お尻っ娘ヴィーナス
Apricot Cherry | WindowsXP/Vista/7 | 1280x720 |
7140円(税込) | 1Play5時間 | 属性:お尻 |
難易度:3 | 2012/1/27発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
3人の女のコのお尻を愛でちゃおう
©Apricot Cherry
主人公・遠山完治は、常人の数倍という桁外れの視力を持っていた。目が良すぎるがゆえに人の感情を正確に読み取ってしまう彼は、人付き合いを苦手としていた。ところが、ある事件をきっかけに親しくなった氷雨川雫のお尻を見てしまったことで、完治は自分が無類のお尻好きだということを自覚してしまう。さらに、雫に勝るとも劣らないお尻を持つ綾芽桜とも親しくなり、彼のお尻三昧の毎日が始まった。
この作品は苛められるようになったヒロインの1人を、もう1人のヒロインがかばったことで苛めが拡大。さらにそれをかばおうとした主人公やキザ男の早乙女健也を含めた4人が、クラスで孤立してしまうというところから物語が始まる。意外と重い出だしから物語が始まるわけだ。当然、プレイヤーとしてはそんな状況を主人公が解決していくという流れでストーリーが進んでいくのかなと思うわけだけど、苛め問題なんて完全に投げっぱなし。そんな問題は完全になかったものとして物語は進んでいってしまう。もちろん、孤立してしまったことによる悲壮感なんてまったくナシ。ルートによってはいつの間にか問題が解決していることもあるけど、いずれにしても物語的に見るべき点はないなぁというのが正直な感想だ。
©Apricot Cherry
さらにいうなら、主人公の視力が飛び抜けているという設定も疑問だ。お尻が柔らかいとか形が良いとか、そんなことは普通の視力を持っていれば十分理解できるし、人の表情を読むのが得意ということもそんな特殊設定が必要だったとは思えない。ヒロインにしてもなぜ主人公を好きになったのかという点がまったくといって良いほど描かれていない。桜は苛められていたところを主人公に助けられたというイベントがあるから理解できなくもないんだけど、それ以外の2人は主人公を好きになる理由があまりに弱すぎるんだよね。
それじゃあ、この作品はつまらないのかというとそうでもなかったりする。短めの共通ルートが終わり個別ルートに入ると、ひたすらHシーンの連続になり、そのHシーンがなかなかにエロかったりするからだ。涎も涙もダダ漏れで感じまくるヒロインは文句ナシにエロいし、そんな陵辱ゲーっぽい感じ方とTOMA氏の描く淡くて可愛らしい絵柄とのギャップも良い意味で意外性がある。原画という点では、タイトル通りほとんどのシーンでお尻を強調するようなアングルになっているのも素晴らしい。しかも、そのお尻が凄く柔らかそうに見えるのが良いんだよね。もちろん、これは原画だけでなく塗りも含めての話だけど。1つ注意してほしいのが、この作品のウリは「お尻」であって「アナル」ではないということ。お尻を揉んだり舐めたりといったイベントはふんだんにあるけど、アナルセックスメインではないので、アナル好きな人は肩すかしになってしまう可能性アリだ。
物語のほとんどがHシーンでしめられている本作だけど、そのHシーンの中でヒロインのかわいらしさはしっかりと表現されているし、「お尻を堪能するADV」という看板にも偽りナシ。学園恋愛ものとして考えると不満が残るけど、お尻メインのヌキゲーとして見れば良作といって良いんじゃないだろうか。CGは差分抜きで57枚、イベント数は17と、価格からすればちょっとボリューム不足かなという気もするけど、イベントの尺自体はしっかりと取られているので、不満は感じにくいんじゃないかと思う。というわけで、オススメ度は☆4つとしたい。
攻略
選択肢は2回しか出てこないので、基本的な難易度は低い。ただし、早乙女健也をクリアするためには、氷雨川雫、綾芽桜の2人をクリアしておくことが条件となる。雫と桜をクリアしたら最初からプレイをやり直して、チャート通りに進めよう。
氷雨川雫に話しかける |
氷雨川が気になる |
【雫エンド】 |
少し校内をぶらついて帰る |
桜が好きなんだと思う |
【桜エンド】 |
(雫、桜両エンド後、最初からプレイ) |
さっさと家に帰る |
好きとかそういうのはないと思う…… |
【健也エンド】 |
(by Suno)