魔界天使ジブリール4

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登場人物一新！　新たなるジブリールが始まる

©Front Wing

主人公の剣人と、ヒロインもも・葵・ユズハは、幼なじみの仲良しグループ。剣人は鈍感なため気づいてないけど、彼女たちは全員剣人に恋心を抱いていた。そんなある日、「学園に変質者が出る」という情報を聞きつけた主人公たちは、生徒会役員としての責務を果たそうと校内パトロールを開始するのだが……。突如現れた双子姉妹の悪魔っ娘と触手モンスターに襲われ、大ピンチに陥ってしまう。しかし、お騒がせ天使ラヴリエルが登場し、もも達に変身アイテムを授けてくれたおかげで窮地を脱することに成功する。聖天使ジブリールに変身したもも達は見事強敵を撃退できたけど、ちょっと困った問題が……。ジブリールの力の源アモーレパワーは、Ｈすることでしか補充できないのだ！　いつでもＨできるよう4人で同居生活を始めた剣人たちは、Ｈな試練を乗り越え悪魔に勝利できるだろうか？

このゲームは、『聖天使ジブリール』シリーズの第4作目にあたる作品だが、1〜3で活躍した主人公＆ヒロインは登場しないので、本作が初めてのジブリールって人でも問題なく遊べるシナリオ構成になっている。一方、作風が結構変わってしまったので、ジブリールファンたちにとっては好き嫌いが分かれちゃうかもしれないね。従来作は“アモーレパワーの補充”という設定を重視し、Ｈをすることでヒロインを強くしていく育成要素をシステムに盛り込んでいたのだが、本作ではアモーレパワーの補充はあまり重要視されていない感じ。攻略中のヒロイン以外とはＨする機会がゼロに近い状態になってしまうのに、彼女たちがパワー不足に陥ることはないのねん。旧ジブリールはパワーがないとバッドエンド確定だっただけに、Ｈなしで戦える状況はいささか違和感を感じたッス。もうちょっと初期設定を大切にしても良い気もする。

©Front Wing

あと、シナリオ展開的に違和感があったのが、凌辱エンドルートの扱いだ。純愛イベントを選択し続けるとハッピーエンドに到達し、凌辱イベントを選択し続けると凌辱エンドに到達するシステムなのだが、ぶっちゃけ両ルートともラスト直前まで日常会話などに違いがないため、凌辱エンドが取って付けたような状態になってるのねん。凌辱ルートに突入したら、ヒロインの態度がよそよそしくなるとか、主人公と距離を置こうとするイベントを織り込むなどして、ハッピールートとの差別化を図って欲しかったなぁ。せめて、凌辱ルートではハッピールートの感動系イベントを見られなくすべきでは？　凌辱エンドを先に見ちゃった人は、ハッピーエンドに到達しても「さっき見た話ばっか」となり、感動指数が半減しちゃうと思う。

ちょっとダメ出しが多くなってしまったが、じつは拙者的には★4個という高評価だったりする。勧善懲悪の変身ヒロイン作品として見ると評価は微妙になっちゃうけど、Ｈイベントの破壊力が抜群なためヌキゲーとしては非常に優秀なのねん。とくに凌辱Ｈとバッドエンドのキレ味が素晴らしい。教師やクラスメイトに精液を注ぎ込まれ、まさに肉便器状態に貶められる展開は激アツ！　股間から溢れ出るドロッとした精液描写に大興奮しました。孕ませエンドもバッチリあるので、ダーク路線のＨが好きな人は必見でござるよ。ハッピールートでもヒロインが犯されるイベントがあるので、寝取られ属性がない人はご注意を。

ハッピールートでは、友情を取るか恋を取るか悩む乙女の姿を丁寧に描いており、学園ラブコメ作品としても楽しめるね。というか、戦闘らしい戦闘が少なめゆえ、むしろ学園ラブコメ要素の方が印象に残ったッス。敵を殴り倒した回数より、ラブリエルとのど突き合い漫才でラブ公をぶっ飛ばした回数の方が多いかも？　総論としては、ストーリーの整合性やイベントの繋がりに若干納得しにくい部分はあるけど、トータルでは人気シリーズに恥じないエロさ満載の良作だと思う。ヌケル変身ヒロイン作品をお探しの人に是非！

   使い方

攻略

攻略は簡単。純愛Ｈを選び続ければハッピーエンド。凌辱エンドを選び続ければ凌辱エンドだ。戦闘中の選択肢を間違えるとバッドエンドとなる。中出し・外出しはどっちでも通過してもOK。

（by イ・ヤン提督）