ニイハオ!
CURIOUS-team2 | Windows98/Me/2000/XP/Vista | 640x480 |
パッケージ版:8190円(税込) ダウンロード版:2800円(税込) | 1Play3時間 | 属性:チャイナドレス、ラブコメ、コスプレ |
難易度:6 | 2005/2/11発売 | オススメ:☆☆☆☆(コストパフォーマンス) |
童貞を守り続けて魔法使いをめざすか?
25歳を過ぎて童貞だと魔法使いになれる……。そんな都市伝説がまことしやかにささやかれていたが、なんとその伝説は真実だった! 主人公・トモロヲは、47歳の童貞魔法使いと偶然出会い、その能力を実際に見せてもらったのだ。圧倒的な力を誇る魔法使いの存在を知った主人公は、自身も魔法使いを目指そうと決意するのだった。現在、童貞歴24年と11か月。あと1ヶ月童貞を守れば魔法使いになれるのだが、そんなトモロヲに魔の手が伸びてきた! なんと、世界の安寧を脅かす魔法使いを狩ろうと、3人の仙女たちが童貞を奪おうと近づいてきたのだ。しかも、密かに慕っている後輩ハルカとの関係も近頃いい感じだし……。はたして、女人を避け続け魔法使いになるべきなのだろうか?
©CURIOUS
このゲームは、2005年に発売されたフルプライス作品を、お求めやすい価格2800円に改めDL版で再販したもの。最近のゲームと比べて古くささはあまり感じないが、システム面でチョイ×な部分はあるね。まず、メッセージスキップが驚くほど遅い。スキップボタンをクリックするより、スペースキーを押しっぱなしの方が圧倒的に速い! まぁ、スキップできるだけマシだが、スキップのウェイトは解除してほしいものだ。あと、今どきのゲームと比べると、メッセージウィンドウのデザインが微妙だね。テキストの文字が小さめで、29文字5行ぶんの文字が改行なしで一気に表示されると、さすがに読みにくい。文字を大きくするか改行するなりして、もう少しプレイヤーに配慮すべきだろう。
さて、肝心要のゲーム内容だが、失礼ながら予想外に面白かった! 童貞を奪われる=Hシーン見たら即ゲームオーバー、という展開かと思いきや……。フェラやパイズリ、アナルSEXはセーフという設定ゆえ、わりとテンポ良くHシーンが発生してくれたのは嬉しい誤算だ。妄想Hなども適度に盛り込んでいるので、ラストHまで立ちキャラとの会話ばっかり、みたいな純愛ゲーム的な展開にはならない。また、仙女3人はお互い抜け駆けを目論んでおり、仙女同士が争う姿をコミカルに描いてるのもGOOD。「この先どうなるんだろう?」という、ハラハラどきどきのストーリー展開は秀逸だね。
魅力的な仙女が主人公の童貞を奪うという設定ゆえ、痴女みたいなヤリマンお姉さまばかり出てくるかと思いきや……。先代の仙女様から世代交代したばかりで、ヒロインたちが処女だったのもナイスな設定だ。ヒロインたちの処女性を重視する人も、納得できる設定(非処女もいるけど)なんじゃないかな? 破瓜シーンの出血も生々しく描いているので、「彼女を俺のモノにした!」という実感を味わいたいプレイヤーは必見ですぞ。Hシーンの総数(回想18シーン)はフルプライス作品としては少なめかもしれないが、再販価格ならお買い得感は十分あると思うよ。基本CGは70枚もあるしね。
唯一の不満は、各キャラ個別エンドしかなかったこと。「なぜハーレムエンドがないんだ!」と思わず絶叫してしまったが、ふとフォルダ内を見たらオマケ特典があることを発見。このオマケをクリックしたら、“満漢全席”というハーレムルートが収録されてござった! うむ、らぶらぶテイストが強めな個別エンドに加え、エロエロなハーレムも完備。これなら文句はござらん。低価格ソフト同等の価格ならば、お買い得感は★4個ぐらいあると思うよ。エロの過激さは控えめだけど、独特なエロス漂う原画が秀逸で個人的には◎でやんした。
攻略
分岐はちょっと複雑に見えるが、お目当てのキャラを優先的に追いかければOK。満漢全席はおまけフォルダの中の実行ファイルをクリックすれば、あとは一本道だ。
鈴花エンド |
☆セーブ1 |
普通に考えて、正しいのは彼女をあきらめることだ |
おれはふたりに別れを告げた |
☆セーブ2 |
耳鳴りがしている。手が自分の意志とは無関係に動き、前へ出て行く |
仙女たちが魔法使いをうみだしたくないってのはわかる |
鈴花の傷をあらためて観察した |
むかつく。セイジの野郎、マジむかつく |
落ちたとしても雷羅には仙術がある |
☆セーブ3 |
鈴花とはおれが話すから。おめーは帰ってくれ |
魔法使いになって…エンド |
☆セーブ3から |
交換条件なんかいらねーよ。そんなのなくてもやってやる |
雷羅エンド |
☆セーブ2から |
か、風邪ひいてしまいますよ |
雷羅が負けたということは、彼女の傷は鈴花よりも深いということだ |
ほんとうにだいじょうぶ。ちょっと遅刻はするけど、ちゃんと行くよ |
ふと思いついた。雷羅に声をかけた |
帰る! |
おいっ、雷羅−− |
仙女たちにも思考やら感情やらがある、ということだよな |
☆セーブ4 |
交換条件なんかいらねーよ。そんなのなくてもやってやる |
裏切り者エンド |
☆セーブ4から |
鈴花とはおれが話すから。おめーは帰ってくれ |
彩燕エンド |
☆セーブ1から |
仮に魔法使いになれたとして、彼女と恋人同士になれる以上の幸せがあるのだろうか |
おれは彩燕に声をかけた |
☆セーブ5 |
その話はもういいよ |
彩燕さんってハルカちゃんと同じ学校? |
ふと思いついた。彩燕に声をかけた |
とりあえず雷羅の術は解けている。彩燕を助けることは可能だ |
そうじゃない |
ハルカエンド |
☆セーブ5から |
さっき言ってたじゃない? ハルカちゃんがおれのこと好きかもって |
おめーのことも師匠に紹介してやるよ。魔法使いを目ざすっていうんならさ |
よかったら中に入らない? |
罪悪感でいっぱいになった |
だがしかたない。どうすることもできない |
とにかくこっちへ−− |
思考がまとまらない。冷静になんてられるわけがない |
セイジでも呼んでみるか |
ハルカちゃんはおれが助けるよ。自分で、自分の力で |
満漢全席エンド |
おまけ特典をプレイ。選択肢なし |
(by イ・ヤン提督)