妹たちは俺のモノ
HEAT-SOFT | WindowsMe/2000/XP/Vista | 800x600 |
2940円(税込) | 1Play2時間 | 属性:妹、処女、狂気 |
難易度:3 | 2009/1/30発売 | オススメ:☆☆☆ |
妹たちを幸せにすると誓う主人公だが……
主人公の鋼我は2人の妹たちを溺愛するシスコン。両親は自らの見栄のために、成績優秀な主人公と長女の紅音を褒めるものの、決して成績が悪いわけではない次女の蒼羽に冷たく当っていたので鋼我も紅音も両親を嫌っていた。家族会議で両親に責められる蒼羽を助けたあと、主人公と蒼羽は紅音から彼氏が出来たと告白される。紅音を祝福した主人公たちだったが、両親は紅音を自分たちの見栄を張るための道具としか思っておらず、紅音の交際を邪魔して破局させてしまう。その精神的ショックで入院することになった紅音をみた両親は、紅音を心配するそぶりすら見せず、もう期待できるのは主人公だけなどと言い出す始末。そんなクズな両親に詰め寄られただけで紅音を見捨てた男も信用できず、鋼我は妹たちを幸せに出来るのは自分しかいないと思い込む……。
© HEAT-SOFT All rights reserved.
公式サイトや販売店の情報だと紅音は主人公に犯されて入院しているかのようなキャラ紹介になっているが、入院の原因は両親の側にあったというのにまず驚いた。まあ、キャラ紹介も間違ってはいないんだけどね。途中を省いているから紛らわしい。主人公の目的は紅音と性的な関係を結ぶこと。両親を見て絶望している鋼我は血のつながりはアテにならないからと、性的に結びつくことが最善の手段だと判断したわけだ。病院の監視カメラの死角をついて紅音の病室へ潜入し、紅音を犯して処女を奪って紅音に騒がれ、公式サイトなどの情報にあったように主人公は勘当されている。
紅音を凌辱したあとは家出をした蒼羽と街中で偶然会った主人公が、蒼羽を自宅へ誘い込むことになるが、そこにはすでに快楽に堕ちた紅音がいる。紅音は主人公が勘当されたあとも入院中に何度も犯され堕ちてしまったのだ。公式サイトなどでの情報って……。いや、あえて狙っているのかもしれないけどね。でも事前情報を信じて買う側からすると、「いい意味で裏切られた」ならばよしとしても、作品の根本的な部分で話が違うというのは判断的に困るからできれば勘弁してほしいと思うのが本音ではないだろうか?
© HEAT-SOFT All rights reserved.
まあ、家出してきた蒼羽は姉の紅音に言いくるめられてオナニーすることを求められ、紅音に教わりながら初めてのオナニーをすることになる。ここまでは一切選択肢は出現しないため、ストーリーを楽しみたいテキストも重視な人でないとややつらいかも。紅音の処女喪失と蒼羽のオナニーしかエロがないからね。そんなわけで早くハードなエロを見たい人にはややお薦めしにくい感じもするかな。それ以前に主人公の両親が(ゲームとはいえいくらなんでも)痛すぎるので引いてしまう人もいそうなんだけど。主人公と紅音が自分たちの元を去ってしまったから手のひらを返すように蒼羽を溺愛――いや、スパルタ教育の強行か? それって……親としてどうなのさ? そりゃ、家出をしたくもなるわな。それにしても蒼羽は不幸な星の元に生まれた娘のようで、両親の圧力に屈して姉の紅音を振った男に言い寄られていた。
基本的に本作の兄妹は狂気に囚われている感じなので、ストーリー面でも好き嫌いが分かれる可能性がある。紅音は邪魔者は抹殺しようと言い出すし、両親を主人公と紅音で事故死させているもんね。狂気を宿した兄と姉に導かれるかのように蒼羽も狂気を纏う展開のBADENDが用意されていた。かといって、心が病んでいるヒロインが好きな人にお薦めかというと、微妙に方向性が違うかなという印象。新しい方向を見いだそうと試行錯誤している作品のようだった。姉妹が血の繋がった兄を求めて争うというだけでも十分背徳感があってステキ作品なんだけどね。そういった作りゆえにBADENDに進みやすいというのはあるかな。
ゲームのシステム面では特に不満を感じるような部分もなく快適にプレイできると思う。メッセージスキップも早いので、攻略する際に助かったもんね。おまけのほうは、CG鑑賞は25枠、シーン鑑賞は20種類となっていた。テキストのボリュームはあるが、相変わらずCG枚数的にはパフォーマンスが悪いかなといったところ。まあ、それでもボリューム不足を感じさせない作りにはなっているから、おそらくエンディングを見たあとに「あれ? そんな枚数だったの?」と意外性を感じるんじゃないかな。
トータルで見た場合は2人の妹を自分のものにするという主人公のシスコン暴走と、兄妹そろって病んでいる……というのが魅力(?)となる作品だ。病んでいるヒロインだと悲惨な結末が待ち受けているんじゃないかと期待している人には安心のBADENDが用意されていますね。個人的には国家権力を敵にまわすHAPPYENDのオチが楽しめたかな。HEAT-SOFTは毎回予想の範疇にない何らかのサプライズを用意してくれている印象で、今回も自分的には楽しませてもらった感じだ。
攻略
紅音と蒼羽のBADEND展開とHAPPYENDの3種類のエンディングが用意されている。BADENDは楽に見ることができるが、HAPPYENDを見るための条件はシビアだ。選択ミスをしないように注意しながらプレイしてほしい。
興奮を鎮める時間くらいあるだろう |
このまま帰る |
☆セーブ1 |
蒼羽のことを考える |
蒼羽に頼む |
紅音に相談する |
挿入によって身体に覚えさせる方法 |
紅音に相談する |
紅音を庇う |
紅音の部屋へ寄る |
【BADEND1】 |
☆セーブ1から |
紅音の言うことは尤もだ |
蒼羽に頼まない |
紅音に相談する |
スリルによって快感を増す方法 |
付き合う義理はない。 |
☆セーブ2 |
興奮を抑える必要などない |
【BADEND1】 |
☆セーブ2から |
名残惜しいが我慢する |
【BADEND2】 |
今は辛いが我慢するしかない |
少し気になることがある |
紅音の言うことは尤もだ |
蒼羽に頼まない |
紅音に相談する |
挿入によって身体に覚えさせる方法 |
紅音に相談する |
紅音を庇う |
紅音の部屋へ寄る |
【HAPPYEND】 |
(by 伊織舞也)