ク・リトル・リトル〜魔女（オトメ）の使役（フレ）る、蟲神（テンシ）の触手（ユビサキ）〜

Twitter縺ｧ縺､縺ｶ繧�縺�

触手姫の手足となり神々の戦いに参戦！

ごく平凡な学園生活を送っていた主人公・久世玲壱は、金髪の美少女オーガストと出会い、世界の命運を左右する壮絶な戦いに巻き込まれてしまう。じつは、オーガストは神の精神（触手姫/ラヴクラフト）、玲壱は神の肉体（触手/ク・リトル・リトル）の転生体で、二人一組で真の力を発揮できる存在なのだ。オーガストと玲壱のような神の転生体は、この地球上に8組存在するらしい。触手姫たちの能力は不完全なため、同族を倒し霊子を奪うことで力を蓄えることができるのだ。世界を滅ぼそうとする触手姫と、その野望を阻もうとする触手姫。はたして、全てを手にするのはどちらの陣営なのだろうか？

© 2009-2010 Black Cyc All Rights Reserved.

まず結論から言っちゃうと、本作の評価は好き嫌いが両極端に分かれるだろう。というのも、BlackCycならではのエログロ要素が満載なので、ハートが弱い人はめちゃブルーになること間違いない！　「アオゾラ」ルートは比較的誰でも楽しめる触手バトルのシナリオだが、対をなす「ヨゾラ」ルートは超ハード。ヒロインの手足がないダルマ絵に始まり、思わず目を背けたくなるようなエログロ描写の連続ッス。脱糞シーンなんかごく普通のレベルだね。巨乳化させたオッパイに無数の乳首を付けて搾乳する肉体改造プレイや、通常のボコ腹レベルを遥かに超える、ボコ×3ぐらいの強烈変形プレイなど、思わず「うひゃ〜」と叫んじゃうようなシーンが次々と……。故に、これらエログロこそBlackCyc作品の醍醐味って思える人は★4個以上、エログロは苦手って人は★2個以下のオススメ度って感じになるかな。

さて、エログロ要素を除外した部分の評価だけど、正直システムは「やや難アリ」という印象を受けたっス。攻略チャートを見てもらえれば判ると思うが、本作には一般的な行動選択肢がない。分岐ポイントが来ると、青or黒ルートのどっちに進むか指定するのみ。天秤に青のおもりor黒のおもりを載せるCGが表示されるのだが、すべてのシーンが同じ天秤CGゆえ、データをロードしたとき「あれ？　ここどこのシーンだっけ？」って具合に、状況を把握しにくくなるのねん。せめてセーブデータに「第1章黒い月」など、プレイ状況を示す補足説明文が欲しいところだ。特定エンドをクリアする度に新規ルートが追加されるシステムなんで、フローチャートを表示できるマップ機能があっても良いと思う。

© 2009-2010 Black Cyc All Rights Reserved.

あと、何度もループするシナリオ展開は嫌いじゃないけど、最初の頃はネタを小出しにしすぎてる気がする。色んな伏線を残したまま唐突に物語が終わってしまうため、全体像を把握するまで時間がかかり、ちょっと感情移入しにくかったなぁ。まぁ、その代わり、伏線部分が明らかになり、点と点がつながり線になったときの気持ちよさは抜群なんだけどね。エログロ描写の好き嫌いはあると思うけど、基本的なシナリオは完成度が高く面白かったです。特に、神々の力を使った壮絶なバトルは必見でござる。ウンコを敵対者の直腸に転送し続けるスカトロ攻撃には大爆笑！　先の読めない展開に衝撃的な結末…。伝奇系AVGが好きな人はハマると思うよ。

ただ、ちょっと残念だったのはプレイ周回数が多く、流用イベントを何度も見させられること。青と黒でCG差分を用意しイベントに変化をつけているけど、個人的にはもう少し周回数を減らし、新規イベントがポンポン発生するバランスが良かったなぁ。ヌキゲー的には使いにくいかも……。というワケで、BlackCycならではのクセの強い作品なんで、万人にお勧めすることは出来ないが、BlackCycのファンなら買って後悔することはないと思うよ。

   使い方

攻略

青と黒ルートを順にプレイしていけばいいのだが、どこのルートをプレイしてるか見失いがち。イベントの回収漏れには注意すべし。

（by イ・ヤン提督）