～8となっていて、トータルでは57。本作で攻略可能なキャラはアーサー、ランスロット、ケイ、ガウェイン、ガラハッドの5人となっているのだけど、この5人に関してはガラハッドの4が最小となっているので、メイン級のキャラに関してはボリュームはまずまずといったところ。基本的に和姦メインで、力尽くで押し倒して……というのもは少ない。シチュエーション的にはフェラやパイズリフェラが目立つかなといった印象だ。そして、本作にはツンデレキャラが多いと書いたけど、そうした性格を上手くＨシーンに取り込んでいるのは好印象。ゲーム前半のツン期では感じたくないのに感じてしまうというものが多く、ゲーム後半のデレ期ではとにかくラブラブＨの連続。そういうギャップがとても良い感じに描かれている。特にケイとガウェインはそのギャップが大きくて、プレイしてい楽しかったかな。

アーサー王という部分に期待しすぎるとガッカリしてしまうだろうし、メインのストーリーもやや不満が残る本作だけど、たくさんの女のコとの楽しい毎日という部分では十分に楽しむことのできる作品。CGも差分抜きで85枚と納得のいくレベルだし、システムも使いやすくてストレスフリーでサクサクとプレイできる。というわけで、オススメ度は☆4つ。ツンデレなヒロインが大好物という人は是非。

攻略

   使い方

基本的に目的のヒロインのイベントを最後まで見れば、エンディングに到達することができる。ただし、アーサーのイベントを進めてしまうとケイは自ら身を引いてしまうので、ケイエンドを目指す場合はアーサーのイベントを見ないように。また、ガラハッドを登場させるためにはベイリンのイベントをクリアする必要があり、ガウェインエンドを見るためには、モルドレッドのイベントをクリアしておく必要があることも覚えておこう。全キャラのエンディングを見ると、回想モードにハーレムイベントが追加されるので、これを見ればコンプリートだ。

（by Suno）

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