姦染3〜首都崩壊〜

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謎のウィルスに感染したら最後…ゾンビと化す！

未知のウィルス「UNKNOWN−LV4」に感染した者は、脳を破壊され理性を失い、欲望のままに人間を襲うゾンビと化してしまう。東北の某都市を壊滅に追い込んだ前作の惨劇から四年が経過し、人々の記憶からあの忌まわしい事件は徐々に消え去ろうとしていた……。ところが、事件発生地から遠く離れた東京のど真ん中に、あの「UNKNOWN−LV4」に感染した少女が紛れ込んでいたのだ！　平凡な学生生活をエンジョイしていた主人公・綾瀬航は、突如大混乱に陥ってしまった首都東京から、恋人や妹、そして親友たちを守りながら無事脱出できるだろうか？

©2006-2008 SPEED ©PalmTree

このゲームはゾンビの魔の手から逃れ、街から脱出するというパニック＆サバイバルなノリが大人気の『姦染』シリーズの最新作。定評のある人気ゲームだけに、ストーリーやＨシーンなど基本的な部分はしっかりしてて作品としては面白い。しかし、ゲームバランスはお世辞にも良いとは言えないね。

まず、時間制限付き選択肢が個人的にはNG。3秒しか時間的な猶予がないので、セーブしてる余裕がない。しかも、選択肢は行動ミス＝即死のデストラップ型の二択が多いので、セーブし損ねたあげく死亡すると悲惨だ。かなり手前からやり直すハメになるので、ちょくちょくセーブしながらプレイしないと危険。セーブポイントを設けることに神経を使うと物語に集中しにくくなるので、制限時間付き選択肢が演出として適切がどうかは微妙だと思う。ストーリーだけでも十分緊迫感は伝わってくるので、システムで無理矢理ドキドキさせる必要はないんじゃないかなぁ。ドキドキ感といえば、ゾンビが1分ぐらい扉をガンガン叩くシーンがあるのだが、音をキャンセルできないので、恐怖心より騒々しさから来るイラッと感の方が上回ったッス。効果音はキャンセルありが基本だと思う。

あと、難易度的にも初心者には厳しいと思う。デストラップ型の選択肢が多い反面、真逆な死亡フラグが混在してるのが超厄介。死亡フラグが成立しても即死せず、ゲームはそのまま続いていく。で、複数の選択肢を通過したある日、突然感染エンドへってパターンもあるのねん。どこまでさかのぼれば死亡を回避できるのか把握しにくいので、挫折しちゃう人も結構多いんじゃないかなぁ。旧作には自分がどのルートに入ってるか確認できる機能があったけど、本作にはヒント機能もないので、自力クリアはちょっと難しいかも……。というか、拙者はCGが全部埋まらず挫折しちゃったんだけどね(笑)。主要エンドは見られたんだけど、なぜか回想に漏れがあるんだよね。発売直後のVerは不具合が多かったが、まだバグが残ってるのかな？

©2006-2008 SPEED ©PalmTree

さて、細かい部分でダメだしが多くなっちゃったけど、ゲームそのものは面白い。アイデア勝ちというか、姦染ワールドがしっかり確立されてるので、グイグイ物語に引き込まれていくね！　女のコを守りきれなかったときのゾンビ乱交エンドだけでなく、主人公が感染してヒロインに襲いかかる逆展開もある。多彩な結末が用意されていて、まさに手に汗握る展開を楽しめるのだ。ブラックユーモア的なセンスも抜群！　ゾンビ化した主人公とヒロイン悠帆のお父さんが、二人で一緒にヒロインを襲うシーンで大笑いした。我先に犯すかと思いきや、「お父さんから、どうぞどうぞ」とダチョウ倶楽部的な譲り合いが(笑)。理性を失ったはずのゾンビが、人間性を見せる瞬間がとても滑稽で笑えたッス。もちろん、数々の死線を乗り越え、最愛の人を守り切れた感動もバッチリ味わえるよ！　ただ、ゲーム開始直後に、いきなり悠帆に彼氏がいる寝取られチックな描写があったので、拙者はヒロインより先輩のマルガリータや妹に感情移入しちゃったけどね〜。

というワケで、不具合が多かったり難易度が高めというマイナス要素はあるけど、トータルで見ると短所より長所が断然上回ってると思う。美少女に群がるゾンビの群れ、美しい裸体にぶっかけられる大量のウィルス入り精液……。ゾンビ化した女のコの見事なまでの堕ちっぷりは必見！　輪姦系のＨが大好きな人のツボにハマると思うよ。ちょっと致命的な不具合で泣かされたので★は3個に止めたけど、不具合がなければ★4個はあったと思う。差分を入れ、攻略記事を入手してからのプレイをオススメする。

（by イ・ヤン提督）