催眠コスプレ広場
黒雛 | Windows2000/XP/Vista/7 | 800x600 |
ダウンロード版:2980円(税込) パッケージ版:3150円(税込) | 1Play2時間 | 属性:コスプレ、催眠 |
難易度:2 | ダウンロード版:2010/9/10発売 パッケージ版:2010/9/24発売 | オススメ:☆☆☆ |
コスプレイヤーを催眠で調教
©黒雛
主人公・月島健二は、コスプレイベントで知り合ったコスプレイヤー・向井はるなに一目惚れをしてしまう。そして、想いを託した手紙を書くのだが、はるなはその手紙を読まずに棄ててしまった……。そんなはるなへの復讐を決意した健二は、通信販売で催眠洗脳キットを購入。夏のビッグイベント・コミックフェスティバルで、健二の復讐が始まる。
コスプレをしたヒロインを露出調教していくというのが本作のメインなわけだけど、物語上のポイントはヒロインのはるなが最後まで理性を残しているという点かな。主人公は強力な催眠洗脳キットを使ってはるなを思い通りに動かしていくのだけど、はるなは最後まで何か異常なことが起きているということは認識しているし、羞恥心も失わないわけだ。催眠モノというと相手を完全に支配してメチャクチャな行動をさせるパターンと、相手の理性を残したままのパターンがあるわけだけど、本作は後者ということになる。どちらが良いかはプレイヤーの好み次第ということになるだろうけど、ただのビッチは嫌、ヒロインはちゃんと羞恥心を持っていなきゃダメという人には合うんじゃないかと思う。また、ヒロインは向井はるな1人だけで、はるな以外の女性キャラは一切登場しない。まあ、低価格ソフトでヒロインの数を増やしても、1人1人のイベントが薄くなるだけだし、はるなはコスプレイヤーであるため、見た目は全く別人のようになってしまうので、単調さは感じないね。
©黒雛
ただ、公式サイトの「催眠調教で徐々に堕ちていく過程を丁寧に描写!」というのは、ちょっとばかり誇大広告かなという気も。低価格ソフトとしては頑張って過程をしっかりと描いている方だとは思うんだけど、やっぱり低価格ソフトのボリュームでは限界がある。それにはるなが健二からの手紙を棄てたことが物語の発端ということになっているけど、ゲームをプレイした感じでははるなはそんなことをするキャラクターに見えないんだよね。なにか2人の間に行き違いがあったという設定なんだろうけど、そのあたりは全く描かれていない。こうした部分は低価格ソフトではやむを得ないところではあるんだけど、調教の過程をウリにするのなら、もう一息頑張って欲しかったところだ。あと気になる点としては、物語の視点が一定していないこと。視点が健二の一人称だったりはるなの一人称だったり、場面によっては三人称だったりするのでプレイしていて混乱してしまう。視点は統一するか、視点切り替わりをもっとはっきりさせた方が良かったんじゃないかな。
Hシーンに関しては、イベントCGが差分抜きで35枚、イベント数14となっていて、コストパフォーマンスは良好。イベントCGも大きく崩れているものはないし、コスチュームによってキャラの雰囲気が変わるのも良い感じだ。ただし、どのイベントもオナニーなどをギャラリーに見せつけ、その後本番という流れなのはやや面白味に欠けるかもしれない。催眠という設定を使えばどんな無茶な命令でもアリなわけだから、もっとイベントに変化をつけても良かったんじゃないだろうか。なお、はるなとHをするのは主人公だけで、輪姦イベントなどは一切無いので、寝取られは嫌いだという人も安心ですな。
全体の印象としては、手堅く作られた低価格ソフトという感じかな。致命的といえるような欠点はないので、催眠モノやコスプレモノが好きなら楽しめるかと。手堅すぎてインパクトに欠ける内容になってしまったのは、ちょっと残念だったけどね。というわけで、オススメ度は☆3つだ。
攻略
選択肢は二択のものが1回出てくるだけなので非常に簡単。ただし、ノーマルエンドと露出狂エンドを見ただけでは、ゲームコンプリートにはならない。この2つのエンディングを見た状態で「水着のコスプレ」を再度選択すると、洗脳完了エンドへのフラグが立つようになっている。
メイドのコスプレ |
【ノーマルエンド】 |
水着のコスプレ |
【露出狂エンド】 |
(上記の2つのエンドクリア後) |
水着のコスプレ |
【洗脳完了エンド】 |
(by Suno)