ズブ濡れの義姉・香澄「私の水着にそんな汚いもの、染み込ませないで!」
オーバードーズ | Windows2000/XP/Vista/7 | 800x600 |
9240円(税込) | 1Play6時間 | 属性:競泳水着 |
難易度:7 | 2010/2/19発売 | オススメ:☆☆ |
男子水泳部を潰された怨みを義姉にぶつけろ!
大会に向けて頑張っていた主人公たち男子水泳部は、女子水泳部に対しての覗きの疑いをかけられる。懸命に否定するも主人公たちの言い分は無視され、廃部を免れる代わりに男子水泳部は女子水泳部の雑用係にされてしまう。そんなある日、主人公は女子水泳部の部長である義姉・伍藤香澄がシャワー室でオナニーをしている現場を目撃。それをネタに主人公は香澄を脅迫、調教を始めるのだった。
©オーバードーズ
コスチュームへのフェチズムとヒロインを独占することに特化したオーバードーズの作品ですな。個人的には『美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態! 私のタイツになんてことを……!」』に続いてのプレイということになるんだけど、正直言ってパワーダウンという感じは否めないね。
まず、ヒロインを独占するという主人公の確固たる意思が感じられない。前作では主人公からヒロインを独占したいという意思が感じられたんだけど、今作ではそれがない。確かにヒロインたちには恋人はいないし、当然のことながら全員処女。調教が進んでも輪姦イベントなどは一切無いので、看板に偽りなしではある。でも、寝取られがなければそれでよいという問題じゃないと思うんだよね。他の男になんか絶対に渡すものか! という強い意志がなければ、独占とはいえないと思うんだけど、どうだろう?
©オーバードーズ
次に調教の過程がほとんど描かれていないというのも残念な部分だ。このゲームは前作に引き続きツリー型の調教システムを採用していて、調教は5段階に分かれている。そして、ヒロインは主人公を罵倒しまくりのツンデレキャラ。となれば、最初は主人公にキツク当たっていたヒロインが徐々に従順になっていくという過程がプレイの醍醐味だと思うんだけど、本作では調教が進んでもメインヒロインである香澄の態度はほとんど変わらない。変わらないなら変わらないで反抗的なキャラを調教するという楽しみもあるんだけど、このゲームでは特定のイベントで突然従順になり、そのあとのイベントでまた反抗的な態度に戻ったりするもんだから、プレイヤーとしては調教しているという実感を感じにくいんだよね。従順さだけでなく、体の感度の方も最初から感じまくりだしなぁ……。もうちょっと調教の過程を描いてくれないと、感情移入しにくいと思うんだけどね。ついでにいうと、「義姉」という設定がまったく活かされていないのも不満。義姉と関係を持つ背徳感とか、愛情とかがまったく感じられない。義姉という設定を活かしたイベントをもっと入れて欲しかった。
一方、Hシーンに関しては充実しているといってよいんじゃないかと。イベント数は41あり、それぞれ尺も長めにとられているので、実用性は十分。さらに、イベント数41というのは調教イベントを除いたものであり、実際のイベント数はもっと多いわけだしね。そのHシーンも全裸のものは1つもなく、ほとんどが水着着用というのも良い感じだ。最初からヒロインが感じまくりというのも、エロさという点で見れば実用性が高いといえるわけだし。Hシーンのみを目的として、純粋にヌキゲーとしてプレイするなら悪くはないという感じだね。ただし、CGのクオリティは今ひとつ。立ちキャラは問題ないんだけど、イベントCGは主線ががたついた感じで、あまり綺麗に見えない。前作まではそんなことはなかったのに、どうしちゃったんだろう……? というわけでサンプルCGを見て絵柄が気に入ったならという条件で、ヌキゲーとしてプレイするならアリというところかと。オススメ度は☆2つだ。
(by Suno)