催眠生活〜校則だから仕方ない!?〜

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学園全体が集団催眠状態に陥ってしまった!?

家庭の事情で転校を繰り返していた主人公・河合隼人は、数年の歳月を経てようやく生まれ故郷に戻ってきた。今まで作れなかった友達を百人作ることを目標にしていたのだが、久々に再会した幼馴染・竜巳麻希乃のトラブルメーカーぶりに翻弄され、彼女と親しい隼人も問題児扱いされるハメに！　友達作りなんて夢のまた夢…。平穏無事な学園生活を手に入れるため、隼人は祖父から伝授された催眠術を駆使して麻希乃をコントロールしようとする。しかし、彼女は催眠術を受け付けない体質らしく、催眠術をかけ損なってしまう。ところが、催眠術をかけていた場所は放送室で、隼人の暗示は機材を通じ学園全体に広がっていたのだ!!　全校中が暗示にかかってる状況を利用し、麻希乃を素直でお淑やかな女のコに人格矯正することができるだろうか？

この作品は催眠ＨにスポットをあてたAVGだが、既存の催眠ゲーとは異なり、凌辱テイストは皆無に等しい。主人公に対し嫌悪感を抱いているヒロインに催眠術を施し、無理矢理人間関係をねじ曲げＨするような展開とは違う。例えば、“催眠術で大胆な振る舞い（Ｈも含む）をさせ、消極的な性格を改善する”みたいな、催眠Ｈ＝治療という大義名分を持たせているのねん。基本、催眠術をかけられ不幸になるヒロインはひとりもいない。もちろん、主人公が施す催眠Ｈは善意のモノだけではなく、欲望・煩悩が暴発する悪戯系Ｈもある。悪戯系Ｈはやってることはドイヒーなのだが、結果的に丸く収まるというか、うまくコミカル路線に話を持っていくので、鬼畜っぽさはまったくない。メーカーHPに「女の子を操る既存の催眠術遊びを嫌悪感なく提供することが企画コンセプト」とあるが、まさにドタバタ感満載の学園ラブコメ作品に仕上がっている。

©C:drive.

ただ、凌辱色の薄い催眠Ｈは、クリープのないコーヒーのような味気なさがあるのも否めない。凌辱色を濃くしろとは言わないけど、せめてハーレムルートがあっても良いのでは？　一応、おまけシナリオでハーレムイベントを観賞できるけど、こういう華のあるイベントは本編中で見せてほしいよね。オマケじゃなくメインでやってほしい。あと、催眠術にかかってるときは目の光が消えるとか、抑揚のない口調でセリフを喋るなど、催眠ゲー定番の演出なんかも盛り込んで欲しかったなぁ。催眠状態に陥っていることが見た目に判りにくいので、催眠フェチな人はテンション上げにくいかもしれない。

催眠ゲーとして評価すると少し辛口になっちゃうけど、学園ラブコメAVGとして評価するなら“極上の仕上がり”と言っていいだろう。麻希乃の暴れっぷりは痛快で、ストーリー展開もメリハリがあってGOOD！　しかも、ラブコメ作品では描きにくい過激なＨシーンも、催眠Ｈが上手く穴を埋めてる感じで、ヌキゲー的にも使えるレベル。回想は46シーンもあるので、ラブコメ作品としては上々のエロボリュームと言えるだろう。個人的にツボにハマったのは、学園の常識を非常識なものに改ざんする集団催眠Ｈ。ノーブラ・ノーパン運動強化週間や、全裸での水泳授業、不純異性交遊をチェックするための処女検診等々、エロ面白い催眠Ｈが気に入りやした。処女検診で女のコが恥じらいながらもアソコを“くぱぁ”と広げる瞬間、思わず鼻血が出そうになりやした。純愛テイストの作品な割りに、アナルSEXや野外Ｈが多かったのも嬉しい誤算。

総論としては、既存の催眠ゲーを遊び慣れてる人には、ちょっと物足りなく感じるかもしれないが、キャラのエロ可愛さが際立った作品なので、ヌキゲー的にも十分使える秀作だと思う。拙者的にはキャラの魅力にシビレたので★4個評価にしたけど、催眠ゲーとして評価するなら★3個ぐらいかもしれない。学園全体が催眠状態に陥ってる状況を利用した、ハーレム感溢れる乱交展開なんかがあれば文句なかったんだけどなぁ〜。惜しい！

   使い方

攻略

分岐ポイントは処女検診イベントのとき、だれのアソコをチェックしたいと主張するかで決まる。攻略は簡単だ。ちなみにおまけシナリオは一本道のハーレム展開。見る順番は最後がオススメだ。

（by イ・ヤン提督）