女装で孕ませてっ

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1年以内に子供を作らないと女体化！

幼い頃から母と2人で暮らしてきた主人公・神代由宇は、母の亜貴から衝撃的な事実を聞かされる。神代家には呪いがかけられていて、次の誕生日までに子供を作らなければ、由宇は女になってしまうというのだ。亜貴も本来は由宇の父親だったが、呪いのため女になったのだという。そこで、由宇は女装をして、嫁候補が通うリリエンヌ女学園に入学することになるが!?

©桃色劇場

最近流行の女装男子というか、男の娘が主人公の本作。主人公の神代由宇は、見た目は完全に女のコ。女装する前から髪型とかが完全に女のコだったりするけど、精神的には完全に男なので、ヒロインたちとの関係は男×女のノーマルなもの。クラスメイトなどのサブキャラは名前はおろか立ちキャラすら出てこないので、男の娘が主人公ではあるものの、雰囲気としては一般的な学園恋愛AVGに近いかもしれない。主人公が女装していることを活かしたイベントもないしね。なので、「男の娘」を期待しすぎるとガッカリしてしまうかも。まあ、CGだけを見れば、貧乳のフタナリ主人公に見えなくもないけどね……。逆にそうしたものに拘りがない人にとっては受け入れられやすいかもしれない。

このゲームのウリはなんだろうかと考えると、シナリオのボリュームなんじゃないかと思う。本作は低価格ソフトでありながら、シナリオはミドルプライスに迫るボリュームがあるんだよね。シナリオにボリュームがあるだけにきちんと起承転結があるし、物語としてまとまっているという印象。「低価格ソフトにストーリーもクソもあるかよ」と思っている人にプレイしてもらいたいね。ただし、公式サイトにある「明るくポップなエロコメディ！」というのは、ちょっと違うんじゃないだろうか。どちらかといえばシリアスなストーリーとなっているので、コメディを期待していた人は肩すかしになってしまう可能性大。それから、主人公の由宇とヒロインの人形舞依、人形依理が親しくなるのが早すぎる気も。まったく面識の無かった3人が出会い、いきなり相手を好きになってしまうというのは不自然なんじゃ？　人形家は神代家に古来より仕えてきた一族で、両家の間では舞依か依理のいずれかが由宇の子供を産むということは話が付いているという設定なんだから、舞依と依理は以前から由宇を知っていたという設定の方が自然だったんじゃないかなぁ。

©桃色劇場

姉妹のいずれかを孕ませるのがこのゲームの目的。となればＨシーンにも期待してしまうところだけど、あまり「濃い」という印象はない。念のためにいっておくと、CGは差分抜きで35枚、イベント数は20あるので、価格を考えれば、決して少ないということはない。それどころかコストパフォーマンスは上々といってもいいくらいだ。ところが、ここでは先に書いたストーリーのボリュームが徒になってしまっているんだよね。ストーリーが長いものだから、イベントとイベントの間が開いてしまい、実際のイベント数よりもエロが少なく感じられてしまうわけだ。とはいっても、CG枚数を増やしたら価格が上がってしまうだろうし、シナリオを削ったらこのゲームの良さが無くなってしまうしねぇ……。難しいところではあるんだろうけどね。Ｈのシチュエーション的にはフェラ、パイズリ、本番といったところで、特に突飛なところはない。基本的にすべて和姦で、ラブラブな雰囲気のものがメイン。舞依も依理もＨには積極的なんだけど、舞依は明るく、依理は恥ずかしがりながらという感じで、それぞれのキャラの特徴がしっかりと出ていたのは良かったかな。

さすがに大作といえるほどではないけど、きちんとシナリオを楽しめるという意味で貴重な低価格ソフト。今後への期待も込めて、オススメ度は☆4つ。母親の亜貴がフタナリで、主人公もグラフィック的にはフタナリに見えてしまうので、フタナリが大嫌いという人にはオススメできないけど、巨乳と純愛モノが好きな人にはオススメ。

   使い方

攻略

目的のキャラを追いかけていけば、キャラ別エンドに到達できる。注意して欲しいのは、Ｈシーンでは必ず中出しを選ばなくてはならないということ。外出しを選ぶとルートに関係なく、女体化エンドとなってしまう。そして、舞依と依理を均等に選び、「二人に産んでもらおうよ」を選べばハーレムエンドとなる。

（by Suno）