キスより甘くて深いもの
cyon | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウロード版:4000円(税込) パッケージ版:5040円(税込) | 1Play3時間 | 属性:近親相姦 |
難易度:4 | 2008/12/12発売 | オススメ:☆☆☆ |
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サークル此花の人気タイトルがリニューアル
©cyon
主人公の賀茂由喜は、気持ちいいことが大好きな女のコ。家族や女のコ同士でのHもアリ。ところが、父親とHをしているところを妹の紫眞に見られたことで、しだいに彼女の日常は変わっていく。紫眞からはHを教えてくれとせがまれ、付き合っている恋人とも上手くいかなくなり……。壊れていく日常の中で、由喜はなにを見つけるのか?
この作品は同人サークル・此花の作品を、パッケージ化したもの。本来は第一章から第四章に分れていたものを1つのパッケージとし、CGの大幅リニューアル、シナリオの追加が行われている。これにより、CGのトータル枚数は46枚になり、シナリオのボリュームも正確な容量などは判らないけど、体感的には倍増している。価格的にはミドルプライスに属する本作だけど、コストパフォーマンス的には上々といっていいんじゃないかと思う。もともとは同人ソフトだったとはいっても、クオリティ的には商業ソフトと比べても遜色はないしね。ちなみにCGはオリジナル版第三章の原画に統一されている。
シナリオの方はというと、かなりヘビーな内容。オリジナル版では第一章にあたる序盤こそお気楽で脳天気なノリだけど、物語が進むに従って展開が重く、ドロドロとしたものになっていく。また、選択肢によるシナリオ分岐もかなりあり、分岐によってはサイコホラーに近い雰囲気になってしまうこともある。そして本作のウリでもある追加シナリオでは、妹の紫眞と兄の弓削康雄の視点となり、この視点変更が上手く効いている感じだ。由喜の視点では見えなかったものが見えてきて、意外な発見とかもあるしね。ちょっと気になったのが、父親の賀茂幸信がなにを考えているのか分からなかったところ。兄の康雄は康雄視点のストーリーが用意されていることもあって、妹と関係してしまうことの葛藤とかが描かれていたんだけど、父親の場合はそれがないので、実の娘とHすることの罪悪感などが感じられなかったんだよね。そのあたりが改善されたらもっと面白いストーリーになったんじゃないだろうか。
©cyon
Hシーンに関しては、若干尺が短めかなという感じ。まぁ、ゲーム自体がそれほど長いわけじゃないので、ストーリーを描くということを考えれば、バランスがいいとも言えるけどね。内容は純愛のラブラブHから鬼畜な陵辱までバリエーション豊富。とは言え、ストーリー上、ヒロインが犯されたりといったシチュエーションが多めになっているかな。単純なエロのボリュームでは特筆するところはないんだけど、悲壮感のあるHなど、シチュエーションでエロさを演出していると言えるんじゃないかな。
トータルで見れば、価格に見合うだけの面白さを持った作品だと思う。ヒロインたちの設定がきわどかったりして、商業ソフトとしてはかなりギリギリだけど、それが逆に一般的なエロゲーでは見られない背徳感を醸し出している。シナリオもしっかりしているので、同人ソフトはあまりプレイしたことがないという人にもオススメしたい作品だ。
(by Suno)
背徳感あふれるシナリオが魅力
キスが大好きで誰彼かまわずキスしてまわるキス魔の由喜は、離婚して女に飢えている父親を慰めるためにHの相手をしていた。ところがある日のこと、妹の紫眞にその禁断の関係を知られてしまう。そして紫眞は一人だけ仲間はずれにされている疎外感から、由喜に自分も父親とエッチしたいと言い出すのだった。妹にHを教えることになってしまった由喜は、誰にも相談できない悩みを抱えながら波瀾万丈の学園生活を送ることに……。
©cyon
初回プレイは奔放に生きる由喜が主人公となる。キス魔であるだけでなく、彼氏や先輩(女)、父親、妹を相手にHなことをしていくわけだけど、元彼に凌辱され、妹に父親を寝取られてからは母親に引き取られた兄のところへ向かい抱かれる展開もある。兄は親友である千絵の彼氏であるのだが、そのことが初回プレイではわからないので、繰り返しプレイをしないと背徳感を味わえない作りだ。由喜のシナリオは3種類の結末が用意されていて、兄とのHか姉妹一緒に父親とHをすることになる。
1つでもエンディングを見ると、最初からプレイを始めた際に視点の選択が可能となり、妹の紫眞と兄である康雄の視点でもシナリオを楽しむことが可能だ。姉妹それぞれの葛藤と兄の歪んだ欲望がはっきりわかる。また、康雄のシナリオでは自分が母の浮気で生まれたことを知り、それをきっかけに彼女よりも妹の由喜に惹かれていくさまが描かれている。テキストはやや短めな印象がするが、初潮もまだの妹がHに目覚めていくシチュエーションやドロドロな近親相姦の背徳感が魅力だね。
意外だったのは父親の幸信が思っていたほど登場しなかったということ。そしてなぜか幸信の設定が説明されないままに終わるのが不思議だった。おかげでなぜ娘たちとHをすることに抵抗感がないのかをプレイヤーが不思議に思ってしまい、シナリオ上ちょっと浮いた存在となってしまっていた気がする。
なお、本作のシステムのほうは残念な感じだ。今どき珍しい最速表示設定でもテキストがタラタラと表示されるタイプで、エフェクトカットもできないのでイライラするプレイヤーもいるんじゃないかと思う仕様だ。メッセージスキップは遅くないんだけどね。セーブも9個しかなく、バックログもシーンが切り替わるとクリアされてしまってあまり溯って見ることができないのが困りもの。残念ながら本作はシステム面では業界の平均レベルを下回っていることは間違いない。なお、CGモード枠は46個でシーン回想は由喜11、紫眞が8、康雄が4の計23種類だった。
キャラや設定に魅力を感じたならば悪くない作品だと思うんだけど、システムまわりがネックで積極的にはお薦めしにくいのが残念かな。テキストをじっくり読んで堪能したい人ならばあまり問題にならないかもしれないけどね。それにしても、紫眞と康雄のHがないのは意外だった。
(by 伊織舞也)
攻略
由喜エンドを見ると、紫眞シナリオ、康雄シナリオが解放されるシステム。ただ、見なければならないエンディングが由喜エンド1なのか、どのエンディングでもいいのかが、アクチべーションの関係でチェックできなかった。なので、由喜エンド3まで見て、2つのシナリオが解放されないときは、セーブ2からもう1度、由喜エンド1を見て欲しい。
康雄シナリオはエンド3まで見たあとに、最初からプレイすると平野美咲のルートに入ることができるようだ。このルートをクリアすれば、ゲームコンプリートだ。
お父さんのアソコ、とっても大きいの……… |
☆セーブ1 |
ごめんなさぁ〜いっ! |
☆セーブ2 |
紫眞かなぁ |
【由喜エンド1】 |
☆セーブ1から |
す、少しだけ |
深く溜息をついた |
☆セーブ3 |
妹に手を上げた |
【由喜エンド2】 |
☆セーブ3から |
テーブルを思いっきり叩いた |
【由喜エンド3】 |
☆セーブ2から |
お兄ちゃんかなぁ |
【由喜エンド1】 |
《紫眞(妹編)シナリオをプレイするを選択》 |
☆セーブ4 |
「帰ったら、昨日の約束お願いね」 |
【紫眞エンド1】 |
☆セーブ4から |
「やっぱり、なんでもない」 |
【紫眞エンド2】 |
《康雄(兄編)シナリオをプレイする》 |
(「君と、キスをしたい」) |
☆セーブ5 |
母の言葉に反論することが出来なかった |
【康雄エンド1】 |
☆セーブ5から |
由喜を庇おうと決意した |
☆セーブ6 |
「やっぱり駄目だよ、由喜」 |
【康雄エンド2】 |
☆セーブ6から |
「判ったよ、由喜」 |
☆セーブ7 |
急いで、ペニスを引き抜いた |
《イベント終了までプレイ》 |
☆セーブ7から |
そのまま、母親の胎内へ射精した |
【康雄エンド3】 |
《康雄(兄編)シナリオをプレイする》 |
「君を、抱きたい」 |
映画に行くかどうか、帰りながら決めても良いかい? |
【康雄エンド4】 |
(by Suno)