世界に男は自分だけ、全世界の女性を妊娠させて人類を救え!〜ザーメンキャラバン認定ソフト〜
MBS TRUTH | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
9240円(税込) | 1Play10時間 | 属性:中出し |
難易度:4 | 2009/12/25発売 | オススメ:☆☆☆ |
人類を救うため世界中の女を孕ませろ!
©MBS TRUTH
酷い風邪を引いた主人公は、早退して眠りについた。そして目覚めた時は、なんと1年後。しかも、新型インフルエンザの流行により、全世界の男は死滅していた! このままでは人類が滅んでしまうというわけで、世界最後の男となった主人公は、世界中の女のコを孕ませるためHに挑むのだった。
世界最後の男となった主人公が、ハーレム状態でHしまくるという、至ってシンプルなバカゲーですな。こういうアホな設定のゲームって、結構好きなんだよね。ゲームシステムもシンプルで、ゲーム本編は平日はひたすらリアルタイムモードで大量の女のコとHをし、1週間に一回ある休精日(要は休日だ)にイベントが起こるという流れ。リアルタイムモードでは何人の女のコとHをできるかを競うことになるんだけど、これはゲームの進行にはほとんど影響していないっぽい。というわけでゲーム性はほとんどなく、ひたすらエロを楽しむというのが、このゲームの正しい遊び方なんだろう。
©MBS TRUTH
実際にプレイしてみるとシナリオ、ゲームシステム共にかなり問題があると感じた。まず、登場キャラが異常に多いわりに、キャラクター性がまったくないこと。ほとんどのキャラが1回限りの単なるヤり捨て要員で、そのキャラの個性がまったくといってよいほど表現されていないんだよね。これはメインヒロインクラスのキャラに関しても同様で、個別シナリオもなく、散発的にHイベントが発生するだけ。これではキャラに他する思い入れなんて持ちようがない。例えバカゲーであろうと、キャラに対する思い入れって大切だと思うんだよね。思い入れがないキャラのHシーンがいくらたくさんあっても、あまり楽しめないと思うのは自分だけだろうか? そして、主人公の日常生活があまりにも退屈。散歩をしたり注射をされたりといったことの繰り返しで、ゲームスタートからエンディングまでまったく変化というものがない。こんな日常生活なら、ない方がマシだろう。主人公にしても、地球で最後の男になってしまったことを悲しむわけでなし、かといってハーレムだぜ! と喜ぶわけでもなく、ただ淡々とHをするだけ。物語の起承転結というものがまったくなくて、起承結という感じなんだよね。せめてメインヒロインクラスのキャラに関しては、個別のシナリオを用意してほしかったなぁ。
ゲームシステムについても、非常に変化に乏しい。この作品でゲーム性のある部分はリアルタイムモードということになるわけだけど、これは単にマウスを連打するだけ。ゲームのメインウインドウのほかにサブウインドウが表示され、そこでどれだけ人口が増えたかをリアルタイムで確認できるのは面白いけど、それだけではすぐに飽きてしまう。ゲームスタート時点で回答するアンケートは、答え方によってゲーム期間が25年から99年まで変化するようだけど、普通にゲームを進めていれば20年もかかることはまずない。なので、アンケートはほとんど意味がないと思われる。さらにHをするキャラをプレイヤーが選ぶことができないのもマイナスポイント。これはキャラに対する思い入れが持てないということにも関係することだけど、誰とHをするかはプレイヤーに選ばせてほしかったね。
とりあえずHシーンは豊富にあり、CGのクオリティも決して低くないということをオマケして、オススメ度は☆3つ。ゲーム性を求めるとか、ストーリーを楽しみたいとか、キャラに萌えたいという人は手を出さない方が無難だろう。ひたすらHシーンさえあれば満足という人にのみオススメしたい。
(by Suno)