小公女シャルロット〜ご主人様の処女人形〜
ルネ | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
パッケージ版:9240円(税込) ダウンロード版:6800円(税込) | 1Play5時間 | 属性:メイド、純愛、夜伽調教 |
難易度:8 | 2010/2/26発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
いじめて系メイドさんに夜のご奉仕を命じちゃおう
©ルネ
主人公・ジョナサンは数年前に両親を亡くし、若くして男爵家の家督と莫大な資産を受け継いだ。彼の屋敷で働くメイドたちは、親戚たちが財産目当てに送り込んできた女たちだった。彼女たちが子種を欲しがる浅ましい姿を見ているうちに、ジョナサンは徐々に女性不信に陥っていく……。そんなある日、街で偶然出会った素朴な少女シャルロットに心惹かれた主人公は、彼女をメイドとして雇うことになる。彼女はほかのメイドたちとは違う、と特別な感情を抱き始めていたのだが……。ある晩、あのシャルロットが寝室を訪れ、「お情けを下さい」 と求めてきのだ……卑しいメイドたちと同じように! シャルロットに裏切られたと思い込んでしまった主人公は、今後彼女に対しどのように接していくのだろうか?
本作は名作『戦乙女ヴァルキリー』でもお馴染みの、ツリー選択肢型の調教システムを採用してる作品だ。調教といっても鬼畜テイストは皆無に近いので、ダーク路線が好きな人の趣味には合わないだろう。まぁ、ちょっとした勘違いから序盤のHは少しギスギスした感じはあるけど、あくまで純愛路線の物語だ。雰囲気的には以下の感じ。
主人公:「ど〜せお前も俺の財産目当てなんだろ。だったら望のままに犯してやるよ!」
シャルロット:「誤解です。私…本当にご主人様のことを…」
みたいな流れでゲームは進んでいく。心を通わせたラブラブHになるまでは、ある程度段階を経なければならないのねん。シャルロットの調教を進めるのと同時に、主人公の凍てついた心も溶かさなければならないワケだ。ある意味「主人公調教ゲー」と言えるかも?
ルネお得意のツリー型選択肢の調教ゲームは、とにかくコマンド数が尋常じゃないので、自力攻略は難しい傾向がある。適当に遊んで、イベントを8割り程度埋めるぐらいまでは自由度が高く楽しいのだけど、取りこぼしCGを制覇する段階に入ると、もはや荒行といっても過言ではないレベル。本作も基本的にはCG差分の回収は難しいのだが、従来作に比べると難易度は下がり気味。『戦乙女ヴァルキリー2』では調教レベルが5段階に細分化されていたが、本作は3段階と少なめになってるのがミソ。また、従来作だとある程度ゲームを進めると自動的に調教レベルがアップしてしまい、「まだまだレベル1のコマンドを楽しみたかったのに〜」なんてこともあった。しかし、本作では「調教レベルアップ」というコマンドを実行しなければ、現状の調教ステージを維持できるようになったので、CG回収が以前よりし易くなったね。まぁ、そんなこと言いつつ、拙者は途中で挫折しちゃったけど。回想1個が埋まらなかった……。攻略はなしッス。ごめん。
©ルネ
ちょっと敷居が高そうな感じに紹介しちゃったけど、確実に従来作よりは遊びやすいと思う。調教シーンをスキップし、本編の会話だけ進めてもハッピーエンドに到達できるので、回想シーンを9割程度埋めるのは簡単だったりする。CGを100%にするのが難しいだけで、ゲーム本編の主要エンドはサクサク見ることができるよ! まぁ、サクサク進められるのは良いけど、サブヒロインたちがシャルロットの調教シーンに絡んでくることがないので、ガッツリした調教ゲーが好きな人には若干物足りなく感じるかも……。もう少しメインヒロインとサブキャラの接点を増やした方が盛りあがると思う。
さて、Hシーンの方だけど、基本CGを100枚投入してるだけあり、ボリューム面での不満はとくに感じなかった。もちろん量だけでなく質もバッチリ。原画家スカイハウスの描くムッチリした女性のボディラインがエロすぎて、拙者のテンション上がりまくりでした。シャルロットの昼は淑女、夜は娼婦的な反応もGOOD! シャルロットがH時の感想・本音を述べる日記モードも結構楽しめたッス。全体的によくまとまった良作だと思うよ。ただ、ラブラブ路線の作品ゆえ、ハードSM的な過激プレイがなかったのは少し残念だったなぁ。スパンキングやロウソク責め、浣腸といったSM定番調教がないのねん。「ご主人様のことを愛してるので、私どんなHだって受け入れます」的な、愛あるハードSMを描いても良かった気もする。あと、物語終盤でホロッとさせてくれるシナリオは◎なんだけど、エンディングの種類が少なく、やや一本道展開になってるのは評価が分かれるかも。まぁ、トータルではルネらしい完成度の高い作品に仕上がってるので、買って後悔することはないと思うよ! メイド好きに是非!!
(by イ・ヤン提督)