憑かれた幼馴染に精を注ぐ男
Blue Topaz | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウンロード版:2800円(税込) パッケージ版:3300円(税込) | 1Play3時間 | 属性:猫耳 |
難易度:3 | ダウンロード版/2010/7/16発売パッケージ版/2010/7/30発売 | オススメ:☆☆☆ |
親友に謎の存在が取り憑いて……
主人公・嬉野祝詞と綿貫詩乃、篠塚つぼみの3人は幼なじみで、何をするのも一緒の親友同士だった。ところが、詩乃は事故に遭い、植物状態になってしまう……。それから数年。詩乃は未だに目を覚まさず、祝詞は週に一度の見舞いを続ける生活を続けていた。そんなある日、詩乃に桃花と名乗る正体不明のモノが取り憑いてしまう。祝詞は詩乃と桃花を救うため、桃花に協力することになるが……。
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物語は記憶を失っている桃花を救うため、桃花の正体を調べることで進んでいく伝奇モノということになるのかな。公式サイトでは「親友の体を貪る快感が心を蝕み麻痺させる」なんていうキャッチがつけられていて、これを見ると陵辱モノっぽい感じがするけど、実際には純愛モノと考えた方が良いだろう。もちろんルートによってイベントは変わってくるし、中には陵辱イベントもあるんだけど、ヒロインを犯すのは主人公以外のキャラクターだからね。そして、低価格ソフトとしては、ストーリーがしっかりとしているのも特徴といえるかな。低価格ソフトの場合、どうしてもストーリーはあってなきがごとしというものが多くなってしまうわけだけど、本作はきちんと楽しめるストーリーになっているといって良いんじゃないかと思う。
ただ、そのストーリーと低価格ソフトという枠がミスマッチなのは残念だった。低価格ソフトである以上、ストーリーは短く抑える必要がある。短いストーリーの中にHシーンも盛り込まなければならないわけだから、物語を描く部分はかなり短くなってしまうわけだけど、そのせいで本作のストーリーはかなり駆け足で、主人公やヒロインの変化が唐突に感じられてしまうんだよね。このストーリーならフルプライスでじっくりと物語を見せた方が良かったし、低価格ソフトであることを優先するなら、もっとシンプルなストーリーの方が良かったんじゃないだろうか。あと、これは欠点というわけではないけど、大団円といえるハッピーエンドがないのは、人によってはすっきりしないと感じるかもしれない。逆に少し物悲しく、余韻を残すエンディングが好きな人なら、ツボにはまるんじゃないかと思う。
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Hシーンは桃花と詩乃は1日に1回、男の精を受けなければ生きていけないという設定で発生。面白いのがHシーンの中で桃花と詩乃が入れ替わること。桃花は時代がかったしゃべり方をし、積極的に主人公を誘惑してくるキャラで、詩乃は少し幼く、Hの経験のない純情キャラ。性格的には正反対といっても良い2人だけに、見た目は同じでもHシーンの雰囲気はかなり違ったものになっているわけだ。シチュエーションはオーソドックスといっていいかと。縛ったりというのもあるけど、それはあくまでプレイの一環で、お互いの合意の上だしね。ゲーム後半になるとアナルHが増えるのが特徴といえばいえるかな。とりあえず、陵辱的なものを期待すると物足りなく思ってしまうだろうけど、純愛系ヌキゲーとしては実用性はまずまずといったところだろう。
最後にボリュームチェックを。イベントCGは差分抜きで32枚、イベント数は12となっているので、これは価格相応というところ。グラフィックのクオリティは高いので、その点で期待を裏切られることはないはず。CGが気に入ったならプレイしても損はないかな。
攻略
桃花に優しくすれば桃花ルート、辛く当たればつぼみルートとなる。つぼみルートでは最後の選択肢でエンディングが分岐するので、両方のエンディングを見ておこう。
くれてやる |
本当に会ったことがあるのか? |
桃歌と出会えて良かった |
頼ってみてもいいんじゃないか? |
【桃花エンド】 |
あげる義理はない |
それは詩乃の記憶だ |
桃花と出会わない方が良かった |
☆セーブポイント |
桃花を先に捜す |
【つぼみエンド】 |
☆セーブポイントから |
つぼみを先に捜す |
【バッドエンド】 |
(by Suno)