淫欲性マニュアル
HSOFT | WindowsXP/Vista | 800x600 |
2520円(税込) | 1Play30分 | 属性:3Dムービー、調教、3P |
難易度: | 2005/12/9発売 | オススメ:☆☆ |
謎の美女に誘われ、調教部屋で快楽をむさぼる!
ボンテージ衣装をまとった謎の女性エリカに誘われ、純真無垢な少女マリーを調教することになった主人公。ここは何処なのか? そして、エリカとマリーの正体とは? 一切が謎に包まれた状況で始まった調教劇……。はたして、セックスの快楽を知らぬマリーを性奴隷に調教し、エリカの依頼をクリアできるだろうか?
©HSOFT
このゲームは、2005年12月に発売された『性奴隷飼育マニュアル』を、『淫欲性マニュアル』とタイトルを改変し再販したもの。ゲームの起動画面では旧題が表示され、中身が変更された形跡はない。旧作をプレイ済みの人は、改めて買い直す必要はないだろう。もともとは7140円というミドルプライスのゲームだったので、DL版2520円はお買い得と言いたいところだが……。同社の『泣かぬなら 鳴かせてやろう 女学生』は、旧価格9,240が2520円に変更されたことを考えると、値引率という意味ではやや残念な価格設定と言えるかな?
さて、いつもなら低価格ソフトのボリュームチェックにいくところだが、今回は回想モードをONにできず、詳細なデータを収拾できなかった……。バッドエンドを見ただけでは回想がONにならないゲームは結構多いが、本作はcongratulation「調教成功」エンドを見ても回想がオープンしなかったのねん。全部の結末を見れば回想コマンドが出る仕様なのだろうと判断し、数時間色んなバッドエンドを探してみたものの、結局挫折! 前作はエンディングタイトルに“3/5”という感じに、何個中の何番目を見たという情報が出たのだが、本作にはエンディングナンバーの情報がない。あとどれだけやり込めばクリアになるのか、じつはクリア済みだがバグで回想がONにならないだけか分からないのは辛い。
普通の低価格ソフトのAVGなら、選択肢が少ないのでコマンド総当たりでクリアは可能なのだが……。本作はちょっと変わったシステムで、Hシーンのコマンドを押す順番でコンボが発生する。例えば、騎乗位・バック・側位でHを通過するか、側位・バック・騎乗位で通過するかで展開が変わってしまうのだ。Hシーンのコンボ+本編中の行動選択肢の組み合わせを全部チェックするのは厳しい! ゲーム性を持たせたAVGの場合、どの辺のイベントが抜けたのかチェックする必要が出てくるので、回想は即ONにすべきだろう。
システムはやや難アリだが、3Dムービーの美麗さは◎な仕上がりだ。肌の質感や胸の造形美は抜群で、3D好きなら十分納得できると思うよ。Hシーンはリプレイ機能を使えば、イクまで繰り返し再生できる配慮も嬉しいね。ただ、調教ゲーというわりにHの過激さは控えめで、個人的には刺激不足に感じたッス。Hの回数も多くないので、調教ゲーの醍醐味「ネチネチ責める」という旨味はあまり味わえなかった。もとはミドルプライスのゲームだったんだから、正直、もう少しHのバリエーションがあってもよいと思うのだが……。シナリオも登場人物たちの説明が不足気味で、感情移入しにくかったなぁ。とくにミステリアスな存在だったエリカ様が、いったい何者だったのか明確な説明もなかったし。あえて存在を不明瞭にする演出ともいえるけど、せめて主人公とマリーの関係ぐらい明瞭にすべきだと思う。全部がボケてると、消化不良な印象しか残らないからね。というワケで、ちょっと取っ付きにくい部分はあるけど、安価で質の高い3Dムービーが見たい人にならオススメかな?
(by イ・ヤン提督)