虜囚市場～罠に嵌められたエルフの女将校～

エルフの女軍人を調教せよ

150年にわたり争い続けるフルアキア皇国とセルトアナ連合国。激化の一途をたどる争いの中、両国に不世出の天才が登場する。フルアキアのアナスタシアに大敗し、セルトアナのダネスによって不正を暴かれて失脚した主人公は、和平会談をエサに2人を中立国であるギルド連盟におびき出すことに成功した。2人を捕らえた主人公は、復讐のために調教を開始するが……？

©BLACK LILITH

まず、本作を物語から見ていくと、かなりスケールの大きい話となっていることが分かる。ネタバレになるから詳細は書かないけど、世界を巻き込む巨大な陰謀が物語の背景にあるんだよね。設定的な矛盾点もそれほど目立たないし、広げた風呂敷をたたみきれるのならスケールの大きい物語というのは大いに結構。だけど、ここで問題になるのがゲーム全体の規模だろう。本作は約2000円で販売される低価格ソフトなわけで、当然のことながらゲーム全体の規模は、価格に見合ったものとなっている。この低価格ソフトの規模でスケールの大きな物語を描くのは無理があったんじゃないだろうか。せっかくの設定が物語の中で活かし切れていないように感じるんだよね。この物語ならゲームの規模を大きくできるフルプライスでやるべきだったし、低価格という枠を守るのなら設定をもっとシンプルにすべきだったんじゃないかという気がする。エロメインのヌキゲーであれば、設定がシンプルというのはマイナスポイントにはならないと思うんだけどね。

それじゃあ、その肝心なエロはどうなのかと言えば、個人的にはかなり楽しめた。本作は漫画家の新堂エル氏が原画を担当していることがウリの1つになっているわけだけど、新堂氏の魅力を余すところ無く引き出していると言って良いかと。新堂氏の絵と言えば顔面崩壊に近いアヘ顔とかフェラ顔だろうけど、本作でもほとんどのＨシーンでそうしたアヘ顔やフェラ顔を楽しむことができる。CGの構図も胸や局部より、顔を強調するようなものが多くなっているしね。シチュエーション的には薬物を使っての快楽責めというものがメインになっているのだけど、そうした快楽責めとアヘ顔の相性は凄く良いと言えるし。CG枚数も差分抜きで40枚、戦闘シーンのCGが5枚あるので、それを差し引いてもＨシーンのCGは35枚なので、コストパフォーマンスは上々。イベント数は29あり、尺も長めなので満足感は高い。Ｈシーンのテキストも卑語を叫びまくりといったものが多くて、CGの雰囲気にあったものとなっている。

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ただ、そうしたＨシーンの良さというのは、CGに依存している割合が高い気がするのも事実。イベント内容はBLACK LILITH作品としては大人しめの調教が多いし、堕ち方もやや唐突だった気がする。特にヒロインが部下の信望も篤い英雄的軍人という設定があまり活かされていないのはもったいなかった。普通に愛撫からフェラ、本番という内容のイベントが多くて、「軍人」という設定が無意味なものになってしまっているように思うわけですよ。せっかくヒロインを誇り高い軍人としたのだから、その誇りを打ち砕くような調教を増やして欲しかった。あと残念だったのが、ギルド連盟を仕切る謎の美女・ジーンのＨシーンがなかったこと。乳輪まで丸見えというエロい立ちキャラだったからＨシーンにも期待していたんだけどなぁ。メインヒロインではないとはいえ、1つ2つくらいはＨシーンがあっても良かったんじゃないだろうか。

とりあえず、トータルでのオススメ度は☆4つ。ただし、☆4つのうちCGが☆2つ分くらいを占めている。涎も鼻水も垂れ流しのアヘ顔が好きという人、あるいは新堂氏のファンには文句ナシにオススメできる1品。逆にストーリーやシチュエーションを重視する人にはオススメしづらいかなぁ、というのが正直な感想だ。サンプルCGを見て、グッとくるものがあるなら、突撃しても後悔はしないんじゃないかな。

攻略

   使い方

アナスタシアとダネスのどちらか一方に偏った調教をすると、バッドエンドになってしまいやすい。また、エンド3はアナスタシアとダネスのどちらをメインに調教したかで、エンディング直前のイベント内容が変化する。エンディング自体は同じだけど、CG回収のために両方のパターンを見ておこう。

（by Suno）

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