姦獄学園〜学園公認、恥辱の課外授業〜

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エリートになるため性徒の道を歩む

市民を一級、二級、市民権停止と階級分けするようになった社会。父の汚職によって市民権停止されることになった主人公・皆瀬清華は、持病を持つ弟のために一級市民への復帰を目指すことに。その方法はエリート育成校の北都中央学園を卒業することのみだった。しかし、この学園は性処理奴隷や高級娼婦を育成するための学園でもあった。日々、淫らな調教を受けることになった清華はどうなってしまうのか？

©Liquid

学園を舞台にした調教モノである本作だけど、ゲーム全体の雰囲気は意外とシュールな感じかもしれない。どこがシュールかっていうと、舞台となる北都中央学園にはマトモな学園としての顔と、いかにもエロゲーらしい異常な顔の2つが同居しているところ。北都中央学園も学園である以上、教師がいるわけだけど、この教師が意外とマトモなんだよね。テストの返却時は学生1人1人に丁寧に声を掛け、進路指導では親身なって相談に乗ってくれる。見方によっては「良い先生」でもあるわけだ。そんな教師が当たり前のように主人公たちを陵辱していくのが、とてもシュールに感じる。この雰囲気に加えて、主人公たち女子学生は陵辱されることを納得ずくで入学しているので、陵辱モノの設定としては、やや弱さを感じるかな。

全体の雰囲気がどうであれ、本作が陵辱メインのヌキゲーである以上、Ｈシーンが最も重要なわけだけど、Ｈシーンはやや単調な印象を受けた。まず、シチュエーションが男子学生たちによる輪姦がメインであること。輪姦ももちろんアリなんだけど、それだけが続くとさすがにダレてしまう。そして、ヒロインたちの反応が最初は嫌がっていたのが輪姦されているうちに感じてしまい、最後はアヘアヘに……というパターンばかりであること。メインヒロインである清華は入学時点では処女という設定なのだけど、処女の時から完全に調教されてしまったゲーム終盤に至るまで、反応がほとんど同じというのはどうなんだろう？　陵辱する側もほとんどはモブキャラなので、余計に変化が少ないんだよね。陵辱も一応学園の授業の一環なので、Ｈをするにも大義名分が必要なわけだけど、その大義名分の多くが懲罰ということになっているのも変化の乏しさに拍車を掛けている。

©Liquid

なんというか、せっかくの設定を活かし切れてしないなぁという印象なんだよね。社会に公認された娼婦育成のための学園という設定なのだから、懲罰だけでなく、通常の授業の中でＨを取り入れて欲しかったなと。そうすれば数学の授業と体育の授業とで当然Ｈの内容は異なってくるだろうし、ここまで平坦な印象にはならなかったんじゃないだろうか。また、舞台となる学園の制服はブラジャーは丸出し、スカートも下着が見えそうなギリギリの長さとなっている。そのほかにもスケスケのスク水や体操着などが制服として登場するのだけど、こうしたエロいコスチュームをイベントに全く活かしていないのももったいない。エロのバリエーションを増やすという意味でも、せっかくのコスチュームを使わない手はないと思うんだけどねぇ。

不満ばかりを書いてしまったけど、エロのボリュームという点で見ればイベントは61あり、それぞれの尺も長めなので実用性は高いともいえる。CG枚数も差分抜きで90枚あり、コストパフォーマンスも悪くない。シナリオやエンディングの分岐も多いので、Ｈシーンを見たいというニーズには十分に応えることができると思う。特にダウンロード版ならば6800円という、ミドルプライスに近い価格で購入可能なので、手も出しやすいんじゃないかな。やや控えめのアヘ顔も悪くないので、オススメ度は☆3つ。ひたすらエロのボリュームを求めるという人に。

   使い方

攻略

本作はエンディングは5種類だけど、エンディングに関係する選択肢以外でもイベントが分岐している。したがって、選択肢総当たりでのプレイが必須。選択肢が出てきたら必ずセーブしておこう。

（by Suno）