記憶喪失のお母さん
熟れ専 | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
ダウンロード版:2800円(税込) パッケージ版:3150円(税込) | 1Play2時間 | 属性:母 |
難易度:3 | ダウンロード版:2011/4/28発売 パッケージ版:2011/5/13発売 | オススメ:☆☆☆ |
記憶喪失の母になにを求めるのか
©熟れ専
幼いころに父を亡くし、母の手塚弥生と2人で暮らしてきた主人公・手塚篤。いつしか、弥生に対して母子を越えた想いを抱くようになっていたが、それは叶わぬ夢と諦めていた。ところが、弥生が事故に遭い、記憶喪失になったことで状況は一変する。篤は弥生に対して、自分たちは恋人同士だと言い聞かせ、新たな生活をスタートさせるが……。
母親がヒロインというゲームは珍しくないけど、この作品の特徴は母の手塚弥生が記憶喪失ということだろうね。この設定にはメリットとデメリットの両面があったように思う。まず、メリットとしては弥生に主人公と恋人同士だったと思い込ませることで、スムーズにHシーンに移行できたということ。人間関係などをじっくり描くことのできるフルプライスの作品ならともかく、低価格作品ではゲーム全体のボリュームの関係で、心情の変化などをあまり丹念に描くことができない。その点、記憶喪失という設定を利用すれば、ゲームスタート直後からHシーンに入っても違和感がない。事実、この作品ではごく短いプロローグ部分が終わると即Hシーンで、それ以降もHシーンの連続と言って良い作りになっている。ゲーム全体のボリュームもイベント数18、CG枚数は差分抜きで35枚と、価格を考えればなかなか頑張っていると言って良いレベルになっているしね。本作がヌキゲーに分類される作品だということを考えれば、これはかなりの長所と言って良いんじゃないかな。
©熟れ専
その反面、ヒロインが記憶喪失で主人公の母親であるという自覚がないために、シリアス系近親モノに必須ともいえるインモラルさが失われてしまったのが惜しかった。コメディ作品ならばインモラルさが無くてもOKだろうけど、本作はそういうタイプの作品じゃないしねぇ。いっそのこと主人公の愛情が暴走して、徹底的な調教を始めるとかにでもすればまた違ってきたのかもしれないけど、この作品の主人公は中途半端に常識的だし……。低価格ソフトの場合、じっくりとシナリオで読ませるということは難しいのだから、もっと尖ったシナリオにした方が良かった気がするんだけどね。
トータルで見ればヌキゲーとしては実用的だし、お行儀よくまとまってはいるんだけど、やや無難にまとまりすぎて記憶に残りにくい作品という印象かな。また、熟れ専作品ということで熟女という部分に期待しすぎると、ガッカリしてしまう可能性もある。それでも、絵柄が気に入ったという前提で、エロだけに期待するなら悪くない作品でもある。というわけで、オススメ度は☆3つ。
攻略
全ての選択肢でルートが完全に分岐してしまうので、選択肢が出てきたらセーブ必須。エンディングを見たらロードを繰り返せば、全エンディング、CGを回収可能。
記憶が戻って欲しい |
☆セーブ1 |
やっぱり記憶が戻って欲しい |
☆セーブ2 |
元の母さんに戻って欲しい |
【エンド1】 |
☆セーブ2から |
ずっと甘えていたい |
【エンド2】 |
☆セーブ1から |
このままずっと恋人でいたい |
【エンド3】 |
もっと母さんの身体を味わいたい |
☆セーブ3 |
自分の好みに仕上げていく |
【エンド4】 |
☆セーブ3から |
もっと過激なプレイがしたい |
【エンド5】 |
(by Suno)