Tentacle and Witches

Twitter縺ｧ縺､縺ｶ繧�縺�

魔物になった主人公の学園ドタバタ生活

帰国子女で転校生のリリーに嫌われている橘壱郎には妄想癖がある。ドッジボールの途中に妄想に入ってしまった壱郎は怪我をして、担任の森乃由子先生に看てもらうことに……。だがリリーは、壱郎が由子先生と親しくするのを許せないのだった。ことあるごとに壱郎に突っかかってくるリリー。そんな日常は、かつて魔女の住み家だったという由子先生が住んでいる屋敷へ忍び込んだことから一変する。そう、由子先生も魔女だったのだ。大洋の魔女と呼ばれる由子先生に弟子入りしようとしていたリリーと鉢合わせした壱郎は、リリーが使ったあやしいお札で触手生物にされてしまったのだ！　魔物になってしまった壱郎は元の姿に戻ることができるのか!?

© Lilith

触手になってしまった主人公が生命を維持するためには魔力が必要で、その魔力の補給には魔女を犯して性欲を満たさなければならないという設定のおかずゲームだ。触手の標準装備（？）ともいうべき催淫効果は絶大で、翌日以降にも影響するという優れもの。その影響を受けてしまった由子先生とリリーの2人が本作のヒロインとなる。

本編は、心優しく献身的な由子先生が、主人公のために処女を捧げて助けてくれるところから始まる。主人公の意志に逆らって暴走している制御不能な触手に激しく責められながらも、自分の身体のことより主人公を心配する由子先生は慈愛に満ちた女神ともいうべきヒロインだ。主人公を触手生物にしたリリーも、触手の催淫効果にやられていてＨを求めてくるが、そこは魔女名門のお嬢様。ツンデレな性格だから主人公との間にトラブルが絶えないため、そこから学園ものコメディへと展開していくわけだね。終盤には主人公を狙う敵が登場し、一転してシリアスな展開となる。由子先生の弟子カヤの登場や○○の活躍など見せ場があって最後まで楽しませてくれるんじゃないかな。

© Lilith

低価格おかずゲームとしてのエロはどうなのかというと、ひとつのＨシーンに複数のCGを使ったしっかり作られたエロシチュエーションが本作の特徴だ。多くの低価格ソフトが「Ｈシーン＝基本CG1枚」という作りを選んでいる中で、基本CGを3枚以上使ったりするていねいな作りは好感が持てる。こういった作りはCG数の割にシーン数が減ってしまうのだが、本作の場合は平均的なシーン数は確保されているので安心だ。また、展開も主人公が魔物になっていることから普通じゃないＨも楽しめることだろう。触手での責めはお約束であるが、擬態で透明になって悪戯なんてシーンもあった。Lilithの作品で描かれることの多いアヘ顔は本作でももちろん健在だ。

システムのほうはコマンド選択型のゲームとして一通りの機能がメッセージフレームにボタン配置されているので、快適にプレイすることが可能だと思う。MENUボタンを押すと表示されるメニューが、メッセージフレームに配置されているボタンよりも少ない。ちょっとデザインを工夫すれば全ての機能をボタン配置出来たんじゃないかという感じだ。なぜ全部ボタン配置しなかったのか不思議だった。ちなみに、CGモードの枠は40個、回想シーンは13種類が用意されている。

触手ものが苦手という人にはお薦めできないが、触手でのＨは半数ほどなので触手に期待をする人にも若干注意が必要な作品だと思う。コストパフォーマンスは良好なので、好みに合うタイプの作品だと感じたら突撃してみても悪くないんじゃないかな。孕むのは由子先生だけだけどね。どうでもいいことだが、おちゃらけた主人公が「俺は誇り高い帰宅部だぞ？　掛け持ちは原則禁じられていて……」という主人公のセリフを見て思わず笑ってしまったデスよ。こういうノリ好きなんだよね〜。

   使い方

攻略

攻略のヒントにはBADENDが4種類となっているが、テキスト違いで同じCGであるため、CGと回想のコンプリートならばすべてのBADENDは見なくても大丈夫だ。リリーのルートでは最後の選択肢は4択になっているが下の2つはダミー。テキストを読みたい人は選んでみよう。

（by 伊織舞也）