Candy Doll
ALL-TiME | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
9240円(税込) | 1Play6時間 | 属性:人形 |
難易度:3 | 2010/3/26発売 | オススメ:☆☆☆ |
命を持ったマネキンたちとH
©ALL-TiME
父親がリストラされ仕送りを受けられなくなった主人公は、デパートの夜間警備のアルバイトをすることになる。ところが、巡回中にデパートに落雷、そのショックでマネキンたちが命をもって動き始めてしまう。しかし、マネキンたちが動けるのは深夜の時間帯のみ。外の世界に出てみたいと思うマネキンたちは活動時間を延ばすため、落雷に匹敵するショックを受ければいいと思いつき、そのショックを受けるために、主人公とHをすることになるが!?
まず最初にゲームのシステムについて見ておこう。ゲームシステムはマップ移動式のAVGで、特に変わった部分はない。マップにはSDキャラが表示されるので、移動先に迷うこともないしね。問題は2Dのゲームとしては、非常に重いシステムを採用しているということ。これは公式サイトで「新型ゲームエンジンについて」として、詳しく書かれているけれども、GPUだけでなくCPUへの負荷もかなり高いものとなっている。自分は最初Netbookでプレイを始めたんだけど、この場合、起動はするものの重すぎて実用的ではなかった。やはり最低でもデュアルコアのCPUとGeForce7600クラスのGPUが必要になるようだ。これでも快適と言えるかどうかは難しいところなので、このゲームのフル機能を活かしたプレイを楽しみたいのなら、相応のスペックが必要になりそうだね。そして、そこまでのスペックのPCを持っていない人の救済策として、軽量版が同梱されている。こちらの方はNetbook程度のスペックでもストレスなく動作するので、古めのPCを使っている人はこちらでプレイした方が良いかもしれない。軽量版では画面効果などのエフェクトが省略されているものの、ストーリーなどは同じなので、とりあえずゲームを楽しむことはできるはずだ。なお、通常版と軽量版はセーブデータなどは完全に独立しているので、前半は通常版をプレイし、後半からは軽量版でプレイするなどということはできないので注意が必要。
©ALL-TiME
さて、ゲームの内容はといえば、マネキンである4人のヒロインに迫られて主人公がHしまくるというもの。ヒロインは全員処女なんだけど、耳年増でHには積極的というキャラクターになっている。シチュエーションは1イベントを除いてすべて和姦。一言でいってしまえばラブラブなHを楽しむヌキゲーといったところだね。ヒロインは全員マネキンなわけだけど、マネキンならではというイベントは特にないので、普通のヌキゲーとして楽しむことができる。また、日常イベントなどは最小限に抑えられ、Hシーンで物語が進んでいくんだけど、そのHシーンの中でキャラクターの個性がきちんと表現されていたのは良かったかな。キャラ萌えが重要なゲームというわけではないけど、やっぱりキャラが立っていた方がエロも楽しむことができるからね。デパート内にある洋服を使ってのコスプレイベントなんかがもっとあっても良かった気もするので、その点はちょっと残念かな。
そして、プレイしていて「なぜ?」と思ってしまった点が2つほど。まず1つめがなぜハーレムエンドがないのかということ。本作ではゲームスタート時点で全キャラが主人公に好意を持っている。ヒロイン同士も仲が良いのだから、ハーレムエンドがあってもまったく違和感はないと思うんだけどね。むしろ、個別エンドでは選ばれなかったヒロインは幸せになれないことが確定してしまうわけだから、トゥルーエンドとしてハーレムエンドが用意されている方が自然な気もする。2点目が幼なじみの唯のエンディングがないこと。一応、Hシーンはあるものの完全にサブキャラ扱いなんだよね。マネキンとの恋というのがこの作品のメインテーマだから唯はヒロインから外したのかもしれないけど、1人くらい人間のヒロインがいてもよかったと思うんだけどなぁ。
トータルとしては、ストーリーなどの細かいところを気にせず、Hシーンを楽しむためのゲームと割り切れば、実用性もあって悪くないゲームだと思う。CGは差分抜きで82枚、イベントは37あるので、価格を考えれば標準的なボリュームだしね。というわけでハーレムエンドが無かったことをマイナスして、オススメ度は☆3つとしたい。ただ、通常版がかなり重かったことを考えると、今後ALL-TiMEのゲームを購入するのは二の足を踏んでしまいそう。できるなら、もっと軽いシステムを採用してほしいところだ。
攻略
シンプルに目的のキャラを追いかけていけば、エンディングに辿り着くことができる。エンディングは各キャラ2つずつ用意されているけど、個別ルートに入ったところで選択肢が出てくるので、ここでセーブしておけば簡単にエンディングを回収することができるぞ。
ブランドショップ(涼子) |
雑貨・アクセサリー売り場(涼子) |
ブランドショップ(涼子) |
繁華街(涼子) |
ブランドショップ(涼子) |
☆セーブ1 |
はは、まさかな |
【涼子エンド1】 |
☆セーブ1から |
ありすぎなんですけど… |
【涼子エンド2】 |
呉服店(すみれ) |
呉服店(すみれ) |
雑貨・アクセサリー売り場(すみれ) |
住宅街(すみれ) |
住宅街(すみれ) |
☆セーブ2 |
訊く |
【すみれエンド1】 |
☆セーブ2から |
訊かない |
【すみれエンド2】 |
レディスウエア店(マリア) |
水着コーナー(マリア) |
水着コーナー(マリア) |
海(マリア) |
レディスウエア店(マリア) |
☆セーブ3 |
買う |
【マリアエンド1】 |
☆セーブ3から |
買わない |
【マリアエンド2】 |
スポーツ用品店(香奈) |
スポーツ用品店(香奈) |
食品売り場(香奈) |
松笠駅(香奈) |
スポーツ用品店(香奈) |
☆セーブ4 |
もうしばらく考える |
【香奈エンド1】 |
☆セーブ4から |
気持ちを伝える |
【香奈エンド2】 |
(by Suno)