奪われた女戦士
煩悩本舗 | Windows98/Me/2000/XP/Vista | 1280x1024 |
1260円(税込) | 1Play20分 | 属性:同人、寝取られ、女戦士、異種族姦、ファンタジー |
難易度:1 | 2008/10/5発売 | オススメ:☆☆☆ |
幼馴染みで恋人でもある女戦士が慰み物に!!
主人公のベイルは恋人の女戦士スランとふたりで傭兵稼業をやっていたが、ゴブリン退治の途中、主人公のミスによりスランは捕まり、目の前で……という本作。
システムはブラウザ上で再生するノベルとなっており、フォルダ内に収められた複数のFlash動画を順次再生していくかたちになる(フォルダ内のFlash動画を直接再生も可能)。こういった方式のため、ボリューム調整はPCの設定で行うことになる。CG自体は600×800サイズだが、右にテキストやボタンを表示するスペースもあるため、1280×1024のディスプレイでブラウザを全画面表示にしてもぎりぎりのサイズとなる。
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ところで寝取られゲー全てが抱えるジレンマなのだけど、最初から「これは寝取られゲーです」と謳っている場合すでにネタバレになってしまうのだよね。寝取られゲーってのは意外性によるショックこそが威力なのに。でもそれを隠し黙っていたら寝取られゲー好きの手に渡るとは限らないわけで。
そんな当たり前のことをなぜ書いたかというと、このゲーム……と言うかCGノベルは、もうタイトルや設定からして明確すぎるほどの寝取られゲーだからだ。そのジャンルが好きな私としてはだからこそプレイしたのだけど、寝取られるというオチがわかっている以上、展開は基本的に予想通りになってしまう。
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CGは絵柄にクセがあるものの、この価格のソフトにしてはボリューム的にも質的にも充実していて、テキスト量も多く読み応えがある。
それだけに、この“先が読める話がずっと続く”という展開がもどかしい。せめて途中で逆転できそうになるとか、予想を揺さぶるイベントが入ればとも思うが、捕まってから最後までヒロインは延々と凌辱される一本調子。主人公の前で寝取られるヒロインをこれでもかと見せ付ける意図なのはわかるが、やっぱり意外性という刺激がないと、せっかくの寝取られも盛り上がらないように思う。
むしろシンプルに、ビキニアーマーの女戦士が凌辱されるノベル、として見た方が楽しめるかもしれない。もっともそうして見た場合には視点が主人公の男からだけのため、主人公が眠っている時に何が起きているのかわからないという寝取られゲーでは武器だったシチュエーションが欠点になってしまうが。
総論としては、寝取られと凌辱の間の微妙な立ち位置にあるソフトだが、己の妄想エンジンでヒロインへの感情移入度を上げられる人なら寝取られノベルとして、屈強な女戦士が凌辱され堕ちてゆくシチュが大好きなら凌辱ノベルとして、価格以上に楽しめるだろう。
(by 葉柳)