もっと！精液大量注入！

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凶悪な精液でイジメっ子に復讐だ！

主人公の早川涼はくだらない理由で言い掛かりをつけられ、理事長の娘である黒住キリエとその手下的な深町真理から執拗なイジメを受けている。クラスメイトの杉本愛子も同じようにイジメられていたが助けることができずにいた。そんな主人公の前に現れたのは武田と名乗る白衣の男だった。イジメを嫌う彼は事情を聞き、主人公たちを助けようと言い出す。武田が取り出したのは1粒の錠剤。それを飲むことで精液に媚薬効果が付くのだという。それでキリエたちを奴隷に堕としてしまえばよいのだと……。さすがにレイプするのは……と悩んでいた主人公だったが、翌日に教室で愛子が八つ当たりでイジメられているのを見て、錠剤を飲んでイジメから逃れるために対決することを決意したのだった。

ディーゼルマインから2008年末に発売された人気作『精液大量注入！〜オレの子種は媚薬入り〜』の続編となる作品だ。直接的なストーリーのつながりはないので、本作からプレイしても十分楽しめる作りとなっている。関連性としては、前作の主人公である武田が今回は涼と愛子の救世主として登場した程度だ。もちろん、武田からもらう錠剤で得られるのは媚薬なんて生易しくない麻薬的依存性のある効能なのは今回も同様だ。ただし、愛子も武田に渡された錠剤でフタナリ化して復讐に参加シーンがあるので、フタナリ属性のない人には少々つらいかもしれない。武田は元に戻す錠剤もくれているけど、愛子が元に戻ろうとしないから復讐を開始したらフタナリ状態がずっと継続だ。

© ディーゼルマイン

序盤は愛子と協力してキリエと真理に復讐していく展開となるが、効果の確認もせずにいきなりぶっつけ本番で犯っているのに驚いた。チャレンジャーだな〜。仲間の愛子と合意の上で少しぐらい試すのかと思っていたから、そのシチュエーションがどんなものか期待していた自分は少々拍子抜けしてしてしまった。

実際に初めて効用を試すシチュエーションは、キリエと真理どちらの場合も愛子が押さえつけている間に強引に上下の口に注入という似通ったものとなっているのが残念ながら少し気になったかな。低価格ソフトでシーンが少ないのに重複的なシーンがあるのでは、好みのシチュエーションではなかった人は少々不満を感じてしまうかもしれないもんね。

まぁ、基本的に前作同様でノリと勢いで突き進むおかずゲームではあるが、注意してもらいたい部分がある。愛子に犯させながら精液を掛けた弁当を食べさせたり、愛子と2人がかりで協力して凌辱を行ない復讐していたのに、孕ませてしまったエリカと主人公があっさり恋人になって愛子もそれを了承しちゃう展開があり驚かされてしまうってことだ。その部分は復讐劇のストーリーを軽くしているんじゃないのかと思ってしまった。それと、今回はハーレム一本道だった前作とは異なり、シナリオ展開の基本がヒロイン個別となっていることにも要注意だ。ハーレムもあるけど、前作をハーレム作品として楽しんでいた人は本作に期待しすぎてはいけないかな。まあ、大量射精で精液によってボテ腹となるのとアヘ顔を見せてくれるのは共通だから、それらが気に入っている人は大丈夫そうだけどね。

システムまわりは若干使い勝手がよろしくない印象だった。メニューは全て画面右上のMENUボタンを押して画面右端にメニューを表示し、そこから選ぶことになるためだ。普段は非表示なのだからもっと各機能のボタンを大きく表示して見やすくしてほしいのと、各機能のボタン間が縦に開いていて使いたい機能によっては移動させるマウスカーソルの距離が長くなるのが気になった。ちなみに、おまけのほうはCGモード枠が19で回想シーンが16種類となっている。

全体的にフタナリの愛子が目立つため、フタナリが苦手な人には少々厳しい作品と感じられるんじゃないかと思う。前作では早々にハーレム化してたのに、今回はヒロイン個別だったのも個人的には残念だった。この設定は絶倫化するならばハーレム展開で注入しまくりのほうがよかったんじゃないのかなぁ。でも、麻薬的精液がもたらす快感に支配されたキリエや真理の姿に触発された愛子が、その精液を自分も試したくなっていたという展開は楽しめたかな。あと、楽しめるかどうかは人にもよると思うけど、キリエの逆襲もあったよ〜。

   使い方

攻略

用意されているエンディングは、キリエ、真理、愛子、ハーレムの4種類だ。キリエと真理は4回選べば個別エンディングになる。キリエのルート最後で真理を選ぶとハーレムとなり、中盤で「愛子のことを考える」を選ぶと愛子ルートに入れた。

（by 伊織舞也）