おっぱい戦争〜巨乳VS貧乳〜

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巨乳と貧乳をめぐる戦いに終止符を打て！

22世紀初頭頃から、女性のバストがＡサイズ以下の貧乳か、Ｅカップ以上の巨乳しか生まれなくなるという原因不明の珍現象が始まった。やがて世界は貧乳派と巨乳派に分かれ、「どちらが優れたおっぱいなのか？」という論争を始めるのだった。そして、双方の主張はエスカレートしていき、ついに戦争に発展してしまった！　そんな愚かな争いに終止符を打つため、世界政府はエロのプロフェッショナルが集う組織「イーグル」に、双方の女王を堕として和平工作を進めるよう依頼してきたのだった。エロリストのエース主人公・高村学は、はたして世界平和を取り戻せるのだろうか？

©softhouse-seal

まずは低価格ソフトおなじみのボリュームチェックからいきまっしょい。基本CG20枚、回想19シーンという構成は価格相応と言えるね。ただ、一般的な低価格ソフトと違って、アニメーション演出を盛り込んだり、戦闘にカードバトルを採用するといった創意工夫が見られるので、一般的な低価格ソフトより一段上のクオリティに感じるね。物語の尺そのものはさほど長くはないが、カードバトルをプレイしてる時間があるため、結構遊んでる感を味わえスカスカ感はあまりない。低価格ソフトとしては、かなり頑張ってると思う。

とはいえ、フルプライスのカードバトルに比べると、低価格ソフトゆえのチープさが目立つのは否めない。双方が出したカードの合計値の大小だけでHPのダメージ算出を行うため、カードバトルならではの駆け引きはあまりない。特殊カードが2種類ほど存在するが、単純な殴り合いになりがちだ。紹介でうたってる「手に汗握る知能戦が楽しめる」というのは、ちょっと大げさな気がするにょ。個人的には、地水火風の属性要素や、特定カードの組み合わせで特殊攻撃ができる必殺技システムなど、カードバトルおなじみのギミックなどを採用して欲しかった。ぶっちゃけ、フリーバトルモードで何度も戦いたくなるような熱い戦闘システムではないけど、ゲームを盛り上げる演出としては十分評価できる。

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さて、肝心要のＨシーンだけど、拙者的には少し消化不良気味かなぁ。ストーリーは“オッパイ”がキーワードになってるけど、Ｈシーンではオッパイにさほど固執せず、普通にＨしてフィニッシュに到達する感じ。おっぱいを愛撫するシーンやパイズリもあるけど、普通のゲームとエロのテンションはさほど変わらない印象だ。もっと粘着的にオッパイを責め、オッパイ星人たちが生唾を飲み込むようなディープなシーンを描いて欲しかったッス。あと、女王の配下が双方ひとりづつしか登場しないので、スケールの大きい話の割りに、こぢんまりした感じになってるのは少し残念だね。低価格ソフトなので予算的にキャラを乱立できないとは思うけど……。このソフト、スケール大きくしたフルプライス作品として出会いたかったなぁ。基本的なノリはすごく好き。

シナリオ的には、巨乳・貧乳・ハーレムエンドの3種類をフォローしており、手堅くまとまった仕上がりになっちょります。繰り返しプレイを想定し、一度戦った戦闘シーンをスキップできる配慮も嬉しいところ。ちなみに、戦闘に勝利できずに行き詰まったら、難易度をイージー設定にすればOK。イージーでも見られるCGは同じだ。というワケで総論でやんすが、Ｈシーンではオッパイに対するフェチ度がやや足りなく感じるものの、ストーリー自体はおバカなノリで面白い。カードバトルもおまけレベルのものだが、低価格ソフトとしては十分遊べる作品だと思うよ！

   使い方

攻略

エンディングは3種類存在する。貧乳幹部→貧乳女王と選べば貧乳エンド。巨乳幹部→巨乳女王と選べば巨乳エンド。双方の幹部を選べばハーレムエンドとなる。戦闘に勝利することだけに集中すれば、攻略は比較的簡単だ。キャラ選択画面ではセーブできないので、手前でセーブポイントを設けよう。

カードバトルは運の要素も大きく必勝法は存在しないが、拙者のお薦めパターンを紹介しておこう。1ターン目では最弱のカード1枚で攻撃し、敵に3枚のカードを消費させよう。で、敵の攻撃も弱カードで対応し、数値の大きいカードは温存。2ターン目の攻撃から強カード3枚でゴリ押ししていくのがオススメだ。どうしても勝てないときは、イージー設定にすると楽だ。

（by イ・ヤン提督）