乳忍者〜摩天楼に乳ボンバー〜

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くノ一コンビが巨大な悪に挑む！

©蛇ノ道ハ蛇ソフト

2004年に発売されたフルプライスの作品がお手頃価格でダウンロード販売されたということでプレイしてみた。まず、ゲームシステムは、ほぼ1本道のAVG。一応、複数のエンディングが用意されているけど、間違った選択肢を選ぶと即バッドエンドになってしまうので、実質的に1本道と考えてよいだろう。足回りとなるゲームシステム部分は、必要最低限といったところ。メッセージスピードが3段階にしか調節できなかったり、マウスホイールでバックログに入れなかったりと、ややかゆいところに手が届かないといった印象。ウインドウサイズが640×480と、今となっては小さく感じてしまうサイズだけど、これは開発時期を考えれば仕方ないかな。

物語はというと、完全なバカゲー。篝火と不知火というくノ一コンビが事件に巻き込まれていくというもので、この2人の凸凹コンビっぷりが面白かった。脳天気で大雑把な篝火と冷静でクールな不知火というコンビなんだけど、根っこの部分はどちらもおバカ。後先考えずに大暴れして、上司に大目玉食らったりね。さらに、戦い方もオッパイがびよ〜んと伸びて敵を倒したりと、おバカ全開。個人的にはこういう馬鹿なノリっていうのは結構好きなんだけど、かなり好みが出そうでもあるね。迷っている人は公式サイトで忍法で戦っているCGが公開されているので、そちらを確認してほしい。オッパイや尻を武器に戦うくノ一に拒絶反応が出ないようであれば、このゲームを楽しめるんじゃないかと思う。

©蛇ノ道ハ蛇ソフト

エロに関しては、基本的に敵に捕まったくノ一が拷問を受けるというシチュエーションがメインとなっている。乳忍者である篝火はオッパイ中心の拷問、尻忍者である不知火はアナルや性器への拷問が中心だ。イベントCGは差分抜きで66枚、イベント数は20となっている。CGは使い回しもないし、クオリティも十分。描写自体も比較的濃厚なので、実用性は高いといえるんじゃないかな。Ｈシーンではお馬鹿なノリはなくなり、しっかりとエロく描かれているので、おバカなエロじゃヌケないよという人でも大丈夫だ。ただし、このゲームのヒロインは拷問に対する耐性が異常に高く、激しい拷問にあって悲鳴を上げていたとしても、実はまったく効いていなかったというオチが多い。物語の性格上、同じヒロインが何度も拷問を受けることになるので、そのたびに堕ちていてはストーリーが成り立たないということなんだろうけど、根っからの鬼畜者には物足りなく感じられてしまうかもしれない。逆に拷問という言葉に引いてしまうプレイヤーからすれば、安心してプレイできるということでもあるので、このあたりはプレイヤーの嗜好次第ということになりそうだ。

最初に書いた通り、このゲームはフルプライスの作品だったものが、ダウンロード用の低価格版として発売されたもの。フルプライスのゲームとして見た場合、少々ボリュームが不足気味ということもあって、やや辛めの評価になるだろう。でも、3000円を切る価格のゲームとして見れば、十分すぎるほどのボリューム。ストーリーやエロに癖があってプレイヤーを選ぶ気もするけど、その点をクリアできるならお買い得といって良いんじゃないかと思う。というわけでトータルでのオススメ度は☆3つ。くノ一が敵の拷問を受けるというシチュエーションに惹かれるものがあるなら、プレイして損ナシ。

   使い方

攻略

レビューでも書いた通り、間違った選択肢を選ぶと即バッドエンドになってしまうシステムなので、選択肢ごとにセーブをしていけば簡単にエンディングまでたどり着ける。ただし、バッドエンドにもCGがある場合があるので、ハッピーエンド以外も見ておく必要アリ。また、誰のイベントを見るかというタイプの選択肢の場合、それぞれの選択肢に専用のCGがあるので、すべての選択肢を選んでおく必要があるぞ。

（by Suno）