熟処女〜私、はじめてなんです〜
Hammerheads | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
ダウンロード版:2940円(税込) パッケージ版:3150円(税込) | 1Play2時間 | 属性:人妻、熟女 |
難易度:2 | ダウンロード版:2010/12/1発売 パッケージ版:2010/12/10発売 | オススメ:☆ |
憧れ続けていた人妻は処女だった
家庭教師のアルバイトをしている主人公は、教え子である東海林香奈に迫られ、恋人同士になっていた。しかし、彼の本心は香奈の義理の母の東海林初美に向けられていた……。そんなある日、主人公は香奈から、初美はまだ処女だという話を聞いてしまう。初美と香奈の父が結婚したとき、香奈の父は仕事の忙しさから不能になっていたというのだ。さらに、初美に女の悦びを教えて欲しいと、香奈から頼まれた主人公は……。
これほどツッコミどころの多いゲームも珍しいんじゃないだろうか。熟女でありながら処女という、メインヒロイン・東海林初美の設定は素敵だ。積極的で小悪魔のようなサブヒロイン・東海林香奈も悪くない。けど、貞淑で純情のハズの初美が胸を揉まれただけで即堕ちしてしまうのはどういうこと? その上、初美の夫は一切登場しないため、人妻を寝取る背徳感なんて全く感じることができない。さらに、システム部分にも問題アリだ。選択肢が出るのは1回だけで、ゲーム性はほぼ皆無、「。」だけで終わってしまう意味不明の改行があるなど、とてもじゃないけど、褒められたものではない。それ以外にも主人公が偉そうなことをいいながら自分の快楽しか考えていないゲス野郎だったりとか、香奈が何を考えているのか全くわからないとかツッコミどころは色々ある。でも、それはたいした問題じゃない。「いや、それは大問題だろう」と思う人も多いだろうけど、ここはグっとこらえて、あえてスルーしてもらいたい。
©Hammerheads
なぜかといえば、このゲームの本当の問題点は、Hシーンにあるからだ。本作は基本的にヌキゲーだろう。ならば、Hシーンに実用性があれば、ほかの問題点はある程度目をつぶることができる。ところが、本作をプレイすれば肝心のHシーンでゲンナリしてしまうことは確実。このゲームのHシーンには「テイクツー」という声優さんがNGを出したときの音声がそのまま収録されている。本作のHシーンには「膣内……引っかかれてるぅっ」という台詞があって、ここで声優さんが噛んでしまいNGを出しているのだけど、そのときのNG音声をカットせず、そのまま使っているんだよね。「テイクツー」ってなんだ、「テイクツー」って。そして、これこそが最大の問題点と言えるのが、Hシーンがほかのゲームのコピペであること。同じくHシーンで、「谷原」という正体不明のキャラが登場する。「谷原」なんてキャラはゲーム中には一切登場しないわけで、プレイヤーは目が点になってしまうだろう。いったいこれはなんなんだろうと思っていたら、なんと本作のHシーンはMuscadetの『熟恋願望 〜秘めた想いと淫らな愛のカタチ〜』のコピペであることが判明。つまり、コピペするさいに、キャラの名前を書き換えるのを忘れたというわけだ。シナリオをコピペで済ませること自体言語道断なのに、最低限の修正さえしないというのは、開いた口がふさがらない。
あえて本作の良い点を探すとすれば、ゲームが進行不能になるような致命的なバグが存在しないことと、CGが綺麗ということくらいだろう。でも、このゲームの問題点はそんなことではカバーできないくらい大きい。低価格ソフトはあまり開発費をかけることができないというのは理解できる。開発期間というのはコストに跳ね返ってしまうわけで、少しでも短期間で開発終了したいという気持ちもわかる。しかし、そのために最低限のモラルさえ捨ててしまうのはどうなんだ? こんなことをしていたのでは、プレイヤーからの信頼を失ってしまうだろう。失った信頼は次回作の売り上げに影響するだろうし、そうなっては本末転倒だと思うんだけどねぇ。残念ながら本作のオススメ度は☆1つ。本作を購入するくらいなら、『熟恋願望 〜秘めた想いと淫らな愛のカタチ〜』をプレイすることをオススメしたい。
攻略
選択肢は三択のものが1回出てくるだけなので、そこでセーブしておけば、全てのエンディングを簡単に回収できる。難易度は非常に低いので、問題はないでしょう。
初美とのエッチが好き |
【初美エンド】 |
香奈とのエッチが好き |
【香奈エンド】 |
選ぶことなんてできないよ |
【ハーレムエンド】 |
(by Suno)