秘姫妃（ヒメゴト） - 愛〜嵌める母娘の気持ち良さ〜

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父のいない間に王妃と王女を籠絡！

©汁・ザル

辺境の蛮族が一斉に叛乱を起こし、父である国王は自ら軍を率いて討伐に乗り出した。美しい母ラムリッサと姉エルラーナに家族以上の感情を持っていた主人公は、父と自分の見張り役である側近達が遠征で不在の今が、ラムリッサとエルラーナを籠絡するチャンスと考えたのだった。はたして主人公は歪んだ欲望を満たすことができるのだろうか？

母と姉を籠絡するというと、凌辱モノを想像してしまう人が多いんじゃないかと思うけど、このゲームは凌辱的な雰囲気はあまり強くない。主人公が子供っぽいショタであることに加えて、ヒロインを罠にはめたり力尽くで凌辱するというシーンがないからね。ヒロインたちに甘えて母性本能を刺激して……というイベントがほとんどなので、どちらかといえば和姦モノに近いだろう。まあ、主人公からは無邪気な悪意みたいなものが感じられて、お世辞にも善人とはいえないけど、姉や母が好きというのは本心からなので、その点でも凌辱テイストは感じられないかな。凌辱と和姦、どちらが正しいってことはないんだけど、このゲームに関しては和姦がメインだよってことで。

ＨシーンはCG枚数が差分抜きで35枚、イベント数が19あるので、ボリューム的には価格相応。最初に書いた通り、シチュエーション的には和姦メインだ。最初は家族ということを気にしていたヒロインが、しだいに快楽に流されて自分から求めてくるようになる、というところがこの作品のエロの見所かな。特別にインパクトの強いエロってわけじゃないんだけど、尺もそれなりにあるし、描写も比較的濃厚なのでヌキゲーとしては合格点かと。ちょっと気になったのが、ヒロインが王女と王妃であるにもかかわらず、高貴さがあまり感じられなかったことかな。姉のエルラーナも母のラムリッサも最初から感じまくりの喘ぎまくりなので、王女と王妃とＨをしているという感じがあまりないし、両者のイベントに差が感じられない。特にエルラーナは処女という設定なので、違和感アリ。ラムリッサは王によって完全に開発されているという設定なので良いとしても、エルラーナはもう少し純情なキャラの方が良かった気もする。そうすれば、エルラーナとラムリッサのイベントを差別化できただろうしね。

©汁・ザル

システムはごく一般的なコマンド選択型のAVG。必要と思われる機能は一通り搭載しているので、プレイしていてストレスを感じることはないだろう。選択肢の数は低価格ソフトとしては多めで、間違ったものを選んでしまうとシナリオが進まなくなってしまうというシステム。もっとも、間違っても即バッドエンドになるワケじゃないし、時間制限はかなり余裕があるので、難易度はそれほど高くない。必要ならセーブ＆ロードを繰り返せば良いだけだしね。ちょっと疑問だったのが、主人公の名前が変更可能であること。本作は当然のことながらフルボイスであるわけだけど、エルラーナは主人公を「王子」と呼び、ラムリッサは「坊や」と呼ぶ。だから名前を変更しても違和感はないんだけど、この機能が搭載されている意味もないような……。音声ナシにすれば台詞でも名前を変更できるわけだけど、それはそれで寂しいしね。フルボイスと主人公の名前変更機能というのは、相性が悪いのかなと思ってしまった次第。

トータルとしては、傑出した部分はないものの、手堅くまとまった低価格ソフトという印象。お姫様や王妃という部分に拘ると期待はずれになってしまうかもしれないけど、単純にヌキゲーと考えれば悪くはない作品じゃないかな。というわけでオススメ度は☆3つ。手軽にプレイできるシンプルなヌキゲーが好きという人に。

   使い方

攻略

選択肢を間違えると、イベントがループしてシナリオが進行しなくなる。そして、同一キャラのイベントを7回見ると、そのキャラのエンディングとなり、両キャラのイベントを6回ずつ見るとハーレムエンドとなる。Ｈシーンでの中出し外出しはエンディングには影響しないが、CG差分を回収するために両方見ておこう。

（by Suno）