人妻戦隊アイサイガーぱいぱいポン!〜地球のピンチだ、宇宙人妻魔女襲来!!〜
DISCOVERY | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
7140円(税込) | 1Play30分 | 属性:人妻、変身ヒロイン、テーブルゲーム |
難易度:7 | 2008/10/31発売 | オススメ:☆☆ |
脱衣ゲームに勝利し地球に平和を取り戻せ!
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梃魔を打ち破り平和を取り戻したのも束の間、再び地球に魔の手が……。宇宙人妻魔女・グラマージョが現れ、人妻戦隊アイサイガーのメンバーを洗脳してしまったのだ! 悪の手先になってしまった美紅たちを正気に戻すには、彼女たちが着せられている偽の変身コスチュームを脱がすしかない。グラマージョの夫から託された魔法牌を操り、「ぱいぱいポン」というゲームに勝利し、悪の偽コスチュームを脱がすのだ!
このゲームは、脱衣麻雀と基本的には同じスタイルのソフトで、「ぱいぱいポン」というドンジャラ風なゲームで勝敗を競うことになる。持ち点がゼロになる前or8ゲーム終了する前に4回あがり全裸にするか、相手の持ち点をすべて奪えば勝利となる。ドンジャラと決定的に違うのは、特定条件を満たすと牌が進化・変身し、より強力な役を作れるようになるシステムだろう。物語を進めていくと牌の種類が増えていくのは、なかなかユニークなアイデアだと思う。ただ、実際プレイしてみるとゲームバランスがイマイチで、拙者的にはあまり夢中になれなかった……。
まず気になったのが無駄ツモ比率の高さ。麻雀であれば、「2・3・4」のように数字を連続させる順子(シュンツ)で揃えることができるのだが、本作は「4・4・4」のように同じ絵柄を揃える刻子(コーツ)をメインに手役を構成するスタイル。両面待ち出来ないぶん役作りが遅くなるので、待ちきれずに初心者丸出しの鳴き麻雀に走りがち……。でも、テンパイしても単騎待ちになるので、ロンやツモ率が圧倒的に低くて流局になっちゃうことが多い。テンパイに持ち込んでも流局になると1ゲーム消費してしまうので、結局8ゲーム以内に脱がしきれずに敗北ってパターンに陥りやすいのだ。いかさまアイテムの一発牌を使えばロン率は100%になるのだが、無駄ヅモ率が高いのでテンパイまでたどり着かず、これまた流局ってことになることも……。もう少しサクサク手役が揃うようにし、高額な点数が乱れ飛ぶような設定の方が面白いんじゃないかな?
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拙者は麻雀のあがり役は完全に把握しているが、本作のあがり役はまったく把握してない状況。一覧表をにらめっこしながら遊ぶのが面倒なので、「偶然揃った絵柄で上がれば結果オーライ作戦」で戦っていたのだが、これは止めた方がいい。適当な役作りだと、1000点〜2000点級のショボイ役しか上がれず、満貫級は一度も上がれなかった。4回脱がせばストーリーモードは勝ち抜けるので問題ないけど、チマチマあがる遊び方は面白さ半減なので、ルールを完全に把握した上で遊ぶべきだろうね。にしても、何でドンジャラ風なゲームにしたんだろう? オーソドックスな麻雀を採用してくれれば、こんな苦労せず遊べたのに……。「アイサイガーシリーズは好きだけど、麻雀知らない人が買ってくれないかも」と配慮した上でのことなのかな? だったら、誰もが知ってるトランプとか、シリーズ本編と同じカードバトルで良かった気も……。結局、麻雀知ってる人も知らない人も、最初からルールを覚える煩わしさを経験させられることになるからね。
さて、Hシーンの方だけど、CG枚数にちょっと不満アリだ。CGのボリュームそのものには大きな不満はないのだが、1人に使用されるCGが少ないのだ。ストーリーモードは4回脱がしきるまでHはなく、ラストのHを迎えるとCG2枚構成のHシーンが表示される。フリーモードの場合はCG1枚という構成だ。これは正直物足りない。H時は直太朗の妄想を具現化するという設定なのだが、直太朗ほどのエロ好きがCG1枚分の妄想で満足するんだろうか? 服を1枚脱がす度にCGを挿入するか、全部脱がしたとき一気にCG4枚ぐらいドーンと投入し圧倒して欲しかったなぁ。サブキャラを登場させすぎた結果、1人あたりのHシーンが広く浅い淡泊な味付けになってしまった気がする。まぁ逆に言えば、色んなキャラのHを見られるので、こういうスタイルの方が脱衣系ゲームとしては相応しいのかもしれないけどね。というワケで、ドンジャラ風ゲームに馴染めなかった自分は評価を★2個にしたけど、麻雀とあれこれ比較せず素直に遊べる人なら、★3個以上はあるんじゃないかな? 麻雀には苦手意識があるけど、ドンジャラ風ゲームなら何とかなりそうって人にオススメだ。
(by イ・ヤン提督)