娼母清華〜背徳の交わり〜

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借金返済のために母と妊娠出産ショー

早くに父を亡くした主人公は、母の深沢清華と二人暮らしをしていた。そんな主人公の通う学園に、双子の姉弟が転校してきたことから事件は起こる。双子の家は高級娼館を経営しており、清華は父の残した借金を返済するために娼婦として働いていたのだ。さらに、双子の母・芹沢真理子は借金の早期返済のためにと、清華との妊娠出産ショーを主人公に強要してくるのだが……。

©ローズクラウン

実の母がステージ上で競売に掛けられ、他の男に抱かれている姿を見せつけられる。さらにはその母を孕ませ、出産するところまでをショーとして見世物にされるという、Ｍで寝取られ好きならこのシチュエーションだけでご飯三杯はいけそうな作品ですな。さらには、双子の姉の芹沢茜からはセックスの特訓と称して早漏だのヘタクソだのと罵られるわけで、お好きな人にはたまらない作品かと。まあ、事件の発端となる借金は父が違法な資金洗浄で作ったものという設定があるので、そんなもの警察に駆け込めば一件落着だろうというツッコミもあるだろうけど、そういうツッコミは野暮というもの。ストーリーの細かい整合性などは気にせず、シチュエーションからくるエロさを楽しむのがこの作品の正しいプレイの仕方なんだろうね。

ただ、寝取られのみを目的としてこのゲームをプレイするのは、ちょっと微妙かも。もちろん清華は娼婦なので体を売りまくりだし、主人公はそれを見せつけられてはいる。だけど、清華は娼婦だけあって笑顔で男の相手をしているし、描写自体が弱いので寝取られ感はあまり強くない。それよりも、主人公と清華の母子のセックスを見世物にされるというシチュエーションこそがこの作品の最大の魅力なんじゃないだろうか。排卵誘発剤を飲まされてのセックスや、ステージ上での妊娠検査、そして出産。これらの行為が全て衆人環視の元で行われるというインモラルさが素敵なんだよね。清華を抱くのを断ることもできるんだけど、その場合は清華はサディスティックな客の相手をさせられていたぶられることになるので、どう転んでもエロという点で隙はない。清華とセックスを繰り返すうちに家族としての愛情と、男女としての愛情がしだいに入り交じってくるという展開もなかなか。母親がヒロインのゲームだと、物語の進行とともに母ではなく女としてヒロインを見るようになっていくというゲームが多いけど、本作では最後まで「母」という視点が無くならない。細かいことかもしれないけど、こういう細かいことがインモラルな雰囲気を醸し出しているわけだ。

©ローズクラウン

インモラルなヌキゲーとしては上出来といって良い本作なんだけど、少々物足りなかったのが、ショーを見ている観客の反応があまり描かれていないこと。観客が固唾をのんで見守っている様子とか、囃し立ててくる様子なんかをもっとしっかりと描けば、近親相姦というタブーを見世物にされているという異常さやインモラルさをもっと表現できたと思うんだけどねぇ。それとサブキャラの扱いもちょっと残念。双子の姉である茜にはきちんとエンディングも用意されているし、イベントもそれなりにあるので問題ない。だけど、茜の母である真理子はイベントは少ないし、エンディングもない。真理子は清華のかつての同僚であり、常にナンバー1だった清華への強い嫉妬心を持っているというキャラなのだから、真理子をもっと絡ませれば、さらに物語を盛り上げることができたと思うんだけどね。

残念な点もあったものの、背徳的な母親モノが好きならハズレはない作品だろう。CG枚数は差分抜きで80枚、イベント数は43あるので、コストパフォーマンスも悪くない。CGはちょっとお尻が大きすぎるような気もするけど、肉感的でエロいし、ヌキゲーとして十分に及第点といえると思う。実の母子による公開妊娠出産ショーというシチュエーションにグッとくるものがあるなら、プレイして損ナシ。

   使い方

攻略

選択肢の数はそれほど多くないので、難易度もそれほど高くない。清華を抱き続ければ清華ルート、拒否し続ければ茜ルート、中途半端な態度を取ればバッドルートとなるシステムだ。

（by Suno）