姉妹巫女〜恥辱の緊縛卍責め〜

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巫女の姉妹を調教せよ

美人姉妹が巫女を務めている御山神社には邪神オロチが封じている。その御山神社にやってきた主人公の屋木坂玄人の目的はオロチの復活。邪神と同化することで強大な力を得ようと目論んでいたのだ。封印を守る巫女の美那神はづきは、主人公の最大の障害となる存在。そこで主人公は、はづきの妹さつきに傀儡の術を掛け、たっぷりと媚薬を盛って姉妹を捕らえることにした。姉妹を生贄としてオロチの力を取り込もうと目論む主人公は目的を果たすことができるのか!?

巫女と姉妹の属性を持った人に向けて作られた低価格のおかずゲームだ。気丈で正義感の強い姉はづきと、気弱で純真な妹さつきの巫女姉妹がヒロインとなる。完全にお手軽系の作りであるため、ゲームはプレイヤーが姉妹のどちらを調教するかを選んでいくだけだ。調教できる回数は全部で6回。低価格ソフトゆえにヒロイン1人あたりの調教シーンはそれだけということになる。サブタイトルから緊縛に期待している人も当然いると思うが、好みのヒロインによっては微妙かもしれない。

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特にはづきが好みだという人は調教3回目までは緊縛じゃないので過度な期待は禁物だと考えてもらいたい。それと、これは人にもよるのだろうけれど、はづきの緊縛シーンは巫女装束を脱がせてしまっているので巫女という本作の魅力を損ねてしまっているのが惜しいんだよね。

もう一方のさつきはというと、最初のエロシーンから緊縛だし、巫女装束のままのシーンもあるので巫女＋緊縛を求めているならば悪くないかなと思ったりして。ただし、こちらも少々困るという人もいるかもしれない。さつきのルートでは、後半がはづきとの3Pシーンとなるため、さつきを集中的に責めたいと思っている人には残念な作りとなっている。

ゲームのシステム面はよろしくない感じだ。「Q.SAVE」「Q.LOAD」「CONFIG」「LOG」「AUTO」「SKIP」「CLOSE」と7種類のボタンが画面下部に配置されているが、通常のセーブとロードは画面上部のメニューバーで「ファイル」をクリックして実行する必要がある。セーブスロットを40個も用意するよりも、機能自体の使い勝手をどうにかしてほしいものだ。それと、マウスの右クリックには何も機能が割り当てられていないのがもったいない。メッセージフレームを消す「CLOSE」なり、機能一覧のメニューを表示するなりの利便性向上に活用できるだろうに……。マウスのホイール回転でバックログに入れないのもつらいと思う。今どきのゲームにしてはタコなシステム設計だといえる。さらにうちの環境においては、インストール直後に姉のはづきだけを調教してBADENDを見た状態でCG鑑賞を選ぶと、エラーを起こして強制終了してしまうという不具合があった。先に回想モードを見てからCG鑑賞を選ぶと大丈夫なんだけど困ったバグだ。ちなみに、おまけのほうはCGモード枠が35個で回想シーンが16種類となっていて、CG的にはまあまあといったいう感じかな。

トータルで判断した場合に買いかといわれると、姉妹・巫女・緊縛のいずれも物足りない印象だった。3つの属性全てが好みが合致していても微妙だといわせてもらいたい。もうちょっとどれかひとつでも突き抜けたものがほしかったというのが本音だ。姉妹どちらのエンディングも主人公の扱いが想像の斜め上な展開だったので、それはちょっと……って印象を受けそう。ストーリー的なものは求めず、緊縛エロを楽しみたいんだという人ならあり……かなぁ？

   使い方

攻略

調教するヒロインを選んでいくだけのお手軽システムだ。6回ある調教相手の選択を半々にするとハーレムルートに入れるが、最後の調教はさつきでなければならないことに注意してほしい。

（by 伊織舞也）