魔ヲ受胎セシ処女（おとめ）ノ苦悦2

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魔を宿してしまった女退魔師の運命とは？

退魔組織・叢雲（むらくも）のなかでもトップクラスの戦闘力を持つ轡真夜だったが、ある夜、妖魔に敗れ処女を奪われてしまった。その後仲間に救出され検査を受けた真夜は、身体的には何も異常がないように見えたのだが……。敗戦から数日後、突然身体に淫猥な衝動が襲い始めた。日増しに強くなる衝動に理性が徐々に崩壊していく。じつは彼女の胎内には魔が宿っていたのだ！　受胎者は妖魔の影響で精液を求め発情し、胎内の魔は取り込んだ精液を糧に成長していくらしい。はたして、快楽の虜になってしまった真夜は、妖魔と戦えるのだろうか？

©アイル

本作は、妖魔と女退魔師の戦いを描いた作品だが、想像してたより凌辱色が薄めでござった。妖魔に嬲り犯されるシーンは少なめで、むしろ理性が崩壊しかかり痴女化した真夜が、積極的にＨしまくる展開が多いのねん。また、発情した真夜のお相手が妹真梨花や想い人の宗一なため、全体的に和姦Ｈのテイストが濃いめになっている印象を受けたでごわす。正義感あふれる女退魔師が、妖魔の拷問チックな責め苦によがり狂う姿を期待してる人は、生ぬるく感じるかもしれない。まぁ、そういうダークなシーンが皆無なワケじゃないので、ヌキ所に困るほどではないけどね。

あと、ちょっとＨ関連で気になったのが、CGのボリュームだ。基本CG63枚、回想シーン64とい構成は、フルプライスのヌキゲーとしては正直微妙だと思う。低価格ソフトを評価するときの基準が、CG1枚100円というのが最低ライン。このCG枚数だと、6000円前後のミドルプライスに抑えてくれないと、コストパフォーマンス的には満足しにくいと思う。また、エンディングも7種類あるが、シナリオの大きな潮流は2ルートで、そこからエンディングが細かく分かれるタイプ。重複テキストや重複イベントが結構多いので、ガッツリ物語を読みたい派の人だと物足りなく感じるかもしれない。

©アイル

凌辱色が薄めで、ボリュームも少し物足りないけど、個人的にはこのゲームお気に入りだったりしやす。妖魔系の作品って、ヒロインがガンガン敵に犯される分かりやすいシナリオが一般的なのだが、ちょっとマンネリ気味だったりするのよね。でも、本作はちょっと意外なシナリオ展開になってて、イイ意味で裏切られた感じ。ネタバレになっちゃうんで細かくは言えないけど、真夜が孕んだ一連の事件は、思いも寄らぬ壮大な計画の一旦で、「えっ！　マジであのキャラがあんなことをするなんて…」という、意外性に溢れたストーリーが面白かったッス。

妖魔と組む謎の組織「神羅」が悪で、退魔組織「叢雲」が善という、単純明解な勧善懲悪ストーリーじゃなかったので、最後の最後まで手に汗握る物語を堪能できました。もし本作がミドルプライスのソフトだったら、★4個以上の評価は確実だったと思う。ただ、エロ絵が少ないフルプライス作品のヌキゲーは、どうしても減点対象になっちゃうよね。まぁ、前作と比べるとパワーダウンしてる印象は否めないが、それでも★3個評価はキープしてると思うよ！　妖魔や触手ウネウネ凌辱が好きな人に是非。

   使い方

攻略

アイルお馴染みのヒント機能を使えば、行き詰まる心配はない。エンディング7は特定エンドを見ないと選択肢が追加されないのでご注意を。

（by イ・ヤン提督）