&LOVE
COMET | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
パッケージ版:9240円(税込) ダウンロード版:4980円(税込) | 1Play5〜6時間 | 属性:学園、純愛、コメディ、処女 |
難易度:1 | 2009/8/28発売 | オススメ:☆☆☆☆(アンドロイド可なら) |
好きという意味を求めて……
違法な研究をしているロボット工学者の父を持つ主人公は、ある日大きな段ボールを親父から押しつけられた。その中に入っていたのは可愛いアンドロイドだった。もちろん違法な存在。ミルと名付けたそのアンドロイドと一緒に生活をすることになってしまった主人公は、変な知識を与えられているミルの言動に戸惑わされながらも、基本的な知識に欠けたミルにさまざまなことを教えていくことになるのだが……。
©2009 HOBIBOX/COMET ALL RIGHTS RESERVED.
本作に登場するヒロインは4人だ。真雪は世話好きで真面目な幼馴染み、ロボ嫌いで姐御肌の先輩茅波耶、元気いっぱいの妹系の瑠々、そしてアンドロイドで人口無能ていどの知識しか持っていないミル。本作はそんな4人の女のコとのラブコメが魅力で、主人公はミルの正体を知っている真雪とともにミルの正体がばれないようにあたふたとすることになる。当然ながら途中の物語中盤あたりでミルがアンドロイドであることはバレてしまうわけだが、それまではバレやしないかというドキドキ感を味わうことができることだろう。ミルの正体が発覚してからは、ミルが積極的に主人公とラブラブしようとするようになり、ほかのヒロインたちも負けじと競ってくる展開を楽しませてくれる物語構成だ。
ミルとのストーリーは非常識な行動がキーとなる。偏った知識で行動するミルと、そんな彼女に惚れた弱みであり得ないような行動にもつき合うことになってのバカップルぶりが見ていて楽しい。晒し者にされる主人公は悲惨だが……。それにしても、ミルと初めてのHとなる処女喪失時に「新しいハードウェアを検出」ってのはアレな感じで笑ってしまった。Hシーンの最中にそれはちょっと……とか思いつつ、やっぱり笑わされてしまうよね。ミルクを飲み過ぎたら母乳のように出てくるとかステキなイベントもあった。終盤は「主人公気付けよ」って突っ込みたくなるかも。エロゲーにありがちな「どうしてこいつは気付かないんだ?」があるわけだ。
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幼馴染みの真雪は、ミルというライバルの登場でいきなり勝手に負けを認めてしまおうとする後ろ向きなところをみせてくれるので驚くかも。そうかと思えば恋人になった途端に独占欲丸出しとなって、主人公に近付くミルに怒ったり、バカップルモードへ完全移行する。嫉妬に駆られたミルと主人公を巡って対立するのに、その直後に真雪とミルは姉妹のように仲良しに戻ったりして、三角関係っぽいストーリー展開を楽しませてもらえるはずだ。真雪のルートでもミルが物語のキーとして大きく絡んでくる。
純粋無垢で頑張り屋な瑠々のルートでは、意外なことに瑠々のほうが積極的に行動する。主人公へたれ〜。茅波耶たちにからかわれて羞恥プレイ的になりながらも恋人としての絆を深めていくのだが、瑠々は天涯孤独の身。その理由が物語の中核となっていて、あれこれとプレイヤーに推測させながら物語が進むことになる。瑠々の正体を疑ってしまいそうな展開でドキドキさせられる人もいるんじゃないかな。
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告白されて挙動不審で面白い反応を見せてくれる茅波耶のルートは、素直になれないツンデレお姉さんである茅波耶にからかわれながら話が進んでいくことになる。相性の悪い茅波耶とミルがお互いにライバル視して競ったり、普段のクールさを失ってバカップル化するのも面白い。終盤はシリアスで涙もののストーリー展開を見せてくれるが、オチがお笑いになっているというのが個人的にウケた。
そんな感じでストーリーは萌え・純愛系としてはそこそこいい線行っていて堪能できる人が多そうな印象。基本的にバカップルとなるストーリーなので、バカップルはちょっと……という人には少々悩ましい作りかもしれない。
システム面では設定が一風かわっている。選択肢設定というものがあって、Hシーンの選択肢を指定できる。挿入は「選択肢を表示」「中に出す」「外に出す」、フェラチオは「選択肢を表示」「口に出す」「顔に出す」から選べるので、好みのものをあらかじめ選んでおけばHシーンを選択肢で邪魔されることなく楽しめるというわけだ。なにしろ本作はHシーンの選択肢をあらかじめ設定で決めておけば、ラブラブになりたいヒロインを選ぶだけとなるからね。ゲーム性がないとの批判も出るだろうけど、その代わりにじっくりと物語に集中できるはずだ。また、インストーラーなのだが、ミルが必死に学園のタワーを階段で駆け上っていくものとなっているので無愛想なインストーラーと異なっていてちょっといいかも。なお、おまけのほうはCGモード枠がミル27、真雪21、茅波耶22、瑠々22、その他9の計101カ所、回想シーンはミル8、真雪9、茅波耶7、瑠々10の計34種類となっていた。
本作はヒロイン4人の個性を活かしてほどよい純愛系の萌えるものに仕上がっている。ただ、残念ながらハーレム的なものはなかった。この4人ならば賑やかで楽しい展開が期待できそうだっただけに個人的に惜しいと思ったわけです、はい。純愛ものにしてはエロが充実していて楽しめる良作でありました。アンドロイドのヒロインでもOKという人ならば、ぜひ本作を遊んでみてほしい。結構楽しめると思うよ。ハーレムがあればお薦め☆☆☆☆☆と悩まされる可能性もあっただけに惜しかった。
攻略
掲載している攻略チャートは、設定で選択肢を表示するようにした状態のものとなっている。見ればわかるが、最初の選択肢でどのヒロインのルートへ入るのかが決まり、その後はHシーンの選択のみとなっている。設定で選択肢を表示しないように設定している場合は、最初にヒロインを選ぶだけでほかには一切選択が出現しないということとなる。
ミル |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(口に出す/顔に出す) |
(口に出す/顔に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
【ミルEND】 |
真雪 |
(中に出す/外に出す) |
(口に出す/顔に出す) |
(口に出す/顔に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
【真雪END】 |
茅波耶 |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(口に出す/顔に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(口に出す/顔に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
【茅波耶END】 |
瑠々 |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
(中に出す/外に出す) |
【瑠々END】 |
(by 伊織舞也)