堕ちる人妻

里親と女教師を雌豚に調教

©BLACK LiLiTH

両親を事故で亡くした主人公・渚春樹は、家族ぐるみの付き合いのあった夏目家に引き取られることになった。しかし、春樹の父親は裏世界では有名な調教師であり、春樹もまた父親の血を引いた人間だった。春樹が夏目家に引き取られて3年後、ついに春樹は動き出す。ターゲットは里親でもある夏目沙代子と学園の女教師・冬野玲子の2人。春樹は彼の所属する地下組織・アンダーエデンの力を利用しながら、2人を調教していく。

『監獄戦艦』シリーズや『対魔忍アサギ』シリーズを生み出したカガミ氏＆笹山逸刀斎氏のコンビが久しぶりにタッグを組んだ陵辱モノですな。『監獄戦艦』や『対魔忍アサギ』はSFや伝奇モノであり、ある意味なんでもアリの世界観だった。それに対して今作はリアルの現代日本が舞台の作品ということで、前作までのようないかれたエロさ満点の世界観を作り出すことができるのかちょっと心配だったのだけど、結論からいえばこれは全くの杞憂だった。

©BLACK LiLiTH

さすがにリアル世界が舞台なのでモンスターとか触手、あり得ないような調教マシンなんかは登場しないけど、理性も知性も失ってぶっ壊れたように感じまくるヒロインは健在で、描写も非常に濃厚。あえぎ声はかわいらしさとは無縁の獣の咆哮みたいだし、口から涎を垂らし鼻からは精液を垂らしているCGなんかは下品そのもの。でも、その下品さがとってもエロいんだよね。下品といえばカガミ氏のトレードマークでもあるアヘ顔もかわいらしさとは対極にあるものだと思うけど、個人的には大好きだしとってもエロい。こういう下品さって好みは出ると思うし、拒否反応を示してしまう人も少なくないと思うけど、ヌキゲーとしては非常に優秀といって良いんじゃないかと。少なくとも『監獄戦艦』や『対魔忍アサギ』が好きだった人なら、大満足できる内容だろう。グラフィックではLiLiTH作品ではお馴染みの断面図や擬音もあって、このあたりはエロ漫画っぽい感じだね。これまた好みは分かれるだろうけど、モザイクのかかる範囲も最小限になっていて、実用性アップに一役買っているなと感じる。

ただ、1つだけ残念だったのが、2人のヒロインが堕ちるのが早すぎること。夏目沙代子は3年間にわたって媚薬を飲まされてきたという設定があるにしても、胸を揉まれただけで堕ちてしまうのはさすがに早すぎなんじゃないかなぁ？　冬野玲子にいたってはたった1回のＨで堕ちてしまうわけで、もうちょっと抵抗してほしかったというのが率直な感想だ。どちらのキャラにもいえることなんだけど、本作の主人公は調教のために媚薬を使うわけだが、この媚薬があまりに万能すぎたんじゃないだろうか。もっと激しくヒロインが抵抗してくれた方が、堕としたときのカタルシスを感じられたんじゃないかな。もっとも、低価格ソフトのボリュームでは堕とす過程を丹念に描くのは困難な面もあるだろうし、難しい点ではあるんだけどね。そう考えると、いっそのこともっとボリュームをアップして、フルプライスで発売してほしかった気もしてくる。キャラクターや世界観は十分にフルプライスのボリュームに耐えられるものだと思うしね。

完全無欠の大傑作とまではいかないものの、非常に実用性の高い良質なヌキゲーといって良い作品。作品のボリュームもイベント数29、CG枚数が差分抜きで44枚と、価格を考えれば十分なものとなっているし、熟女を堕とすというシチュエーションが好きなら、プレイして損のない作品だろう。オススメ度は☆4つだ。

攻略

   使い方

エンディングは調教の際に何回アンダーエデンの力を借りたかによって分岐しているようだ。エンディングの分岐そのものはそれほど難しくないけど、どのタイミングで力を借りたかによってイベント内容が変化することがある点には注意が必要。また、エンド1の最後の選択肢はどれを選んでもエンディングには影響しないが、CGモードの立ちキャラを回収するために、全ての選択肢を選んでおこう。

（by Suno）