私の知らない妻の貌

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妻の過去があきらかになるとき……

美しくやさしい妻と、一人娘に囲まれて幸せな毎日を送っていた主人公の元に、差出人不明の1枚のディスクが送られてきた。そのディスクは妻の帯刀一花の過去を収めたものだった。レイプされ奴隷とされてしまった学園時代。その反動から快楽を貪るようになった大学時代。そして、現在の妻にも男の影が見え隠れするようになり……。自分の知らなかった妻の貌を知ったとき、主人公の選ぶ行動は？

©アイル【チーム・SOIF】

『くのいち飛鳥 〜吉原遊郭奇談〜』のレビューではエロが薄くてちょっと残念と書いたわけだけど、そのアイルの低価格ソフト。さてどんなものかと思いながらプレイし始めたわけだけど、個人的にはアタリだったかな。

まず、なんといってもイベントのほとんどがＨシーンというのが嬉しい。そう、これなんだよね、自分がアイルに求めていたのは。どのルートに入ってもひたすらエロ。エロのシチュエーションもバラエティに富んでいて、プレイしていて飽きないしね。物語は基本的には寝取られモノということになるわけだけど、寝取られモノとしてはややソフトかな。学園時代は過去の話になるわけだし、大学時代は完全なヤリマンになっているので、寝取られ色はやや薄い。というわけで、ディープな寝取られ好きには物足りないかもしれないけど、寝取られ入門用としては最適かも。なお、CGは差分抜きで29枚、イベントは25となっている。CG枚数はやや少ない気もするけど、イベントの尺が十分に取られているので、物足りなさは感じなかった。むしろ、満足感はかなり高いね。

©アイル【チーム・SOIF】

ヒロインとなるのは原則的に主人公の妻である帯刀一花1人だけ。娘の帯刀翠も出てくるけど、イベント自体が少ないので、翠を目当てにプレイすると残念な結果になってしまうだろう。ゲーム全体のボリュームを考えればヒロインを1人に絞ったのは正解だった気がする。低価格ソフトでヒロインの数を増やしすぎると、1人あたりのイベントが薄くなってしまうからね。ただ、このゲームの場合、1人のヒロインであっても学園時代、大学時代、現在と3つの時代を見せることでバリエーションを出しているわけだけど、これは賛否両論になりそうだ。1人のヒロインのいろいろな面を見られて嬉しいと思うか、それぞれの時代の掘り下げが足りないと思うかで意見が分かれそう。自分としてはエロに満足してしまったのでこういう見せ方もアリだなと思ったけど、キャラクター性を重視する人は注意した方がいいかもしれない。あと、3つの時代で胸の形や大きさが微妙に違うのも良かったかな。いずれも巨乳ではあるんだけど、学園時代はやや堅そうで、人妻になると柔らかそうにちょっとだけ垂れていたりするのは芸が細かくていい感じだ。

トータルとしては、度を超してグロテスクなイベントや獣姦などはないので、エロ重視のプレイヤーなら誰でも受け入れやすいヌキゲーに仕上がっているという印象。スカやタトゥーなどはあるけど、そういうのはわりとあっさりと流されているしね。システム面ではいつものアイル。クイックセーブはないけど、セーブ自体はいつでも可能なので、それほど問題でもない。『くのいち飛鳥 〜吉原遊郭奇談〜』ではなくなっていたヒント機能も復活していて、サクサクとプレイできるのも嬉しいところ。やっぱりヌキゲーはこういうサクサク感が大事だと思うわけですよ。というわけで、コンパクトではあるけどコストパフォーマンスの良いヌキゲーということで、オススメ度は☆4つ。とりあえずお手軽にエロを楽しみたいという人には、安心してオススメできる1本。

   使い方

攻略

ヒント機能、というより答えがついているので、必要ないかなとは思うんだけどチャートを作っちゃったので。とりあえず、選択肢が出てきたらセーブをしておこう。

（by Suno）