風紀委員長 聖薇〜あなたなんて大嫌い、死ねばいのに〜

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生意気な風紀委員長を徹底的に辱めろ！

幼い頃に両親を亡くした主人公・加々見明弘は施設で育ち、やがて学園を経営をしている女性・瀬理奈に引き取られることになる。彼女は主人公を性奴のように扱い、肉体的、精神的な虐待を加え受け続けた……。そんなある日、主人公のもとに叔母を名乗る女性・美麗が現れ、他界した祖父の遺産が全て主人公に相続されたことを伝えたのだった。巨万の富を手にした主人公は、瀬理奈への復讐を考えるが、彼女は“もし許してくれるのなら、早乙女姉妹を主人公の所有物にしても良い”という提案をしてきたのだ。早乙女姉妹の姉聖薇といえば、主人公を目の仇にしている生意気な風紀委員。以前から一泡吹かせてやりたいと思っていた相手だった。瀬理奈への復讐は後回しにし、聖薇に屈辱的な調教を施しちゃおう！

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このゲームは、巨額の遺産を手にした主人公が、金の力にモノを言わせて風紀委員の聖羅を辱める調教AVG。早乙女家の借用書を手に入れてるし、調教を拒めば妹の樹里亜を毒牙にかけると脅迫済みなので、聖羅は逆らうことができない。寝起きの朝イチ奉仕、学校でのＨ、そして夜伽。まさに一日中、好きなときに聖羅を弄ぶことができるのだ。ゲームシステムはツリー型選択肢を採用しており、自由度が高めのＨシーンが魅力だね。同じ調教コマンドを実行しても、調教レベル1〜4に応じて聖羅の反応が変わっていくので、調教してる手応えはかなり高い。ここら辺はツリー型選択肢の調教システムのメリットだね。

一方、数回プレイするとメッセージスキップ率が高まり、単調作業の繰り返し状態に陥り易いという、ツリー型選択肢のデメリットも存在する。すべてのCGを制覇するのは面倒なので、オーソドックスなAVGスタイルが好きな人はギブアップしちゃうかも……。あと、個人的に本作のマイナスポイントとして、サブヒロインの多さを指摘しておきたい。聖羅以外の女性キャラが5人いるため、聖羅自身のイベントがかなり減ってしまった感は否めない。イベントCGは90枚（顔のアップCG等は除く）と標準レベルだが、聖羅だけのイベントを数えると46枚。普通のAVGなら過不足ない枚数なのだが、調教ゲームだと心持ち少ないかな。レベル1でも4でも見た目の変化がなく、セリフだけが違う調教コマンドがかなり目立った。サブヒロインの人数を削って、聖羅の調教を肉厚にした方が作品にメリハリが付いたと思う。色んなキャラのＨが見られた方が良いって意見も多いと思うので、ここら辺はプレイヤーの好みの問題かな？

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さて、Ｈシーンの内容だけど、設定的にはかなり鬼畜に見えるが、物語が進んでいくとラブラブ路線の味付けに変わっていく。身も心も支配された聖羅はツンデレ状態になってＨをせがむし、主人公自身も彼女の虜になっていくのねん。女のコを抱くだけ抱いて、ボロ雑巾のように捨て去るドイヒーな展開とは違うので、ハートフル路線が好きな人でもそれなりに楽しめると思うよ。とはいえ、ゲーム序盤は聖羅が拒絶状態にあるので、無理矢理犯す鬼畜テイストのＨだけど……。全体的には聖羅の拒絶状態を長めに描いているので、鬼畜ゲー好きな人の方が満足感を得やすいかな？

というワケで、サブタイトルの「あんたなんて大嫌い、死ねばいいのに」という状態から始まり、「あなたなしでは生きていけないの…」と、聖羅の心境が変化していく過程をたっぷり楽しめたので、調教ゲーとしては十分合格、良作だと思う。夜伽の調教コマンドは11種類と多くはないが、朝イチの奉仕や学校でのＨもあるため、Ｈのバリエーションは豊富でヌキゲーとしても十分使えやす。流用CGが目立つのがやや残念なポイントだが、評価は納得・満足の★4個。ツリー型選択肢の調教システムが面倒に感じない人にオススメっす！

（by イ・ヤン提督）