ドキドキ痴漢電車〜ボクと彼女のヒミツな関係〜

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エスカレートしていく痴漢行為

無口なクラスメイトの愛染沙耶に好意を持っている主人公の将人は、毎朝電車で沙耶に話しかけていた。しかし沙耶はまったくの無反応……。しかし、ある日のこと。いつも以上に混んでいる電車内で沙耶と密着した主人公は、偶然にも沙耶の股間に手が挟まり、電車の揺れなどで結果的に沙耶を痴漢してしまったのだ。沙夜に嫌われたと思い込み気が重くなっていた主人公だったが、翌朝の電車で沙耶が主人公のカバンに股間を押しつけ、熱い視線とともにお尻を揉むよう求めてきた。こうして2人の秘密の関係が始まるのだった。

©ローズティアラ

本作に登場するヒロインは沙耶だけであり、タイトル通りでほとんどのシーンは電車内での痴漢となっているので、沙耶ひとりを相手にひたすら痴漢するという展開を求めている人には嬉しい作りだといえる。他人との関わり合いを避けているヒロインの沙耶は、実は人とのつき合い方に自信がないだけで、声をかけてきてくれる主人公には好意を持っている。まあ、そうじゃなくては痴漢で触れ合おうとするわけがないから、プレイ前から予想はできる部分だ。

ストーリーのほうは、お互いにむっつりすけべな主人公と沙耶が、電車の中で味わったスリルと快楽で弾けてしまい、痴漢プレイをエスカレートさせていくことになる。痴漢プレイを繰り返すうちに、沙耶が主人公との関係をどうするのか決断して2種類のエンディングに分岐する。選択肢はそれほど多くないので、お手軽にプレイできるおかずゲームといえるだろう。

©ローズティアラ

ゲームのシステムまわりは、プレイを快適に進めようとする上で困るようなことはない。セーブスロットは99カ所あるし、コメントをつけて保存することができるし、メッセージスキップも高速だ。ただ、タイトル画面は微妙な構成となっていた。「GameMenu」「ConfigMenu」「Extra」「EXIT」の4種類があり、それをクリックしたらサブメニューが表示されるため、「NewGame」「LoadGame」など選びたいメニューをクリックするのに必ず2クリック必要となっていて手間がかかる。「ConfigMenu」「EXIT」に至ってはサブメニューが1つしか項目がなく、無駄にクリックをさせられるというこの仕様は謎かな。それと残念だったのはテキストではノーパンノーブラというシーンでCGにパンツがあるという不整合があったことだ。あとは気になるおまけのほうだけど、CGモード枠は26個で用意されているシーン数は12種類となっていた。ダウンロード版だとCG1枚あたり税抜き100円となっているのでボリューム的には最低限はあるといった感じかな。なお、シーンの一覧は以下に記しておく。

1. しょうがない…よね？
2. やっぱしょうがないから…
3. 痴漢…していいよ
4. もっと色々してほしいの
5. 一大決心はノーパンノーブラから
6. 恋愛が優先？刺激が優先？
7. 初体験は途中下車です
8. 私、ムッツリスケベだよ…？
9. 迷った時がぁ〜触り時っ！
10. らぶらぶ痴漢…ごっこ★
11. 引き返せない最終電車
12. 見てますかぁっ！見えてますかぁっ！

痴漢プレイにのめり込んでいく2人を描くという単純明快なコンセプトがはっきりしているため、痴漢モノのお手軽なゲームを求めている人にお薦めしたい作品だ。まあ、あくまでも痴漢プレイだからリアルさというのはなく、絶対ばれるだろうというような行為が多めなのに注意してもらいたいかな。痴漢ゲームにリアリティを求めている人にはあまり向かないかもしれない。個人的には沙耶のキャラ作りが楽しめた。痴漢されるごとにエロくなっていって、ローターやバイブなどを購入して来て（テキストだけだけど前夜に試してから）主人公に渡すんだもんね。沙耶のほうがノリノリというのがちょっと新鮮な感じで、個人的には☆☆☆+ぐらいだったかな。ちなみにHAPPYENDのラストは、「痴漢プレイを卒業したらNEXTは、コスプレにLET'S TRY」なんて沙耶が言っているので、コスプレでの続編もあり得るのかも!?

   使い方

攻略

最初の2つの選択肢は、右側の選択肢を選んで通過すればよい。テキストの違いもしっかり見ておきたい人は左側の選択肢でシーンを終わらせるまでプレイしてからロードして右側を選んで進めていけばよいだろう。エンディングの分岐は沙耶にバイブを使わず、最終電車で沙耶にしてもらうことでHAPPYENDに決まるようだ。2回のプレイでコンプリートできる。

（by 伊織舞也）