令嬢の監獄

Twitter縺ｧ縺､縺ｶ繧�縺�

鷹栖家の女たちを籠絡できるか!?

復讐の決意を持って山々の深奥にある豪華な鷹栖家の屋敷へ向かう主人公は、10年前に母とともに屋敷を追い出された過去を持つのだった。病に倒れた母の遺品から、自分が鷹栖家当主の兼光に犯されてできた子だったことを知った主人公は、これまでの貧しい生活を強いられたのが鷹栖家の圧力のせいだったことを確信し、復讐することにしたのである。ところが、直接復讐してやる前に兼光は死んでしまった。それならばと、腹違いの兄・聖斗や妹・琴乃たち鷹栖家を復讐のターゲットとするのだが……。

© 2009 Gash All Right Reserved

鷹栖家を切り崩していくために主人公が取る方法は、憎き兼光のやり口同様、女たちを自分のものにしてしまうというというものだ。タイトルのように調教されていくのは、聖斗の婚約者で幼馴染みの碧月、聖斗の妹である琴乃、後妻の小夜子。メイドの美緒もターゲットとされてしまう。屋敷の中には当然のように調教部屋があり、そこを活用してヒロインたちを堕としていくことになる。小夜子と美緒は調教済みなので、身体が覚えている快楽を思い出させるように責め立てる。未調教どころか処女の碧月と琴乃は主人公がどう扱うかが見どころとなるだろう。琴乃は驚くべきことが明らかになるけど。

調教部屋へ送り込むまでの話の流れもヒロインごとに楽しむことができる。例えば、好かれている琴乃はあしらいながら手玉にとって恋人ごっこをしつつ、とあるきっかけを利用してモノにする。自分の立場を固めたいからと味方を増やそうと誘惑してくる小夜子にはウブな青年のフリをして騙し返すといった具合に、調教への導入過程がヒロインそれぞれ異なるパターンなのがいいね。まあ、メイドの美緒は誰もが予想する王道的パターンだけど、一筋縄では行かないクセモノのヒロインもいるのでストーリーも最後まで楽しめるんじゃないかと思う。

© 2009 Gash All Right Reserved

物語はエロが全てというおかず目的のユーザー向け（？）に、初回プレイは必ずハーレムエンディングとなる作りのようだ。堕とした屋敷の女たちをまとめてＨ。まずはお手軽にサクッとエロを楽しんでくれということなのだろう。その後はヒロイン個別のルートに入れるようになる。個別ルートでは駆け足的にエンディングを迎えたハーレムルートの調教を補完するかのように描かれているのがうまい。前菜を味わってから、個別にじっくりとどうぞってことだね。

ストーリーを楽しむために快適に遊べるかというシステム面は、クイックセーブや前の選択に戻る機能が用意されているから問題ないといえる。画面上部のメニューバーと画面下部に分かれて配された各機能はやや使い勝手がよろしくないかもしれないけどね。そして気になるおまけのほうは、CGモード枠が89個で回想シーンが48種類ある。ハーレム展開のショートストーリーがエクストラとして用意されているので、回想シーンは49種類と考えてよい。

お手軽にエロを堪能できるようになっていてヒロインたちが快楽に溺れるのが早めだが、心が折れるのはエンディング直前だ。じっくりと調教モノを堪能したいという人にお薦めな作りといえるかな。ただ、主人公が兼光の録画記録の中から母が凌辱されているものを見つけて再生するシーンは衝撃的かもしれない。そのボテ腹の中にいるのは主人公なわけで……。復讐心がさらに燃えあがっていく強烈な味付けをしていますなぁ〜。作品全体では退廃的な雰囲気が魅力だ。個人的には好みにあったのでお薦めが☆☆☆☆+ぐらいだと感じた。何か物足りないと思っていたんだけど、この原稿を書いていて気がついた。それは館の炎上がないことだった(笑)。まあ、別に炎上しなくてもいいんだが……こういう舞台設定だとついつい期待しちゃうんだよね。話はそれてしまったが、高貴な女性とお付きのメイドを相手に、駆け引きを楽しみながら屋敷の中で犯りたい放題というシチュエーションを期待したい人にぜひ遊んでみてもらいたい作品だ。

   使い方

攻略

初回プレイではハーレムルートに突入する。一度ハーレムエンディングを見ると各ヒロインのルートが開ける作りだ。個別エンディングがあるのは、碧月と琴乃と美緒の3人であり、小夜子にはエンディングがない。また、碧月と琴乃は最後の選択肢で2種類のエンディングに分岐している。

（by 伊織舞也）