泣かぬなら 鳴かせてやろう 女学生

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美麗な3Dムービーをじっくり観賞

主人公は、通勤途中に出会った少女・牧野あおいに一目惚れし、彼女を手に入れるため拉致・監禁という犯罪行為に走ってしまった！　もちろん、このまま事件を隠し通せるとは思っていない。警察が踏み込んで来る前に少女を調教し、「彼女自身が望んで家に留まっている」と、証言するよう躾けるしかない！　というワケで、さっそく調教を開始しようとしたのだが、記者を名乗る篠原透子が執拗に調査・尋問を繰り返し、主人公を追い詰めていく。そして、密かに主人公を慕っている同僚の宮田早苗も、意外な行動をとりはじめる……。はたして、あおいの調教は成功するのだろうか？

©HSOFT

このゲームは、2004年10月に発売された『泣かぬなら 鳴かせてやろう 性奴隷』というフルプライス作品を、DL版の低価格ソフトとして再販したもの。DL版では「性奴隷→女学生」とタイトルが一部変更されているのは、おそらく規制による影響だろう。ゲームを始めると、メインタイトルは旧作のタイトルが表示される。中身が大幅に修正された形跡はないので、フルプライス時代に購入した人は、改めて買い直す必要はないだろう。

さて、本作は元々はフルプライスソフトだが、ボリュームはあまり充実していない。回想に登録されるＨシーンは6種類で、1プレイ1時間あればクリア出来ちゃうぐらいの内容なのねん。正直、「えっ、これフルプライスの作品だったの？」と、ちょっと驚かされてしまった。ちなみに、登録されるＨシーンは、【キス→愛撫→フェラ→射精】というように、複数のＨ・アングルで1シーンが構成されている。回想に登録される1シーンをムービーごとに細分化したら、それなりにＨシーンはあるよん。低価格ソフトとしてなら十分納得できるね。部分的に静止画が混ざってはいるが、3Dムービーのフルアニメーション作品は、低価格ソフトではあまりお目にかかれない。3Dムービーが好きな人は、プレイする価値は十分あると思う。

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ゲームはコマンド選択のAVG方式で、エンディングは5種類。フルアニメーションだが尺は短めなので、サクサク物語を進められるよ。Ｈシーンが終了したら「完了」で次のシーンに進むが、「リプレイ」を選べば再度Ｈに突入するシステムなので、Ｈシーンを夜のオカズに使いたい人は、イけるまでリプレイを選べばOK。システムは5年前と古めではあるが、不便に感じる部分はあまりない。動きの激しいムービーだと画面が若干崩れ気味になるが、3Dキャラの美しさ＆エロさは、今でも通用するレベルだと思う。可愛さより美しさ・リアルさを追求してる描画ゆえ、ちょっと動きがマネキンチックで硬質な感じだけどね。

ゲーム内容は、調教シーンが連続するだけの抜きゲーではなく、物語自体がしっかりしている。ここら辺はフルプライス作品の片鱗を感じ取れる部分。尺は短めだけどメリハリがあって、拙者的には面白かったッス。ハッピーエンドはちょっと非現実的な展開で逆に冷めちゃったけど、バッドエンド系はショッキングなオチもありヒットでござった。猟奇的な行動をとる早苗や、主人公を追い詰めるようとする透子との駆け引きは、まるでサスペンスドラマを見てるが如し。欲を言えば、もう少し凌辱作品らしいバイオレンスなＨを織りまぜて欲しかったなぁ。主人公の心底には「愛」があるので、鬼畜になりきれないんだろうけど……。というワケで、Ｈシーンがやや少なめで鬼畜度は薄めではあるけど、3Dムービー好きだったら結構楽しめると思うよ。

   使い方

攻略

エンディングは5種類ある。バッドエンドを迎えたとき、ダメだった部分を指摘してくれるので、ハッピーへの道はすぐに分かるはず。

（by イ・ヤン提督）