露出人形〜恥ずかしさに震える少女〜
Delta | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウンロード版:3150円(税込) パッケージ版:3675円(税込) | 1Play3時間 | 属性:凌辱、露出 |
難易度:2 | ダウンロード版:2009/4/17発売 パッケージ版:2009/4/24発売 | オススメ:☆☆☆ |
不思議な本の力でワガママ女に恥辱を与えろ!
代行教師として音楽学校に赴任した主人公は、ワガママで有名なお嬢様・西園寺燐に目をつけられ、執拗ないじめを受けるようになってしまう。そんなある日、彼は正体不明の少女・香澄と出会い、1冊の古ぼけた本をもらう。その本は人を自由に操る力を持つものだった。主人公は本の力を使い、燐を凌辱していくが!?
©Delta
このゲームを一言でいってしまうなら、マインドコントロールモノということになるんじゃないかと思う。一般的なマインドコントロールモノだと、相手の心を操るわけだけど(だから「マインド」なわけだしね)、この作品では心を操ることはできないという設定。従ってほとんどのイベントでは、ヒロインは心では激しく抵抗しながらも、体は逆らうことができずに主人公に凌辱されることになるわけだ。この設定は自分的にはヒットだったかな。必死に抵抗していたヒロインが、やがて心が折れ、壊れていく過程がしっかり描かれているのがツボにはまった。心を支配するタイプのマインドコントロールモノだとヒロインの抵抗がないので、どうしてもイベントが淡々としてしまいがちだからね。その点、この作品のように心は正常な状態だと、抵抗するヒロインを意のままに支配するというのを楽しめるのがよかったかな、と。
ただ、この作品はかなり人を選ぶタイプの作品でもあるように感じる。まず第一に、寝取られが多いこと。このゲームの主人公は自分は表に出ず、他人にヒロインを凌辱させることが多い。主人公の目的が自分の快楽ではなく、ヒロインである西園寺燐を貶めることにあるので当然といえば当然ではあるんだけど、やっぱり主人公自らの手でヒロインを凌辱して欲しかったと思ってしまった。
第二に、『露出人形』というタイトルのわりに、露出調教が少なめだったこと。電車の窓に燐を押しつけ、ホームにいる人に見せつけながら犯すなんていうイベントは良かったんだけど、全体としては人の来ない場所でのHや、周りで見ている人間も巻き込んだ乱交になってしまうことが意外に多くて、露出モノとしてはちょっと物足りない。これも心を操ることはできないという設定上、あまり多くの人に見られると主人公の行動が露見してしまうわけで、仕方がないといえば仕方がないんだけどね。
©Delta
第三に、エンディング後の後味が悪いこと。まず、最初にいっておくと物語そのものは悪くない。最後のオチも「ほぅ、なるほど。そうきたか」といいたくなるもので、物語を破壊しないレベルで意外性があるし、オカルト的な要素も悪くないしね。それじゃあなにが悪いのかというと、主人公を含めた登場キャラクターに好感を持てないということ。主人公は小心な小悪党だし、メインヒロインの西園寺燐はまさに嫌な女を象徴するようなキャラクター。主人公の同僚教師である沖本柚香利はオドオドしているばかりで、見ていてイライラしてくる。そんな感情移入を拒否したようなキャラクターたちが、自分勝手に行動した結果、勝手に自滅していくという物語なので、物語に爽快感とかカタルシスがないんだよね。主人公に大義名分を持たせるとか、ヒロインをもっとカワイイタイプのキャラクターにした方が一般受けは良かったんじゃないかなぁ、と思ったり。
不満点をいくつか書いてしまったけど、寝取られにしても露出調教にしても、個人の好みの問題。後味の悪さにしても、キャラクターへの感情移入を重視しないという人なら、捻りの効いた物語として楽しめるんじゃないかと思う。CGは差分抜きで32枚、イベント数は25あり、イベントの尺は長めなので、その点でコストパフォーマンスも悪くない。意識のあるヒロインを自由に操って凌辱するというシチュエーションが好みに合うなら、オススメできる1本かな。
攻略
選択肢の数は少ないので、難易度も低め。最初の選択肢でルートが大きく2つに分岐し、2つめの選択肢でエンディングが決定されるシステムだ。2つめの選択肢で「適当に誤魔化す」を選んでしまうと、柚香利ルートに入ってしまうので注意すること。
本を持って急いで追いかける |
【柚香利エンド】 |
一度自分の机にもどる |
本の事を説明してみる |
【燐エンド】 |
(by Suno)