あまあね

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甘えん坊な姉さんたちとハーレム生活!?

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学生の身分でありながら、学生寮・八嶋荘の管理人をしている主人公・八嶋大輔は、料理と刺繍が趣味の心穏やかな人物。しかし、眼光鋭い極悪顔をしているため、何かと誤解されがちな人生を歩んでいた。そんなある日、八嶋荘の住人は風紀が乱れがちとの風評が流れ、「学校公認の寮」という認可を剥奪されかかってしまう。大輔のよき理解者でもある月子先生の計らいで、ある条件をクリアすれば認可取り消しが撤回されることに！　その条件とは、八嶋荘の住人で構成されたバンド「あまあね」が、文化祭のコンクールで優勝することだった。はたして、八嶋荘の住人たちはコンクールで優勝し、八嶋荘を守ることができるだろうか？

この作品のヒロインは、基本的にみんな年上のお姉さん。ただし、義理の姉や幼なじみのお姉さんばかりで、主人公と血の繋がったヒロインはいない。ゆえに、「禁忌を犯す禁断の恋」的な背徳感は薄めで、完全なラブコメ路線の内容になっている。背徳感重視の近親相姦作品ではないので、ダークな味付けが好みの人はご注意を。ちなみに、タイトルは『あまあね』とあるが、甘えるのは主人公ではなく、お姉さんが主人公にベッタリ甘える展開の物語だ。ことあるごとにキスをせがんでくる甘え上手な姉さんたちとは対照的に、恋愛ベタで不器用なところのある主人公。この凸凹カップルの織りなす物語は、ほのぼのした独特な雰囲気を醸し出してて、個人的にはお気に入りッス！

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ただ、ゲーム全体の雰囲気は好印象なんだけど、ストーリー構成は少し微妙かもしれない。というのも、寮を守るためのバンド活動の件はゲーム中盤で決着が着いてしまい、中盤以降は特定キャラとのラブラブエピソードが語られることになる。このエピソードがややインパクト不足で、なんか盛り上がりに欠けるんだよね。「Ｈしたくても寮の壁が薄くて困っちゃう」とか、「イチャイチャしすぎて部活を疎かにし、廃部の危機に瀕しちゃう」みたいな、結構地味なイベントがまったりと語られるのねん。ゲーム中盤までの「寮の存続をかけて戦う」という展開がかなり激アツだったので、後半の失速感が目立った気がする。ラブストーリーの定番である、一度破局しかかってより強く結ばれる的な、雨降って地固まるイベントをもっと盛り込んでも良かったのでは？

まぁ、5人いるヒロインの中で、沙紀シナリオは例外だけどね。こちらは破局しかかるだけに留まらず、SF的なまさかの展開が描かれており、意外性＆ドラマチック度はかなり高い！　ラストが少し唐突に終了し消化不良気味ではあるが、読みごたえはバッチリ。他のキャラも沙紀シナリオぐらいインパクトがあればなぁ。でも、他のヒロインの穏やかに時が流れるラブラブエピソードも、リアリティがあって「これはこれで好き」って人も多いと思う。バカップル的な微笑ましいＨが盛りだくさんなので、ホンワカした雰囲気のラブコメが好きな人にオススメしたいな。ちなみに、CGのボリュームは基本CG90枚で回想も90シーン（非Ｈイベントも含む）。この手の作品としてはＨが多めなのが嬉しいね！　甘えん坊なお姉さんが好きな人に是非。

   使い方

攻略

1巡目では登場しない選択肢があるため、クリア順は自ずと決まってくる。沙紀ルートと日和Ｈは後半にクリアすべし。ちなみに、日和Ｈを見るときはイベントJUMPしちゃダメ。「一緒に探しに行く」の後にJUMPを押すと、追加選択肢の「流されて日和を抱く」が表示されずにエンディングになってしまうぞ。というか、他のシーンでもCG漏れの原因となるので、基本的に通常のメッセージスキップでプレイされたし。

（by イ・ヤン提督）