満淫電車2

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言葉責めにスポットをあてた痴漢ゲー

©BISHOP

主人公の田中有は、千人を超える女性たちを毒牙にかけてきたスゴ腕の痴漢。脅威の成功率を誇るのは、じつは主人公にちょっとした超能力が備わっているからだ。手で触れた相手の心を読むことができ、しかも、相手の心に自分の思念を送れるのだ。卑猥な言葉をターゲットの心に響かせ、超能力による言葉責めで発情させちゃおう！　お触りテクと言葉責めを駆使しながら、7人のヒロインたちの身体をたっぷり味わうべし!!

痴漢ゲーを大別すると、アクション要素を排除したノベル型AVGと、ゲーム性を追求した作品の2系統に分類することができる。本作は後者のジャンルの痴漢ゲーで、ゲーム性に富んだシステムを採用してるのがウリだ。ゲーム性を重視した痴漢ゲーといえば、マウスで女体をクリックするタイプが一般的。ところが、本作では「言葉責め」にスポットをあて、ボディタッチとは異なるゲームシステムを採用してるのねん。これが結構面白い！　言葉責めに使えるセリフは、駅構内をうろついてると徐々に増えていき、携帯電話のメモリにストックしておくと痴漢時に使用可能になる。各セリフには「胸系・お尻系・羞恥系・被虐系」のパラメータを増減させる効果があり、自分好みのセリフをチョイスし女のコを責め立てていく。特定条件を満たすとコンボ技なども成立するので、やり込み要素があってクセになる面白さがあるね。個人的には好バランスなシステムだと思う。

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ちょっと手強そうなシステムに見えるが、数回痴漢してみればすぐにコツはつかめるので、アクション要素が苦手な人でも気軽に遊べるハズ。女のコを絶頂に導くことが出来ず行き詰まる、なんて心配はご無用だ。ただし、CG差分の回収がチョイ面倒なので、完璧なクリアをめざそうとすると少々手強いかも。また、痴漢シーン以外にも攻略要素があり、ヒロインの弱みを握るまでの段取りをAVGモードでキッチリこなす必要もある。ゲーム性に富んだ痴漢ゲーを求めてる人なら、キャラをじわじわ追い詰めていく過程に面白みを見いだせると思うけど、一刻も早く痴漢シーンを見たくてウズウズしてる人には「テンポが悪く面倒だ」って感じるかも。ここら辺はプレイヤーの趣味趣向で評価が変わるだろう。

さて、肝心要の痴漢シーンだが、上々の仕上がりだと思う。個人的に評価したいのは、下着バリエーションの豊富さ。ギャルゲーのヒロインは同じ下着を着用し続ける作品が多いけど、本作では1キャラ5〜6種類程度の下着バリエーションがあるのねん。痴漢ゲーってチラリズム的な要素も重要だと思うので、下着の種類が多いのは俄然やる気が出る！　複数の下着を用意したのは大正解だ。また、立ちキャラの衣装を自由に脱がし、いつでも下着を確認できるシステムも◎。拙者は下着フェチなので、こういう配慮は嬉しいね。ただ、ちょっと下着の質感がお安く見えるので、もう少し輝きを兼ね備えたシルキーな下着を描いてくれれば文句なかったんだけどね。

全体的に見て「ここが×」という部分が少なく、完成度の高い痴漢ゲーだと思う。まぁ、痴漢ゲーなんでストーリー的な感動とかはあまり味わえないけど、痴漢ゲーならではの背徳感あるＨは存分に楽しめるので個人的にはオススメの作品だ。ちょっと評価が分かれるとしたら、随所にコミカルな味付けを織りまぜてるので、ダーク色がちょい希薄になってることだろうか？　もう少し鬼畜っぽさを追求しても良かった気もする。というワケで、リアルさを追求した痴漢ゲーとは路線が少し違うけど、遊べる痴漢ゲーということで★4個評価っす。

（by イ・ヤン提督）